2015年9月30日水曜日

どのタイミングで動き出す?構えるのか?  〜特にディフェンス〜

今日、久しぶりに大学の練習時コートに入って汗をかけました。
体調はもう大丈夫のようです。あと10日余りでリーグ戦に入ります。私も役割を果たしていけるかな!

さて前回、フットワークやフォーム、動作のイメージ作りに関したことを書きましたが
それをいかに「ゲームに活きるもの」とできるか?といったことを書きたいと思います。

以前、女子の大学生と高校生の練習ゲームを
            コートサイドでじっくり見れる機会があり・・・ 

その中で・・・高校生たちが・・・
「強打は拾えるけど軟打に対応できない」姿が余りにも多く見られました。

そこで大学生と高校生のレシーブ(ディグ)時の動きをガン見して比べてみると・・・

大学生・・・相手コートのボールが動く状況にゆったりとタイミングをはかり
      「ここからくる!」と分かった時点で素早く移動・・・そして打ってくる
      直前に構えていました。
高校生・・・相手コートのボールが動く状況に構えながら待ち、「ここからくる!」と
      分かった時点で素早く移動・・・だが・・・構えるタイミングが見事に
      「相手が打つ瞬間」でした。

その高校生たちはきちんと後方やサイドに移動するためのステップは教えてもらっており
移動もスムーズでした。
大学生と違ったのは・・・初めから「ガチッと」待っていたこと・・・これは経験していく中で力は抜けていくのかもしれません(今回は割愛)

もう1つの大きな違い・・・あえて言うなら「ゲームの中での勘違い」・・・は、
素早く移動して・・・
「最後の構えるタイミング」!!

もうお分かりだと思いますが・・・
相手アタッカーが打ってくると同時に構えていたのでは「受けること」はできても
様々なボールへの「対応は難しい」姿になる・・・ということ・・・。

とかく選手たちのプレーを「コンタクト」や「コントロール」時、またフォロースルーの在り様で判断しがちですが(そう言った話・コメントはよく耳にします)、

「移動して構える<タイミング>」がどうなのか?に目を向ければ解消できることも多々あるのではないか?と思う訳です。

そこを見ないで「動け!」「もっと柔らかく?!」みたいなことを言ってもタイミングがズレていては選手はどうしようもないことになりますよね?!
タイミングの取り方はステップを教えるのと同様にきちんと伝えてあげる必要があると思います!!

選手自身も、対人レシーブやコート上でのレシーブ練習でできているのにゲームになると上手くいかないことがあるなら・・・
この「タイミング」も1つの<チェックポイント>にしてはどうでしょうか?

一生懸命にフットワークをマスターしできるようになってもタイミングを外せば活きたものにならないのは・・・もったいないですからね!!

イメージ・フォームを作って・タイミングをはかる・・・それを有効にしているのは??
で、
まだ続きがあって・・・

「どこを見て判断(移動や構えまで)するのか?」にかかってくる訳です・・・。

外からは一番分かりにくい本人だけにしかまさに「見えていない世界」・・・

「視野」とか「見るポイント」など・・・
        「見て判断している『眼』と『頭の中』」

ここに行き着くのだと思っています。
次回はここに関して書きたいと思います。

だんだん怪しいブログになってきているような・・・・(笑)

最後まで読んで下さりありがとうございました。


2015年9月27日日曜日

野球・ゴルフ等の「素振り」のようなものってバレーボールではどうなの??

それぞれのスポーツにおける「基本動作」や「フォーム」というのは、やはり重要な「要素」であることは確かでしょう。

野球やゴルフの素振り・・・当たり前のようにやっている・・・
柔道や相撲のすり足の動作・・・上半身の動きと合わせての足の動き・・・
バスケットボールのデフェンス動作・・・中高にいくとよく隣で練習・・・アップ〜動作
                   練習の時間の多さに感心します。

さて、バレーボールではどうでしょう?
フットワークの基本は「サイドステップ」と「クロスステップ」そして「ランニングステップ」・・・
いろんな場面であとは・・・「組み合わせ」・・・・
それに上体の動きと合わせた「フォーム」・・・これが基本なのですが・・・

多くの場合・・・
各場面(レシーブ・アタック・ブロック、それぞれのポジション等)でのフットワーク・ステップを教え・教わっているかと思いますが・・・

最初に伝えるだけで・・・
<すぐにボールを使って>・・・その中での習得といったことが多くはないでしょうか?

それも重要なことではあると思いますが・・・
ボールを追いかける、コンタクト・コントロールすることに意識が向きすぎると・・・
上体に意識が行き過ぎて・・・
「全体像として」のフォームや動作の習得につながりにくくなっている・・・
そのような視点も必要かと思う訳です。

アップの続きでもいい・・・
各セクションのアップとしてでもいい・・・ので・・・
短時間でも・・・
各場面におけるフットワーク・ステップ・・・基本的動作の時間を作ってはどうでしょうか?

スムーズで素早い移動のため・・・・
最後の足の位置の確認・・・特にレシーブ時における移動した側の外の足の方向・・・
力強い踏み切りのための移動・ステップ・・・アタックやブロック・・・

単に脚の送り方というだけでなく・・・
「なぜそうなのか?」ということのプレー内でのイメージも育める・・・
「動き」と「イメージ」を合わせながら・・・

ボールを使わないところでの・・・
言わば・・・
「素振り」のように・・・

フットワーク・ステップに是非取り組んで欲しいなと思います。

個人はもちろん・・・
コート内でシステムの確認等と合わせて是非!!!

