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2023年6月16日金曜日

「存分に満喫させてあげようではないか!」 〜バレーボールに関わらず指導する側の心持ち〜










もう現場からははるかかなたになりましたが

やっぱりバレーボールは好きで

バレーボールに関わっている人が

幸せであってほしいな、と

ぼんやりながらいつも思っています。


そんな中で・・・

「あっ、そうか〜〜!!」っていきなりひらめきました!


SNSをタラタラ見ていると・・・

「この練習がいい」とか・・・「こういう考えがいいよね」「アタックはこう打つ」とかetc

それに対して何だかモヤモヤも・・・

でも私もそのうちの一人・・・

「何を伝えたい・・・何が伝わったら・・・」あれこれ考える・・・

でもちょっと違和感がいつも残る・・・

現場がないから・・・? 実感できていないから・・・?

そんなこんなでモヤモヤしている時に

降りてきた!!  インスピレーション!!


そこを選択してくれた選手たちに・・・

バレーボールを・・・

存分に満喫させてあげようではないか!!


選手としては・・・

今日も一日バレーボールを 存分に満喫しようではないか!!

という発想でやったらええんちゃうのん!!って(笑)







大人から子どもへ「教える」ではなく・・・

知っているから伝えたいでもなく・・・

上手くなってほしい、強くなってほしいでもなく・・・


いわば・・・

遊園地やレストランやホテルのように・・・

そこに来たお客さん・クライエントの要望を受け止め・・・

徹底的に満足いただくサービスを提供する!


満足してもらうために・・・

いろいろ研究も勉強もして・・・

提供の仕方も工夫できるんじゃないかと。


お店などは気に入らなかったらすぐに違うところへ行きゃいいけれど・・・

バレーボールのそのチームからはそう簡単には変われないし・・・

選ぶことすら分からない・・・。

選手にしたら・・・

今やっているのが「バレーボール」なんだから・・・

大事にしないと・・・と思うのです。


中身を考え、実行してみることこそが

選手やチームの力になっていくのではないかと・・・


勝ちたい、上手く・強くなりたい・・・そう思うなら・・・

そう思えるサービスを実践して・・・

毎日成果は出なくても・・・

やった感から始まってでも・・・

満喫させてあげようではないかに立ち返ってみると・・・

結構いいものが生まれ育つ気がする。


今の世の中・・・

求めればいくらでも情報はつかめる・・・

でもどれが良いのか・・・

満喫させてあげられそうなものを見つける!

人を見つける!


という感じで、根っこに・・・

存分に満喫させてあげようではないか・・・ハハハハッ・・・

から考えてみるのもおもしろい・・・


と、思いついて一人でニヤける私でした。

自分では気に入ってしまったので・・・

自分自身にも

存分に満喫させてあげようではないか・・ハハハハッ・・・

のスタンスでいこうと思いました。

(これ、イケると思うんやけど)


みなさん、どう思われます??


本日もお粗末!


最後まで読んで下さりありがとうございました。



2023年6月7日水曜日

バレーボールの試合 〜戦術的・組織的プレーで点数はひっくり返せる!!〜


さて、私たちはとかく各々のプレーに関して考え、論じ、その技術や動作の習得のための練習方法を考えがちですが・・・


ゲーム中に起こっていることに目を向ける

戦術的サーブについてふと・・・???

戦術的にサーブを打つというのは・・・
意図的に相手のレセプションを崩す・プレッシャーをかけることですが・・・

例えば相手のレセプションが崩れて・・・
そのままチャンスボールが返ってくるならいいのですが・・・

多くは崩れてもハイセット(2段トス)等で攻めて来る・・・
相手を崩しにかかるというのは・・・あくまでも相手攻撃の数を制限すること・・・

そうなると・・・
そこには「ブロック」が大切になる訳で・・・
ブロックが位置・タイミング等が機能的にできないと・・・偶然良かったりズレてタッチアウトや吸い込みになって・・・
せっかくサーブで意図的に崩したのに残念な結果につながってしまう・・・。

後方のレシーバーも・・・
単に「決まった場所」ではなく、相手アタッカーとブロッカーの関係で位置取りをする!
ブロックとレシーブを合わせて守備のシフトを完成させる・・・

これ「トータルディフェンス」!!!

