2022年3月6日日曜日

祈りの日  〜未だ色褪せないもの〜

 2015年の今日 早朝に仲間から電話が入る・・・

突然の訃報の知らせであった。

信じられない思いと絶望感、悲しみ・・・今でも鮮明に覚えている。

もう1度だけ会いたくて、その日のうちに埼玉に飛んでいった。 そして最後のお別れ・・・

今日は祈りの日・・・



彼と出会ったのは2012年の夏、FIVBコーチコースを受講した時、インストラクターとして居られたのが始まりであった。

それまで出会ったことがなかったとても魅力的で、どんどんバレーボールが広がっていく感覚を覚えた。

インストラクターとして教えて下さる足立さんの引き込まれていくような指導・・・

「これだ!」と思い、その後ことあるごとに彼を追いかけバレーボールの勉強をした。

セミナーや講習会、高校生の合宿等にも参加させてもらい、アシスタントもさせて頂いた。


その中で私は思ったことや疑問をどんどんぶつけていった。

彼は、とても論理的に答えて下さった。

またバレーボールがワクワクしたものになっていくのを覚えた。


余談ですが・・・

セミナーや講習会等の休憩時間、「ちょっと行こうか?」とスモーキングタイムを一緒に過ごした。結構ここでの会話は贅沢で面白かった・・・。

1度ご自宅近くの飲み屋さんで友人達とご一緒したこともありましたね(笑)

いっぱい深くバレーボールの話に酔ったことを思い出します。


出会ってわずか2年半だけ・・とは思えぬ多くの夢のような時間を頂き・・・

バレーボールをしていく上で大切なことをたくさん学ばせて頂けた。

理論的な内容はもちろん、練習の進め方やテンポ等も・・・

そして何より・・・足立さんから発せられる情熱や愛の姿・・

バレーボールをする人がより楽しく成長していけるよう願いがこもった人間味溢れる指導。

正直、もうその姿と接せられないのは残念で仕方がない・・・。

でも、それも仕方がない・・・。

数年間とても勉強になり、ワクワクした時間を頂けたことにただ感謝です。

足立さん、ありがとうございました。



その後、私は北海道に渡りいろんな場所でバレーボールをさせて頂けた。

困った時には、天を仰いで何度となく尋ねた「こんな時どうします?」なんて(笑)

しかし、私の弱さが浮き彫りになる・・・。

バレーボールを諦めた・・・。

足立さんが居てくれたら・・・
でも「たられば」は好きではないので仕方がない、私の弱点なだけ・・


それでも頭の中には溢れんばかりのバレーボールのあれこれは残っている。
でも自分で行動はもうできそうにないので・・・
少しでも関心のある誰かに届けと願うばかり・・・。




ブログを書きつついつも思う・・・

足立さんが構築して伝えられようとしていたことは・・・
未だ色褪せることのないバレーボールの必須の要素(エレメント)だと。
どのようにしたら伝わるか?
理解できるか?
習得させられるか?
熱心に・・・情熱的に・・・日々創っておられたのだと・・・。


バレーボールのトレンドは変化するだろう。
しかし、バレーボールというスポーツにある・必要なベーシックな要素は今も同じ。
そう思っている。
それを見事に展開させているものがある!


若い、真剣にバレーボールを学ぼうと考える人がいるなら・・
1度、足立龍哉という人を・・・進化型バレーボールというところを・・・
検索・ググって入ってみて頂きたい。
まだDVDなどもあると・・・。

もう質問には答えて頂けないのは残念だが・・・
バレーボールに関わる人たちにとって有用なものがそこにはあるので・・・。
オススメしておきます。



さて、今足立さんはどうしておられるかな?
やっぱりバレーボールをされているのかな?

いや、きっとご家族を見守って一緒に居られることででしょう。

最後に、ご家族の今後のご多幸とご健康を陰ながらお祈り致します。


最後まで読んで下さりありがとうございました。


2022年3月4日金曜日

メンター(支えとなる人・考え)・・オリジナリティ

 身辺・自身、ゴタゴタしておりまして、期間が空いてしまいました(汗)。

でも今書き出さないと・・・

また、できる範囲でコツコツ書いていこうと思いますので、改めてよろしくお願いします。



さて、今回の「メンター」ですが・・・


バレーボールを考えていく上で・・・

いろいろな発想を展開させたり・・・

目の前の選手やチームでの出来事や課題等に直面した時に・・・

自分なりの考えは浮かぶものの、もう一押しが欲しくなったりしませんか?


指導者・コーチの仲間とのやり取りをすることも多々あると思いますが・・・

少し頼れる・・・

導いてくれるような存在・・・


学生時代の先生・監督やコーチの方であったり・・・

バレーボールを学ぶ中で出会った方であったり・・・


仲間として語り合って刺激や学びをもらうことも多々あると思いますが・・

そうではない・・・

「拠りどころ」となるような存在・・・。


少し話はズレますが・・・

「恩師」と言うのとはちょっと違う感覚です。

私も恩師は、高校の時の先生で・・・

バレーボールをその後もしていこうと思わせて頂けましたし、憧れの方です。

勝手な行動の多い私(汗)で、不義理で失礼ばかりでいけないんですが・・・。


、メンターは・・?!

実にところ、個人的にやはり足立龍哉さんへずっと思いを馳せておりまして・・・

私にとっては、足立さんが間違いなくメンターだったと(今でも)思っています。

一緒に過ごしている期間、本当にバレーボールに関わることが楽しくて仕方がありませんでした。

いろいろな疑問や発想を出せる方であり、受け止め、返して下さる・・・

それも・・・ロジカル(論理的)に・・・


もちろん、仲間とも大いに語り合って・・・

それもまた大きなワクワクだったのですが・・・



自分の中で「支えとなる存在」・・・

「これがメンターなんだな」と実感したものでした。


メンターがいないといけない、と言う訳ではありませんが・・・

できれば支えになるような人を見つけようと・・

これは自分が思うバレーボールに行き着くための行動の中で出会うのかも・・・

そんな人と出会うことができたら・・

さらにワクワクし、方向を見据えた活きたコーチングができるように思います。

探してみてくださいね。


ただ、闇雲に信じ込むのはNG!!で・・崇める・拝んでしまうのとは違いますよね。

偏った考え方の窮屈な世界に留まってしまう可能性もあるので・・

あくまでも広い視野・視点、情報を見つめながらが大切かなと思います。


最後は自分・オリジナル!!


メンターはあくまでメンターであって・・

その方の言う通りとか真似ればいいとかではありません。

足立さんが言われていたことを思い出しました・・・。

「私の考えややっていることを真似から入るのはいい」

「でも、大切なのは目の前の選手やチームに合ったものに創り上げるオリジナリティ」

のようなことを言っておられたのが今でも響きます。


どんな世界でもそうですよね。

形だけ頂くとか・・・

誰々が言っている・やっているからとか・・・

単純に真似るような薄っぺらいものでは発展性がない・・・。

それは・・・

選手やチームにとってプラスには決してならない・・・。


自分で情報を掴みながら実践していき・・

不確かな感覚の時に・・・

話しを聞いてもらえるような存在・・・

アドバイスや考え方をもらえて・・・

また頑張れるような「支えとなる存在」・・・


今、そんな方が居られる人は大切になさって下さいね。