ボールを使ってやることと・・・
使わないでやること・・・
どちらがいいというのではなく・・・
どちらもやっていけばそれだけ「力」になると!!


家で自分でするのもオッケー!!
体育館で・・・
待って見ている時間が多いなら・・・・
あちこちで「素振りのイメージステップ」をする選手が見られると・・・
面白くなるような夢を持っています(笑)

いづれにせよ・・・
それだけ・・・
「基本動作」「ステップ」と
それに伴う「イメージ」は・・・
必要不可欠な・・・
「バレーボールの重要な要素」であることは確かでしょう。

これらの「基本的動作」の習得〜「連動した動作」がまた重要・・・
そこに繋げるための取り組みにもなるかなと思います。

そしてボールがある時・・・もちろんゲームの中で活きていくには・・・
「どのタイミングで動き出すのか???」
これがまた大切で・・・
以外と選手任せになっていて・・・できる・できないの差に表れていないか?と感じたりしています。
ここは・・・・
「次回」書こうかと・・・・

またご意見等下されば嬉しいです。

最後まで読んで下さりありがとうございました。

2015年9月23日水曜日

Wカップバレーボール終わる  〜方向性を見いだした全日本男子〜

Wカップ終わりましたね。
あっ、まだ大事な試合(アメリカVSアルゼンチン)やっていますが・・・

今回の大会で注目したのは・・・
全日本男子の「変化」です。

サーブを攻める!!
アタックをブロッカーの手のひら基準に打つ!!
リードブロック!!
セッターの在り方とは?・・・!!

などなど・・・
選手が若返って粋が良くなったということではなく・・・

「勝つためには何が必要か??』ということのコンセプトの・・・

「論理的理解」と・・・
「必要な練習」と・・・
「やってみて実感したこと」等が・・・

単に誰か個人的なレベルではなく・・・
全日本男子という「チームとしての共通認識」として受け入れられ・・・
取り組んできた結果の変化の表れだったように思えてなりません。

「バレーボールが面白いぞ!!」と感じた人が多かったのは満員の観客が示しているところで(違う目線もあるでしょうが(笑))、これまでにはなかった変化があるからこそ多くの人が「面白いぞ!!」と純粋に感じたのではないでしょうか?


では、何が一番変わったのでしょうか?
コンセプトであり各ポジション・個々人の役割や技術に表れたのは確かですが・・・

私は・・・
「これまでの経験や価値観(バレーボールはこういうものとしてきたとらえ)」から・・
自分たちに無いもの・・・
自分たちに必要なもの・・・に・・・
目を向け・取り込めたからだと思っています。

表面上の技術等ではなく・・・
「バレーボールにはもっと自分たちが知っている範囲外に多くの『お宝』がある!!」
そのことに共通の理解をしてチームとして準備ができてきているのではないでしょうか?

ですから・・・たとえば・・・
能力的に高くても・・・
自身の経験値しか考えずにいたり・・・
そのことを守る感覚で(無意識でも)チームのコンセプトに批判的な行動・言動をする人間はいらない!!ということになるかと思います。
まあこれは方向性が間違ってしまうととんでもないことになりますが・・・

とにかくこれからの全日本男子に楽しみとワクワク感を持って応援したいと思いました。

これから「Vリーグ」が始まります。
その中にも・・・
「世界で闘うため・通用する攻防」・・・・
「面白いバレーボール」が展開されていきますように・・・


このことを・・・
単に「日本代表のお話」で終わらせるのはもったいないとも思っています。

今自分たちがいるチームにおいても・・・
現在やっていること「だけ」を進めるのではなく・・・
「違う観点」「知らなかった方向・事実」にアンテナを向けてみると・・・

もっともっと多くの引き出しを持て・・・
選択できる力を身につけられ・・・
相手とのやりとりがおもしろいものになり・・・

選手たちにとって・・・
「バレーボールはまだまだおもしろくできる!!」と・・・
意欲的にもなり・・・
上手くもなり・・・
強くもなっていける・・・・  

「大いなる可能性」を見つけるチャンスが見えるかもしれませんよ!!

その可能性やチャンスを具体的な方向で示そうと取り組んできたのが全日本男子で・・・
「ずっと面白いバレーボール」を見せてくれたのですから!!!

指導者も選手も・・・
今回ワクワクできたのなら・・・
変化の方向に向かう・・・・


「今がチャ〜〜〜〜ンス!!!!」

といっておきます・・・。


最後まで読んで下さりありがとうございました。

2015年9月21日月曜日

そのプレーに「意図」はあるか?

一昨日のラグビーW杯の試合の感動が未だに覚めやらず状態の今日です。
闘い続ける「闘志」と冷静な「判断」「選択」するチーム力にただただ感動!!!