そこから(トランジッション)から攻めに転じる・・・
これをより攻撃的に成功させるには・・・
ブロックからの引き〜アタックの準備が大切になり・・・
「ラリー中に打ち分けられるスパイク」につながる・・・

このように・・・
全てのプレーが関連しあって・・・
攻めから守備・・・そしてまた攻めに転じることになります
ね。


<これ、ゲームフロー>
(参考・・・「game flow」)


その最初の攻めの考え方が「戦術的サーブ」で
相手コートに行ったボールがどう返ってくるのか?
に対して準備と配置をし待つのが

「ブロック」の位置とタイミングを軸とした「トータルディフェンス」

自コートにやってきたボールをまずファーストタッチできるシフトですね。
そこから攻めに転じる!!

十分な攻撃ができるように準備して攻めることでより威力を発揮でき・・・
得点に結びつく可能性が高まる!!!
ということになります・・・。



点数をひっくり返せる可能性はある!

それぞれの視点が曖昧でも・・・
それなりの経過はたどることができ・・・
一見いいラリーに見えたりすることもありますが・・・

より意図的に・・・
戦術的に・・・
組織的に・・・
取り組めたなら・・・


今まで当たり前のようにしていたプレーが実は得点を「取りこぼしていた可能性」
があったチームのプレーが・・・
少なくとも数点は・・・
もぎ取ることにつながるのではないでしょうか?

数点ひっくり返ると???
大きいですよね!!!



大きな視点でゲームを動かす!

一人一人の持つそれぞれの「技術」を・・・
ゲームの流れの中で最大限に活かすには?
どういった考えで・・・???
どういった動きで・・・???
どう守り攻めるのか???


大きな視点でとらえることは・・・
選手・チームに
バレーボールの面白さを味わう大きな要素ではないかと思います。

みなさん、いかがでしょうか?

最後まで読んで下さりありがとうございました。


2023年5月1日月曜日

セッター対角・オポジットに関する話 <後編:ライト側から打ち切れ!>

 前回、そもそもバレーボールって?!みたいな「広い視点」からでした・・。

                         (イマイチでしたかね・・汗)

今回は・・

セッター対角のポジションから発想して・・

このポジションに限らず、みんなできた方がいいよね!・・というところに行き着いたので・・

少しポジションの話からはズレますが、読んでみて下さい・・。

(イメージ的には、小・中の子らが頭に浮かんできております・・)



ライト側攻撃の利点(右利き基準)

そもそも論であげましたが、一般的にライト側の攻撃・その対応は弱い・少ないので、強化できればチームとしてお得かも。

トスが「伸びてくるかどうか」は大きいですが・・


打つポイントによってクロス・ストレートの幅が意外と大きい・・。右利きのクロスサイドへは、「巻き込む」ように打てるし、右肩の方に迎えられればストレートもラク。

準備段階でまっすぐか開いてか・・の使い分けができればさらに幅が広くなる。

※クロスに打つ・・セッター周辺に打つことで、次の相手の攻撃が絞りやすくなる!


一般的には、本数が少ないことが多いので見えにくいですが・・

ライト側から「打てるスキル」がつくと・・チーム力アップは間違いないことないですか?

(その先が・・・オポジット(スーパーエース的存在)になるのかなと・・)



ライト側で打ちきれることにもっと視点も時間もあてた方がいい!

セッター(セット)との兼ね合いはありますが・・(ライト側セットの安定感の必要)・・

右利きで・・右から来るボールより・・

左から来るボールは・・左肩〜頭を越えて「迎え入れないと」打てないので・・

アタックのスキルとしては、難しい・・。


でも、実際は「あまり左から来るボールを打つ」練習には時間を取っていないことはないですか?


できるようになっていくとは思うのですが(それなりには)・・・

できるだけ早い段階で、みんなが身に付けた方が良いスキルだと思っています。

先に「ポジション別」ではなく・・先にどちらからのセットも打てるように・・!

個人のアタックスキルの向上・・幅の広がり・・その差は大きくなる!

ライト側からも打ち切れる選手を目指せ!


できる選手が多くなれば・・・それだけセッター対角候補も早い段階で増えそう・・。

セッターがより安定したバックセットの練習も兼ねられるし必要だし・・。





バックアタックは、初めて段階から打てばいい!