そんなことを思いながら・・・・
先週大学の合宿〜練習ゲームを通して選手たちの様子を見つつ感じたことです。

合宿の中では・・・
ゲームの流れの中で・・・
それぞれに「ポイント」を意識しながら練習をしていきました。
その時にすぐにやってみれることもあれば・・・
なかなか上手くいかないこともある・・・

それは「自分の感覚(知っていること)にないものを取り込んでいく」ことではないかと思います。

その後、練習ゲームをしてきていますが、その中で・・・
各プレーに合宿で取り組んだことが表現される場面があちこちに見られました。

もちろん、これまでに身につけてきたものを使って「相手と対峙する」プレーも各所に見られますが・・・

大学生だから・・・合宿で集中的にやったから・・・それもあるかもしれませんが・・・

「何か目的を持ってプレーしているか?」「注目しているところは確かか?」等々
各所のプレーに

「意図」があるかどうか・・

それでたとえミスになっても・・・
「しようとしたのか?」「ただそうなったのか?」
同じ結果でも大きな違いがあるのは必然で・・・

「たまたま」プレーと「意図を持った」プレーでは・・・
そこから発展するには大きな差が生まれる・・・は、容易に分かること・・・。

ボール任せ・身体能力任せではなく・・・
やっぱり「頭が決めてプレーしたボール」でないと面白くないと思う訳です。

その表現された姿が「意図あるプレー」として表れる訳で・・・
ここはきちんと見ておかないと・・・
そこからの指導・指示・言葉がけなどが違ってくると思っています。

これは大学生というのではなく・・・
どのカテゴリーでも・・・

その時々の「その子どもたち」にできる
「意図したプレー」をのびのびとやってみれること・・・が・・・

けっこうその後に大きな力として・・・
「繋がって」「広がって」いくように思います。

ぜひ
「意図あるプレー」ができるように・・・
環境や
選択肢や
言葉がけや
判断やらをいつも考えたいものです。


とりとめなく綴ってしまいました・・・。(ここ数日体調イマイチで・・・お許しを)

最後まで読んで下さりありがとうございました。

2015年9月15日火曜日

「イップス」 〜心理的ダメージでできないプレーではないか??〜

「イップス」という言葉をご存知でしょうか?
私もごく最近になってSNSで目にするようになったり、TVでゴルファーの丸山茂樹プロが自身のイップス体験を話されていたりで知りました。

「イップス」Wikipediaより・・・
  1. イップス(Yips)は、精神的な原因などによりスポーツの動作に支障をきたし、自分の思い通りのプレーができなくなる運動障害のことである。 本来はパットなどへの悪影響を表すゴルフ用語であるが、現在では他のスポーツでも使われるようになっている。
  2. イップス - Wikipedia
詳しく知りたい方はネット検索してくださ〜い!

今回書くのは、私も全く詳しく調べた訳ではないので、正確な「イップス」状態かとかアプローチの仕方とかではなく・・・
「イップス」ということに触れてみて・・・
バレーボールのいろいろな場面で心理的なものが原因でプレーに支障をきたしている選手が結構いるのでは?
ひょっとしたら本当に「イップス」なのかもしれないし、全くの「気の持ちよう」なのかも知れませんが・・・
そういった状況にある選手に対しての一考として・・・
今回「イップス」をキーワードに思い浮かんだことを書いていこうと思います。

たとえば・・・
練習ではできているのに・・・試合になると・・・
・サーブを思いきって打てない・・・
・特に試合後半、ブロックを避けるように繋いでしまうアタック・・・
・2段トスが上がらなくなる・・・
・レセプションやトスがある時期からおかしい・・・

このような姿はよくあると思います。
特定の緊張場面で、その時だけできないのであれば切り替えて繰り返しの練習の中で技術的向上と自信をつかんでゲームでも勝つことに向かっていけるかと思うのですが・・・(いきつもどりつでしょうが・・・)

選手の試合経験の中で、特に勝敗に関わる大切な場面でミスをしてしまったりシャットアウトをくらったりしたことが・・・
心の何処かに大きな「ダメージ」として残ってしまっていたとするなら・・・・
(原因が自身のものだけでなく、それによって周りから怒られる・言われるも因子かと)

同じようなシュチュエーションで意識・無意識に関わらず・・・
フラッシュバックするかのように・・・
「できない」ことが起こる・・・

これは容易に想像できるのではないでしょうか?


単に「自分の思い込み」・・・たとえば「ドキドキしてしまう」「これは苦手」等・・・
であれば・・・
「がんばれ!!」でいいかと・・・。

しかし、「分かっている・気持ちもしっかり向かっているけどどうしても身体が上手く動かなくなってできない」ような状態であれば・・・

同じように見える「大事な場面でのミス」や「気の弱いプレー」もアプローチを考えてあげることが必要なのかもしれないと・・・
この「イップス」ということを見聞きする中で思う訳です。


ネット上で「イップス」を<うつ病>にたとえている文がありました。
<うつ病>
分かっているけどできなくなる・・・思考がどんどんネガティヴになる・・・等々・・・

「イップス」か?「単なる気弱」か?の解釈は、非常に繊細で微妙なところで・・・
うつ病の一般的なとらえを例にして・・・
・「そうなんだ」と理解してアプローチを考える人・・・
・「そうかとは思うけどどうなの?」と半信半疑になる人・・・
・「いやいや怠け病や」と思っている人・・・
同じ「困った状態にある人」をみても受け止めは様々ですよね。
ですからこの「イップスかも?」についても一様な線引きはできない、逆に線引きは危険かと思います。

ただ・・・
選手たちの「できないでいる状態」がひょっとしたら・・・いくら練習を重ねても・・・
「改善されにくい心理的ダメージが原因」だとしたら???

こういう視点を周りの人間、監督・コーチ・スタッフ、また保護者の人たちが持つことによってクリアできる可能性が大きくなると思います。

ともすれば
試合になったら「ダメ」「下手」・・・「使えない選手」のレッテルを貼ってしまうことになりかねない・・・
私は絶対に「レッテル貼り」はしてはいけないとおもっていますので、回避策としても一考できればと思っています。

逆に気を使うあまりに・・・
選手が「ネガティヴスピーカー」(ネガティヴなことを受け止めてもらいそこで安定をはかる)になってしまっては、当然ながら先に進めなくなりますね。(ほんと繊細・・・)


数回前に「意識・集中」に関する記事の中で「選手に預けてしまわずに・・・」といったことを書きましたが・・・
今回も同様で・・・これまではとにかく「頑張れ」「乗り越えろ」「何やってる!」等々選手が全てを引き受けるような持って行き方でしたが・・・
指導する側や見守る人の側が「支え」「後押し」できるような方向も持ち、選手たちがよりスムーズにバレーボールに取り組んでいけるような環境も考えてみてはいかがでしょうか?

最後は選手・こどもたちが「越えていく」のは事実で、そこにはとても「勇気」がいることで・・・本人しかできないことで・・・その「勇気の後押し」を考えつつ支えが良いかと思ったりしています。

バレーボールはチームスポーツであり・・・
「カバーし合う」ことがとても大切な他にないスポーツです。
チームのみんなも理解と支え、後押しできるようになればさらにステキですね。

アプローチとして思いついたことを1例として・・・
・まずは「目標」に帰る・・・向かう方向は持ち続ける!
・リラックスできる方法を知りコート上でできるようにしておく。
・そのプレーは何が大切か?を整理する・・・
      例えばサーブ・・攻めること・・ミスはダメの世界ではクリアできない。
             ・強弱やコース打など選択できる理解と技術の習得。
・気持ちをストレートに伝えられる・・・大人からの一方通行にならないように。
・また何度も同じ場面で同じことが起きるかもしれないが・・
             ・結果を「勇気が持てる方向」で返す。
             ・チャレンジできたことを評価      などなど


バレーボールも他のスポーツ同様に全体的とらえとして・・「心・技・体」のどれもが重要です。

「イップス」に関わらず「心理的側面」にも目を向け・・・
選手・こどもたちが・・・

「闘う」「勇気ある」「勝ちにいく」ことができる気持ちを育てていきたいものですね。

長々と綴ってしまいました・・・・。


最後まで読んで下さりありがとうございました。









2015年9月14日月曜日

練習をゲームにつながるように「味付け」していく・・・

うろちょろしている私ですが(笑)
今年度の登録は、北海道の道都大学のコーチです。

ということで、北海道大学リーグは10月に入ってから始まります。
今そこに向けて練習に取り組んでいるところ・・・

その日々の中で・・・
これまでは選手たちのテクニカル的な指摘を投げかけられるような見方を中心に見てきましたが・・・
練習内容に「プラスしたら」「その動きの速さを変えたら」などなど・・・

練習そのものを変えてしまおうという発想ではなく・・・
日々やってきた選手たちの感覚も含めて・・・
ミックス・アレンジを考えてみた・・・

というのを紹介してみます。


その1、「サーブ」&「レセプション」
中心的内容は・・・「戦術的サーブへの個々人の多様なサーブ」
レセプション側は・・・言わばレセプション?!

その中で・・・セッターの選手・・・2セッターなんです。・・・ということは・・・
自分がレセプションをするということは・・・必ず次に攻撃参加をする!
であれば・・・
レセプションに終わらず「アタック動作まで」を自分の練習に取り入れてはどうか?
これは、すんなり理解してくれたようで・・・その後取り組んでいます。
やってきたことに「プラス」で、同じ時間が「ゲームに繋がる練習」に・・・。

その2、「アタック・コンビ」
いわゆる「コンビ練習」で、ネット際(ブロック)から開いて打つということをやっていました。
でも・・・
ブロックを跳ぶ動作をする訳でもなく・・・チョロチョロ(笑)と下がって打つ・・・
課題意識があるからこそ、その動作を取り込んでやっているのですが・・・
さて、ゲームにつながるでしょうか?そうは思えません・・・もったいない!!

ここに関しては、指摘は置いておきました。なぜ??
「コンビ練習」全体がいわば「合わせる」という意識と雰囲気にあること。
「跳んで素早く大胆に下って」をそこで言ってしまうと「やらせる」ことになりそうだったので・・・。(監督と話をしてからかなって)

指摘した・しなかったについては、各選手の意識と私との距離感もあるかもしれません。

つい先日にちょこっと思ったことを例にしてみましたが・・・
例えばレセプションの練習なら・・・
フォーム・感覚を日々確かめるような・・・これまでと同じくがあって・・・
で!
区切って全く別設定にするのではなく・・・
「プラスして」・・・レセプション〜アタックとか・・・
         ・ミドルの選手の難しい方向からのクイックへの動作とか・・・
         ・セッターの左右後方からのセットアップとか・・・
ちょっと付け足せば・・・日頃課題になっているところもプラスしてゲームに近づく!!