オポジットのポジション的特徴の最終目標の一つは、「ハイセットを打ち切れる」ことと「バックアタックでの攻撃参加」かと。


ウイングスパイカーも同様に・・

もちろんミドルだって打てる方がいい・・

バレーボールを続けていけば・・高校や大学になってからではなくって・・

小学生の時から・・バックアタックをすればいい!と思っています。

もちろん、左から来る(ライトサイドで打つ)ボールも・・・。


私は、ダイナミックに身体を使ってアタックを打つ!ことが大切と思っています。

ネットを越えなくてもアウトでもいいから「思いきり助走してダイナミックに打つ!」

初心者段階でも、バックアタックをやればいい!と・・。(いかがでしょう?)

初心者段階のスキル向上はありますが・・

早い段階から経験することで将来役に立つ人も多くなるかも・・・。



ブロック視点でのこのポジション・・

ゲーム中、ハイセットでレフトサイドからの攻撃の確率は結構高い・・・


セッター対角の選手は・・

相手レフトサイドからに対してのブロックの基準の役割は大きい!とも言えそう。

相手をよく観察して・・ストレートかクロスか・・「出す手」「タイミング」の基準・・

その役を担えるだけでも・・・存在価値は大きいと思っったりします。


もちろん他の選手たちにも身につけてほしい「ブロックスキル」ですが・・

一番能力の高い選手をセッター対角に据えるというのも・・一考かなと・・。


こぼれ話ですが・・

大学の女子で、174cmの選手をセッターに使ったことがあって・・

「どのコースを押さえるか?」までではなかったのですが・・

流石にストレート側は通さなかったですね〜。その視点もある意味ありかと思ったことがありました。



今後は、オールラウンダーがOPをすれば・・時によりポジションチェンジ?!

レベルが上がるに従って各ポジションごとの「役割分担」「スペシャリスト的スキル」は必要ですが・・・


バレーボールの流れは・・・

より「オールラウンダー」的なスキルを求めるようになってきているのかな?・・と・・。

そんな発想からの飛躍ですけど(笑)


ミドルアタッカーの選手も、何でもできることがセットで・・

オプション的にでも・・・

どこかの場面で(特に難しいフォーメーションのレセプションあたりで・・)

ポジションチェンジできることもありではないかと・・・。


相手チームにすれば・・???・・対応できない状況も生まれる可能性もある・・。

「ここ!」っていう時の「隠し玉」にでもいかがですか?

(大学女子でやってみたことがあって・・・結構イケました(笑))

ちょっとした可能性や遊び心もあった方がおもしろくなるんじゃないかってところです。


セッター対角のディグに関して度外視したので、加味する必要ありですけど・・。


学校は冬休み・・・

年末年始をはさんでリスタートの時期・・・

何かのきっかけ・インスピレーションにつながれば嬉しいなと思ったりしています。

いろんな可能性と発想の転換ですかね(笑)


最後まで読んで下さりありがとうございました。

2023年4月30日日曜日

セッター対角・オポジットに関する話  <前編:広い視点から>

 セッター対角・オポジット・・・OP・・


様々なカテゴリーがある中で、これほど幅が広いポジションはない。

そんなセッター対角・オポジットのことをいろいろと考えていくと・・・

「そもそもの話」や「幅が広いなあ」等、広がっていったので・・

2回に分けて書いていこうと思います。



OPの現在のバレーボール全体のイメージとしては・・・

「スーパーエース的存在」(一時期言われていましたね)として、バックアタックも含め

主にライト側からダイナミックに打ち切れる選手のポジションかと。


しかし、レベルや年齢が低いチームではそうではない事が多い・・。


なぜ? なんで? どうして?

そもそもバレーボールって

・・といったところから考えてみたくなりました。


そもそもバレーボールって「右利き用にできている!」(圧倒的に右利きが多いから?)

かつて、何人となくいろんな方からこのような話題がありました。確かに・・・


・セッターはレフト側を向いてセットする・・反対向きのチームは・・ない・・・。


なぜ?

・右利きのアタッカーが圧倒的に多く、レフト側の方が打ちやすい・・。

・アタックは、右から来たボールの方が打ちやすい・・。

・セッターがレフト向きでバックセットの方が不安定になりがち・・等々・・。

 


それで・・

・練習自体も、ずっとレフトサイド向きを基本に取り組まれてきている。

・基本アタック練習は、セッター位置からレフト側にあげて打つ(違和感ない)。

・レシーブから攻撃の練習も一般的にライト側からあげてレフト側で打つ。

もちろん、その逆も練習でしているのですが、圧倒的に量が違っていますよね。

相手となるチームの攻撃も圧倒的にレイトからは少ないのが普通だから・・。


そう!

普通に「右利きでやりやすいようになっている」んですね〜。


不思議なことに、右利きの選手がライトでも打ち切れることは次第にできますが・・

サウスポーの選手って、レフトから打つのってあまり得意じゃないことが多い!?

これは、ディグのシステムもレフトから対応に慣れているからかもしれませんが。


それに・・かつて・・

セッターがライト側を向いて、ライトサイドに2枚サイドアタッカーみたいな・・

真逆のチームはチームは見たことがない(あったのかもしれませんが)。

     (センターセッターで両サイドから仕掛けるチームは見たことはある・・)


・今のスタイルが一番進歩的・安定的だから!?

・途中で変更したら時間がやたらかかるから?!

・そんな必要もないからなのかもしれません・・(当たり前やんって)


余談ですが・・

ひょっとしたら10年くらいかけて、どこかの地域で、初心者段階から・・

この真逆システムを作ったら・・ライトサイドからガンガンいければ・・

常識を覆して勝てるかもしれないなあ・・・・と・・・空想レベルでした(笑)


バレーボールのそもそもが、こんな常識で当たり前に(違和感の方が変?!)・・

取り組まれてきている。普通だから・・。


小学生は基本固定ですが、まず打てる選手をレフトがセンターにとなるでしょう。

サウスポーでエース的選手がいたならライトエースで!

   何度か目撃:強いんです、実際!〜相手チームはなかなか対応できない〜


中学生段階で・・一般的には・・

何人もしっかり打てる選手はいないし・・

居たとしても・・レフト側ウイングプレーヤーが先決。

セッター対角は、アタッカーとしては3.4番目くらい・・それよりレシーブ・トス等のバランスの良い選手・・等々・・思うのが一般的ではないでしょうか?


高校生・大学チームにおいても・・

チーム状況によって、この辺りはいろいろなタイプの選手がOPになっています・・。


どの段階・チームともに、それぞれだと思うのですが・・

トップになるとスーパーエース的でとても重要な攻撃的ポジション。

               一種の完成形?勝つための必要性からなのでしょうか?


う〜〜〜ん・・・みんながするのは難しいのかあ〜?!

でも、大切な要素が見え隠れしている気がする・・つづく・・。


過去記事でこんなことを書いていました・・「器用であれ」と・・。

良ければ併せてご覧ください。

ライト(セッター対角)の「役割」
https://teru174cm.blogspot.com/2012/03/blog-post_21.html
Volleyball with you!!


今回はこんな感じで書いてみましたが・・

みなさんはどう思われますか?



次回は、以下の内容を書いていこうかと思っています。(もう1回では終わらないかも)

・ライト側攻撃の利点(右利き基準)

・ライト側で打ちきれることにもっと視点も時間もあてた方がいい!

・バックアタックは、初めて段階から打てばいい!

・ブロック視点でのこのポジション・・。

・今後は、オールラウンダーがOPをすれば・・時によりポジションチェンジ?!

                        (小学生もやってみない?)


セッター対角・オポジットの話題から外れていきそうですが・・それはそれで・・

う〜〜ん、分からんようになってきました〜(汗)

頑張る! また訪れて下されば嬉しいです。

一考してもらえる「ネタ」になれば嬉しいんです。


最後まで読んで下さりありがとうございました。


リアル攻略ゲームということなのか?! 〜友はバレーボールをどう見てた?〜

 

昔からの友

何年も離れては会い、会ってはまた何年も離れ

時に、一緒にあれこれ楽しんだ友が

なかなか厳しい状態にあるようで・・・

最近、彼に想いを馳せているのですが

1回聞いておきたいことがありました。



「あんたの頭の中では、バレーボールってリアル攻略ゲームみたいなもんやったん?」って。

(もし、今あなたがこの発想に立てたなら

    ワクワクしながらバレーボールに取りかかることができるでしょう!)