さらにブロックをつけるとか・・・じゃあ、レシーブまでつけるか!!・・などなど・・

中心とする課題は「サーブ&レセプション」であっても・・・
その他ゲームに必要な要素を「加味」して「ゲームをイメージできた」練習になっていくように考えることは大切ではないかと思っています。
※「加味」ですので、ポイントは伝えても全てがっつり課題にするとイチイチ指摘が入って練習が止まったりする恐れもあるかと・・・加味してぎこちなくなってしまうのは注意ですね。

そのバリエーションは「これっ!!」と決まったものはなく、目の前の選手たちの人数や課題を見ながら「ゲームに繋がるプラスα」視点で構成していけばと。
人数というところでは・・・多くの見ている選手(長い待ち時間)を少なくするというところもあります。

要は・・・
限られた練習時間をゲームで活きるものに繋げるためにより有効な中味を考えて行きましょう!!
という提案でした。

また試してみて下さい。

最後まで読んで下さりありがとうございました。




2015年9月12日土曜日

ブロックを「構えて待つ」ことの重要性 〜もっとバレーボールがおもしろくなる〜

前回、高校での練習会のことを書きました。
その流れで今回も関連しながら書いてみようと思います。

ボールが相手コートに行ったなら・・・サーブの時も同じ・・・

すぐに配置して(ポジションを取って構える)・・・
ブロックの成功(ワンタッチ・ボールの緩衝、コース限定、プレッシャーの意)のカギはここにあります。

よく「ネットに沿って手を前に出す」や「揃える』ことが先に強調されたりしますが・・

ブロックを組織的に有効なプレーとしてゲームの中で機能させるには・・・
大前提として・・・・
「相手コートに眼をやり、いつでも反応・動き出す・跳ぶことができる状態で待つ!!」
ことにあります。

これは「キッパリ」と言い切れます!!!

さて、日本のいろいろなカテゴリー全体の中でどれだけあるでしょうか?

結構カテゴリーの枠を越え、様々なレベルのゲームを観てきました。
中々見つけられなかったというのが感想です。


レシーブ中心・攻撃の組み立て(いかに「コンビ」と言われる状況に持っていくか?)を軸に歩んで来た(私の解釈です)ことで・・・
良いところも当然多々あるでしょうが・・・

「置いてきてしまっている」
「もっとバレーボールを面白くできる」
要素に気付かずにきているのではないか?と思うんです。

やっていない訳ではないけれども・・・
必要な要素が抜けてしまっている・・・
やっていけばもっと確実に活きたものになると。

少し前に「ラリー中にアタッカーが下がりきれずに・・・」といったことを書きました。
基本的に同じことです。
サーブについても同様に思っています。
他にもいくつか・・・・

また別記事でまとめたいと思いますが・・・
「やった方が・・・」「できれば・・・」ではなく

「やるべきこと!!!」だと!!!


では、
なぜブロックで構えて待つことが重要か?

相手コートにボールが行くと同時に・・・
「相手の攻撃までの動きに注目できる」から・・・
「相手の誰々が攻撃してくるか?どのような攻撃か?」をチェックできるから・・・

そうやって相手の状況を観察・チェックし・・・
ボールの返球によって相手の攻撃の善し悪しの予測ができ・・・
すばやく反応した動作を起こすことができ・・・
有効な「ブロック」として活きてくる・・・

そうするとチャンスの「可能性」が広がる訳で・・・


「相手コートの動きをつぶさに見ていく」
これまでどれだけできてきているでしょうか?

単に「ブロック技術」というのではなく・・・・
「相手をとらえる」意味合いが・・・
ブロックの構えから取り組むことで・・・
選手たちのものとして・・・
ゲームに活かされ・・・

そうすれば・・・
もっといろいろなことを考えられたり、対応を理解できたり・・・
見える世界が変わるはずです!!

ブロック深し!!!です

きっと、バレーボールの面白さが広がっていくと思います。


最後まで読んで下さりありがとうございました。



2015年9月11日金曜日

「ブロック」に関しての練習会をしてきました!

昨日、高校女子(北海道ベスト8ねらう)チームに
ブロックの基本から実際のラリーの中での動作・視点等についてレクチャーを
約2時間してきました。

やはり・・・
理解をする・・・
意識する・・・
集中して取り組む・・・

内容はもちろん、上記の視点も加味しながら・・・
選手たちが「実感できる」ことが・・・
「力をつけていく」上で大切だと感じました。

今回の練習会はそう言う意味では「手応え」を選手も私も感じました。

1回のレクチャーで「できるようになる」ことはありません。
でも・・・
実際にやってみて実感できたことは・・・
この先、「意識的」に日々の練習の中で取り組めれば確実に「自分の・チームのモノ」となって行くと思います。

そのような思いもあって・・・
振り返ってもらうべく・・・
取り組んだ内容の資料を選手たちに配布してみました。

日々、思い出しつつ意識続けていってほしいものです。


昨日の<練習内容>と
生徒に配布した<資料>(元パワーポイント)の1部を載せておきます。

参考にしてもらえると嬉しいです。
呼んでもらえると「大喜びで」伺いますよ〜(笑)


<練習内容>
    ○○南高校「ブロック」練習会             2015/9/10(木)

1.
基本的考え方の説明
今日の目的<とにかくやってみてイメージをつかむこと!>
予定

2. W-up(ブロックにつながる・・・)


        〜〜〜〜〜〜個人的基本技術の練習〜〜〜〜〜〜


3. ブロックの基本動作 <フロアで広がって、ボールなし>
構え・準備の姿勢
基本ステップ・・・サイド&クロス     ※「戻る」動作まで大切に!
〜空中動作・着地まで           ※重心の制御・・上下しないように!
手の出し方・・・2人組(ブロック役・アタッカー役の交代で)