彼は、昔からテレビゲームが好きだった。

お互いまだ結婚する前に家に遊びに行った時、朝起きてすぐにゲームを始めた30歳近い男に少々驚くほどだった(笑)

また、一緒にサッカーを観ていた時に「サッカーのディフェンスラインとバレーのブロックをオーバーラップして観ている」とポツリ。

いかにディフェンスラインを組織するか?

逆に、いかに相手のディフェンスを崩すか?

「それがおもろいよな〜」と言っていたことも思い出した。


多くのチームは、自チームの構成やシステムづくりに躍起になる。

もちろん個々人のスキルアップやチームの連携力アップに力を注ぐ。

それはそれで必要なことだと私も思う。


しかし、彼は何かが違っていた。

もちろんスキルアップは目指すのだが、いざゲームになるとなんというか「型」がない感じだった。

「バレーボールはこういうもの」「私のチームはこんなスタイル」「この選手はこのポジション」などの

なんというか「縛りがない」感じだった。


おそらく

自分の「今のチームメンバーでできる最大限の模索」

相手に対して「どんな手を打てば有効か?」などばかり考えていたようにも思う。


そう言えば、1度「ゲーム中どこ見るん?」って聞いたことがあって

答えが「相手コートばっかり見てる」

自分のコートは?「ある程度分かっているから」と言っていたなあ。


結局のところ彼は

自分のチームの選手たちのいろんな可能性を試しながら最大限に持って行こうとし

相手チームの穴やスキや狙いどころ・・要するに「攻略ポイント」を探して

最終的に「クリア」に持っていくのを楽しんでいたのかもしれない。


理論やセオリー的なことは同感しながらよく語り合った

でも、彼の頭の中にある私からすれば「不思議な視点」はなかなか深くてわからなかった。

ここ最近、彼のことを思い浮かべる中で「そういうことなんか?」って

思ったのでした。

「バレーボールは、リアルな攻略ゲーム!」

ある意味本質的なところではないでしょうか。

今の子どもたちには意外と説得力を持つようにも思います。

「ゲームでクリアするためにあれこれ考えて攻略していくやろ?同じや!」ってね(笑)


本心を聞きたいから祈って待ってるぜ!!

最後まで読んでくださりありがとうございました。

2021年12月19日日曜日

バレーボールの「見え方は変わっていく!」 (過去記事掘り起こし)

ずいぶん前の記事を手直しして掲載したいと思います。

私の経験から感じたこと・・・



私事、30才にして一旦完全にバレーボールから離れました。

子育てと障害のある子供たちに惹かれて・・・

そして17年全く触れもせず。
病気の事もあり縁あって近くのN高校女子の監督をされている先輩に声をかけてもらい再スタート。




そこからの話です。

なぜ前振りがいるか???
空白があったから新鮮に感じ見えてきた事もあると思うから・・・
(空白のおかげでもがいても埋まらないものも大きいですが)

さて本題・・・


N高校の先輩はとにかくいろんなことを教えて下さった。

でも・・・最初は・・・「見えなかった」

バレーボールから離れた時間のせいか、考えていなかったせいか等はわからない。



そう、選手の動きもフォームの善し悪しも見えない・・・。




数ヶ月してやっと見えてきたのが「静止画」だ。
動き出しやコンタクトの瞬間が見えるようになった。


でも全く話にならない・・・
マシーンをしつついろんな選手やチームをひたすらに見続けた。

とにかく「分かるようになりたいから!」

するとだんだんと・・・見えてきたのはワンプレーごとの「動画」だ!


それが見え始めると・・・
見える範囲が膨らんでいき・・・
個人からチームへ・・・そして・・・相手コートの動きへと広がっていった。



プレーが「動画」になり繋がっていくと・・・

一連の「流れとしてのプレー(バレーボール)」が見えてきた。


そうすると・・・
自分の中に<納得><理解>が生まれ、一方で<疑問>が頭をもたげてくる・・・

蛇足だが・・・今自分の持っている「考え」に縛られてはいけないと思う。
今の時点で、考えがないのはもっと教える選手に失礼だが。


バレーボールの世界は広い! 深い!
そう考えるとやはり「貪欲さ」が求められると思う・・・。


さて本筋に戻って・・・
なぜこんなことを書くのかというと・・・

教える側も教わる側も・・・そこにいる一人一人の「見え方」に注目できれば・・・
進む方向も見えてくるのではと思う次第です。

コーチが思っているほどに選手には見えなかったり・・・

コーチ自身が分かっているつもりでも「もっと見える事があるかも知れない」と。



見えている「一コマ」でなく・・・

変な言い方ですが・・・それぞれの「脳みそ」
眼を向けてみたら面白いと・・・。

「捉え方」「見え方」「理解度」「方向」・・・・


それは一人一人の頭の中・・・(指示的指導はそこを見ない・・)