4. ブロックをする<個人>
ブロッカーの後ろから反対側コートのアタッカーにボールを入れる
2カ所で!
コースを押さえる・・・手がかりはアタッカーの助走の方向・フォーム
タイミングをはかる・・・後から少しバックアタック等も?!
数本ずつでどんどんチェンジしていく
レシーブにも入ってOK!
     <待っている人もどんどんイメージしながら動作をしてみる!!>

後半に向け2人でブロックをする・・・説明なしで・・・


         〜〜〜〜〜〜3人でのブロック練習〜〜〜〜〜〜

5.
基本的な配置システム
軸となる人

6. ネットを使い動作・リズム・合わせる(シンクロ)
     ☆構え〜素早い移動(オフブロッカーの動作含む)〜必ず戻る〜構える〜・・
     ・反対側から向いた方向に打つ(スタンディング・放り上げ)・・・
                                数本でチェンジ 

            
           〜〜〜〜〜〜  休憩  〜〜〜〜〜

7. W−up2

8. アイワークについて・相手状況による待ち方の違い・・・守備的か?攻撃的か?

9. フロアでやってみる
5人1組・・・できるかな?  ※アタッカー2・セッター1・ブロック2
        (※様子を見ながら・・・ネットを使うかも)


   〜〜〜〜〜ここから先はレギュラー中心でどうでしょう?!〜〜〜〜〜


10.6対6
いろいろな設定からの攻撃==ブロック〜切り返し
                 チャンスボール〜
                 レシーブ〜
                 2段トス〜   ・・・などなど・・・

常に相手コートにボールが行った時点で「構え」「配置」を!
次に「アイワーク」にていつでも反応・動作できるように!
動き出し(反応)を早く!
軸になる人の押さえる手(場所)・空中動作・2人(&オフブロッカーの反応)
の関係・軸に合わせて間を閉めること
ブロックとレシーブの関係・・・トータルディフェンス

ブロック〜攻撃へ<切り返し(トランジッション)>
 次の動作を速く!!!

11.時間があれば・・・・ゲーム1セット


<配布資料(抜粋)>












「ブロックとフロアの関係」<トータルディフェンス>
まではできませんでした・・・。

まあ、じっくりやるには3機会はあった方がいいかな??


最後まで読んで下さりありがとうございました。

2015年9月9日水曜日

ブロックを軸にしたクリニックに行きま〜す!

Wカップ男子大会始まりましたね。
全日本のチーム・選手たちの意識が少し変わって来ているように感じられ今後が楽しみです。
今日はアメリカ戦!!とにかくいろいろと考えながら思いきり戦って欲しいですね。

さて明日、ぼくのコーチングの原点とも言える恵庭南高校の女子バレー部にブロックに関してのクリニックをさせて頂けることになりました。

監督さんが、練習ゲーム等を重ねる中でやはりブロックが1つの課題と思われ、声をかけて下さいました。

少しでも確かなブロックへの意識を持ちながら具体的にプレーでき・・・
これから3年生最後の「春高バレー予選」の中で役に立ててもらえればと・・・

そう思いながら・・・
自分の考え・実践をまとめる意味で・・・
どうせなら選手たちに振り返って見て欲しいな、とも思い・・・

現在ブロックの基本の動作や見方等々・・・
明日やって終わりではなく・・・
選手たちが何度も意識し直して自分たちのものにできたらいいな!っと・・・

只今、資料をパワーポイントで作成しております。
(一部アップしたかったのですがうまくいかず・・・)

もうすぐアメリカ戦が始まるので・・・
小休止かな?

また明日やってみて感じたことを書き綴ればいいなと思っています。

とにかくやってきま〜っす!!

最後まで読んで下さりありがとうございました。




2015年9月8日火曜日

憧れ・マネて・イメージし・・・大きな夢を持って「大志を抱こう!!」

今日からワールドカップ男子大会が始まっていますね。

女子が終わってしまってからなんですが・・・

「これぞ世界最高峰のバレーボール!!」を観ることができるなんともステキな期間。
今回出場していない強豪も多々ありますが・・・

単に「高さやパワー」が違うなんてところで線引きしてみることなく・・・
各チームの「組織力」や
各選手の質の高いプレー・・・
ネットを挟んだ迫力あるプレーの数々を・・・

特に子どもたちにワクワクしながら観て欲しいなあ・・・と思う次第です。


野球小僧は・・・プロ野球やMLBに・・・
サッカー小僧は・・・まさに海外のリーグやトップ選手たちに・・・
バスケ小僧は・・・NBAに・・・

憧れ・好きな選手が居て・・・
真似して遊んでみたりして(笑)・・・

それを友だちと共有もしながら・・・・

そんなところからどんどんそのスポーツに惹かれ・・・
「こんなプレーがしたい!」「○○選手みたいになりたい」といったような
「イメージ」が膨らみ・・・

上手くなっていく大きなきっかけを手にし・・・
夢を抱きながら練習にも取り組めたりしてきた・しているところもあるように感じてなりません。

さて、バレーボールに眼をやると・・・
どうでしょうか?