コーチと選手ともに・・

理解が少しずつ共有されていけば・・

選手たちは、より意識的に・・意欲的に取り組めおもしろさが増すのでは?!


チームの「一致点」がどれだけ共通のものにできるか・・・
できた分、強くなれそうにも思ったりします。



いかがでしょうか???



最後まで読んで下さりありがとうございました。


2021年12月18日土曜日

その場面、攻撃的か?守備的か?  局面を区分できれば、戦い方は変わる! 

バレーボールには・・

いくつかの「場面によって区分する」考え方があります。




FIVB(国際バレーボール連盟)においては・・

「レセプション・フレーズ」と「トランジション・フレーズ(ラリー)」の2つに分け・・

それぞれ「complex 1(レセプション)」「complex2(トランジション〜ラリー)」

としています。


両チーム、整った状態から「攻守」に入る「complex 1」・・サーブから・・

レセプション攻撃に対してのトランジション(切り返し)以降のラリーを「comprex 2」。


サーブ側チームは、いかにブレイクポイント(連続得点)を取るか?の最初であり・・

レセプション側は、いかにポイントをもぎ取るか?の一番整理された状況からスタート。


(いかにサーブとブロックが重要か見えてきませんか?・・また別機会にでも・・)


トランジション(ラリー)になれば・・・

攻守交代の場面があらゆるところで見られることになります。


この攻守交代の場面をより明確にできれば・・・

チームとして攻めきるところと・・・

何とか守って攻撃のチャンスに繋げるところが見えてきそうです。


もう一つの「complex(コンプレックス)」

相手からの「攻撃」「返球」の状況に対して・・・

4つの場面に区分して攻守を考えるというもの。




「コンプレックス1〜4」表:足立龍哉さんの進化型バレーボールより



ご覧の通り相手からは、①がチャンスボール〜④は真逆(Aパスから攻撃される)
攻撃側になると、右矢印のように逆になる。
当たり前と言えば当たり前のことなんですが・・

例えばラリー中に・・・
①チャンスボールからとなると・・・判断して準備を整えればOK!
「もらった!」となる場面
②もできるだけ近い形で攻めたいところ。
④は逆なので「何とか守備でつなぎたい」。しかしこれを繋げるとビッグチャンス!
③は、ハイセットになるような場面・・・
これが1番の分かれ目かも??

①②は基本的に攻撃的・・・
③④は守備的局面と言えるでしょう。



さて、何が言いたいのか?・・・
①②のチャンス・ダウンボールでは・・「ヨシ、点をとるぞ」の攻めで・・
③④相手有利な状況では・・「ブロックに集中!何とかつなぐぞ!」の守りの場面。

相手からやってくることが見えれば・・
攻めるのか? 守るのか?・・・
ただ、ラリーを続けてしまうのではなく・・・
集中でき・・切り替えもできて・・結果、得点につながりやすくならないでしょうか?


特に③④の守備的場面で・・・
何とか繋がったボールを・・・
ハイセットできるか?・・・できれば攻撃権となるので、やはりハイセットは重要!


そして、セットできれば・・・
打ち切ることができるか?
1番大きな差が出るのが・・ここ!

一般的に・・特に、高校生くらいまでで・・・

言い方は悪いですが、「ただ打っているだけ」が多い(精一杯カモですが)・・。

簡単に相手に攻撃権を与えてしまうようなアタックの多いこと・・


ラリーが続くのは、バレーボールのおもしろさではありますが・・ちょっと違う。

つないだボールを決めにかかる「ダイナミックなアタック」がその場面では・・

1番必要・・こっちの方がバレーボールがおもしろいはず!


(得点を取るために「ここをがんばって上手くなろうよ」ってなったらステキ!)