バレーボールをしている子どもたちのどれだけの子が・・・
世界のチームや・・・
トップ選手達に・・・
憧れたり・・・・真似てみたり・・・夢を抱いたりしているでしょうか?
Vリーグの選手たちにすらそのような目線は育っていない・・・というか・・・

私が知らないだけかもしれませんがね・・・

そうでないとダメではなくって・・・
他のスポーツって結構海外の選手やチームのことをいっぱい言える子どもが多いよなあ・・・
バレーボールしている子どもたちからそんな姿あまり見えないよなあ・・・
って感じる訳で・・・

何だか自分たちがしているバレーボールと外の世界が繋がっているのかなあ??
などと感じることもあって・・・
(もちろん、そうじゃないチーム・選手も多々いますが・・・)

またTVで放映するのは日本戦のみ・・・
もちろん日本を応援しますが・・・現在のところ、世界のトップとは差があることは(高さ・パワーじゃないですよ〜!)明らかで・・・
TVなら総当たりなので・・・・対戦チームにもワクワクして下さ〜い!!

是非、この機会に・・・
子どもも大人も・・・
ワイワイ楽しみながら・・・TVでも・・・
行ける人は今からでも・・・生観戦行ってくださ〜い!!(練習1日しなくてももっと価値ありですよ!!)

「世界のバレーボール」に・・・
憧れを持ち・・・
子どもたちが「夢に抱いて」・・・

もっともっと「素晴らしきバレーボールの世界」を感じて・・・・
日々の自分の練習や試合の励みにしていってほしいなと思います。

私は、今北海道です。
と言えば・・・
クラーク博士・・・そう・・・

        「少年よ、大志を抱け!」  Boy's be ambitious!!!

最後まで読んで下さりありがとうございました。


2015年9月6日日曜日

「本物は各選手個人」 故:足立龍哉さんからの言葉

         FIVBコーチインストラクター         
  足立龍哉さんが急逝されて今日で半年・・・

FIVBコーチコースで初めてお会いして以来・・・


バレーボールのコーチングに関してはもちろんのこと
バレーボールに対する・関わる人たちへの情熱等  
あまりにも多くのことを学ばせて頂きました。   


ブログを再開して数日、足立さんから伝えられ
わたしがバレーボールのコーチングをいろいろな方と共有して
 いこうと思った原点についてここに書かせて頂きたいと思います。

     バレーボールをする上で必要な「動作」「基本的な技術」から      「システム」「戦術」などの基本的考え方から具体的内容・・・
コーチングを実際に進めていく上での指導のポイント    
(ex:簡単〜難しい、近い〜遠い、練習の連動・連結・テンポ等)

「この人に賭けよう!」とある夢(希望)と併せてしつこく追いかけて(笑)
足立さんも応えて下さり、実現まであと少し・・・というところで亡くなりました。

夢は一旦置いておくしかない状況ですが・・・
足立さんから学んだ多くの財産を伝えていくこと
      そうしていきながらまたいろいろな人たちとの関わりの中から
 自分のオリジナルを作っていくことを・・・   
  師事し学んだ者としてしていきたいと思っています。


「本物は各選手個人」
これは3年前、コーチコースの後すぐにあったセッター講習会に参加し
お礼(質問)のメールに対して頂いたお返事から・・・
以下、その内容です。(足立さん、いいですよね)

(セッターにはいろいろなタイプ・フォームをした人たちがいますが一定のフォームを
教えていった方が良いのでしょうか?・・・といった質問への返信から)


さて、古田さんの質問兼考え方(どっち?)についてですが、基本的な姿勢、フォームは最低、どのポジションにおいても必要だと考えます。
 
しかし、人間(選手)はロボットではなく、それぞれの個性、特徴を活かしたパフォーマンスが第一と思います。
 
もちろん、バレーボールは個人スポーツではないので、選手個人の特徴を活かしたチームワーク、フォーメーション、そしてシステム・戦術といったカタチをどう作るのかが監督・コーチの腕(技)であり、役割だと思います。

あのチームがこうやっているから、こうするのではなく、チーム状況・環境に合った指導が今、重要なのではないでしょうか?見本、○○選手、チームのお手本は重要ですが、真似ても本物にはなりえません。またそのフォーム(カタチ)が本当にその選手に適しているのかどうか、それぞれだと思います。

機械的に選手を育成する昔の方法も一部、重要だと考えますが、
やはり、選手個人の特徴を活かした指導が選手にとって一番重要だと思います。

私の指導もそうです。
私の知っていること(情報と知識・経験)は重要かもしれませんが、指導受ける人が一番必要としているものを指導したほうがより効果的だと考えています。
本物は各選手個人です。(段々、分からなくなってきたのではないでしょうか??)


という内容です。
折に触れおっしゃっていたことが
「選手が必要としていることを提供する」でした。

メールを頂いた時は正直「???」でしたが・・・
今は理解できたと思っています。
ただ・・・・

実際にするのはとっても難しいです。
広い視野と多くの情報、経験・・・・
そして、仲間やいろいろな人との繫がりの中で創り上げて行けるものだと・・・
現時点でそう受け止めて・・・

やっていこうと!!!

見ていてください!!
足立さん!!!


(唯一一緒に撮った写真)

最後まで読んで下さりありがとうございました。






2015年9月5日土曜日

意識・集中できる取り組みを!

いよいよ今夜は「日本VSアメリカ」戦ですね。ワクワクして待っています(笑)

さて今回ですが・・・練習の「在り方」といった話です。

基本的な動作や技術の習得
つなぎ・セットに関する要素。
オフェンス・ディフェンスにおけるトータルな要素・・・などなど・・・
(ざっくりですみません)

本当に多くのことに取り組み選手一人一人、またチームの力をつけていくために日々練習に取り組んでいると思います。

しかし・・・
選手たちがそれらの必要な「要素」をどれだけ「いつも」意識できているか?結構疑問に思えることもしばしばです。

これまで日本のベーシックな練習の流れは・・・
アップ(同じ内容)〜パス・対人レシーブ〜レセプション〜レシーブいろいろ
〜アタック〜コンビ〜チーム練習〜サーブ・・・・時々ブロック・・・

今はどんどん変化していっていますが、基本的にこのような練習がまだまだ多い・・・


今回は練習内容を考え直してみましょう!・・・それも含みますが・・・
どうしてそのようなことを言うのか?について
意識と集中の視点から考えてみたいと思う訳です。

それぞれの「要素」を「意識すること」は、選手のその時々の練習時間をより有効なものにしていきますね。
無意識に「流れてしまって」いては、せっかく頑張っているのに・・・もったいない!!
例えば・・・よくある場面・・・
   <2段トス>の練習で・・・
    2段トスが「だいたいあのあたりにあげるだけ」・・・で回数切り。
「この練習はアタッカーがしっかり打ち切れる大きなトスを上げることが重要」という要素が全くない・・・となってしまいますね。
順番待ちが多いならレシーブからする・アタッカーをつければよく分かる、というだけで必要な要素を「意識した」「活きた練習」になっていきませんか?

集中についても・・・
集中してプレーできる状況でこそ「意識しよう」とし・・・
ゲームの刻々と変化する状況の中で、頭も身体もフルに使ってプレーできるようになっていくのではないかと考える次第で・・・

例えば、3人レシーブで・・・
同じ練習を何十分も継続する・・・その中で実際に一人の選手がプレーするのは数分だけ、とか・・・
すでにマスターしているようなことも同じように取り組んで、言わば「慣れ・流れている」ような様子は結構あるのではないでしょうか?
そのような状況で集中してプレーする、ゲームのどんどん変化していく状況に対応して力を発揮できるような「集中度」は生まれにくくなるように思えます。

少し視点を変えて・・・
今なぜこのようなことを言うのか?の一考・・・

練習内容や指導者がどうあったらより上手く強くなるのか??といったことではなくて
指導者も内容も「変化なくある中」で
選手たちに「意識しろ」「集中しろ」という感覚が当たり前に流れてきたのではないかと。

しかし時代は流れ・・・
もっと効果的な練習が世界のあちこちでなされてきている実際から日本のバレーボールへの取り組み方も変容すべきではないか?
そういった考え方が多く広がってきている・・・(私もそうです)
これは考え方というより事実だと!!

それで選手任せではなくて・・・
指導者の考え方の学習や練習の創意工夫をすることによって

バレーボールに必要な要素を
「集中して」「意識的に」
効果的に取り組んでいける・・・そういった視点での・・・

具体的な練習内容の再構築をしていくことがとても大切だと強調しておきたいと思います。

具体的な内容に「これが正しい」というのはありません。
目の前の選手達が・・・
意識して集中して日々の練習に取り組め、理解や技術の習得、また連動したチームプレーの力をつけていける・・・
ことを考えながら方法を考え(コピーでもいいんです)構築していく・・・

そうするとまた見えてくることも変わり・・・
バレーボールがもっと「オモロイ」ものになるように思います。

またご意見等下されば嬉しいです。

最後まで読んで下さりありがとうございました。



2015年9月1日火曜日

地域の男子バレー(中学生)の灯りをともす From 釧路

ワールドカップバレー白熱していますね。
日本は本当にブロックが良くなったと感じます。
根本的な理解が変わったのではないかと推測したりしています。
一方セルビアや先日対戦したドミニカなど、ディグやつなぎへの意識的な変化が感じられ見ていて面白さが増しています。


さて、先日お世話になった釧路にいって感じたことをもう1つ。

釧路地方の中学生男子と一緒に練習をする機会を頂いて・・・

実は
この地域の中学校の男子バレー部は1つもないとのこと。
それでも地域でバレーをしたい男子中学生に「クラブ」を立ち上げて頑張って居られるのです。
中体連似も登録されていて「釧路合同」で先月末の全道大会でも活躍していました。

生徒はと言うと・・・
保護者のクルマ送迎で1時間以上もかけてくる子どももいるとか・・・
いや〜、頭が下がります。

日本のあちこちでこのような現象はあるのだろうと思いながらも・・・
本当に素晴らしい活動・行動だと感心するばかりです。
地域の中でいろいろな人たちの関わり・支えの中での活動・・・・
やはりこのような人たちに支えられて今の日本のバレーボールがあるのだと思います。

ホンマにスゴいや!!!!


今回、ブロックの基本的なところのレクチャーをしました。(私はこれ!!!です!!)
生徒たちの聞き入る姿、意識してやってみようとする姿には・・・
これまで理論的なことも含めて
丁寧に指導されてきていたのだなあ・・・というのがビンビン感じました。

機会があればまた続きを一緒にしたいなあ・・・・!!!


いろいろな場所・カテゴリーで、熱意ある指導者の方々によって支えられている日本のバレーボール・・・

バレーボールのコーチングを追求するものとして・・・
少しでも伝え・共有できるものを用意できるようになりたいものです!!!

「互いの学び合い」・・・・ではないでしょうか・・・・

最後まで読んで下さりありがとうございました。