ミスをするかも・ブロックにかかるかもしれないですが・・

攻めきって得点を取る場面(区分を知って)では・・

ぜひアタッカーに「思いきる」意識とスキルを身につけていってあげて欲しいと思います。

その方が、間違いなく強くなる!

もちろんチームとしても理解しあえれば勇気もプラスですね。


せっかくきた攻撃権〜得点を取るべし!です。

 流れもぐ〜んと引き寄せられる可能性もあるので・・



攻撃的な局面か?守備的な局面か?

トランジション寸前の場面を(攻守ともに)とらえられれば・・・

(攻:攻めきる! 守:ブロック・ディグの準備!)


次のプレーの準備が早くできたり、打ち切る(得点を取り切る)プレーが多くなり・・

選手たちの持っている力をより発揮できるのではないかと思うのでした。


最後まで読んで下さりありがとうございました。

 

2021年12月15日水曜日

教えられる・学ぶ・理解する・考える 

バレーボールを選択してプレーしている、特に子どもたち・・

自分のいるチームが全ての情報源でもあり・・

中々「それ以外」からなんて考えにくい現状かなと。



どのように伝え、スキルアップ等を目指すのか?については・・・

「これをしなさい」的ではなく、「自分たちで考えられる」ような指導の模索も多々あるようですが・・


さて、これから先・・

どうして行けば、子どもたちにとって、バレーボールがさらにステキなものになって行くのかなあ?

みたいなことを一考する時に来ているように思うのですが、いかがでしょう?


バレーボールに限らずですが・・

知らないことやできないことは、教えてもらわないと分かるようになりませんよね。

ただ、その「どのエッセンスを教えるか?伝えるか?」で・・

指導のあり方みたいなのはあるでしょうが・・・



さて、問題はここから・・・

これまで、大学のリーグを観に行ったり、テレビでVリーグ関連の試合を観ていて・・・

また、SNSでバレーボール指導方法みたいなのをチラチラ見る中で・・                 


「どれだけ解ってるんやろ??」と思うことがしばしばありました。

     (私個人の感想ですので、あしからず・・。私もまだまだ勉強中。)


解ってる?というのは・・・

知識として・・・とか・・・形として・・・

とかと言うのとはちょっとニュアンスが違う感覚で・・・



話は大きく逸れますが・・・

数年前、解剖学や心理学の勉強をしたことがありました。
それで、「ここにこんな臓器があってこんな働き」とか
「こんな考え方でたとえば〜〜というのが○○心理学の基本」とか・・・
それは単純に覚えていけば良いことなんですが・・・
ちょっと考えると・・・
「で、どういうつながりがある?」とか「どんな流れでそうなった??」
ということがグルグル頭を巡って・・・
「これは大変だわ(汗)」という状態になっています。



話を戻して・・・

バレーボールでも・・・
結局プレーする選手が・・
チームが・・

「どれだけ考えてやっているか??」

 ・・・もちろん前向き・上向きで!・・・

に視点がいくことが大切なんだということが言いたくなったのです。

教えられたことができるようになった・・・
フォーメーションの基本を理解して動けるようになった・・・等。

ちょっと考えてみて下さい・・・

たとえばステージが変わるとまた新たなことを学んでいくことを・・・
中学校のレベルと高校のレベルでは・・・全然違うスタンスが必要・・・


なぜこんなことを言うのか???

大学生やVリーグを観ていると・・・
「これまで辿ってきた(教えてもらった)遺産(言い方はご勘弁)」でプレーしているように私には見える選手があまりにも多い!!

自分のたどってきた中での宝物はとっても大事ですが・・

バレーボールはまだまだ深い・・

だから・・最先端では・・イタリアに行く選手が増えてきているのでしょう?!


もっともっとプレー間のつながりやチームのシステムやスキルアップ・・・等々・・・

自分(自分たち)のプレーに疑問を感じたり、もっと違う・高いレベルに貪欲に思考するようなバレー選手がみたいなあ・・・と感じたのでした。

子どもの頃から・・

教えられ知ってできるようになる・・だけでなく・・

自分から広い世界に関心を寄せ・・見つけようとする感覚へ・・なんて思います。


例えば・・

教育現場でも・・

一斉授業だったのが・・

グループワークやディスカッション形式に変わってきていることと同じかなと。



まとまりのない思いつきですみません。

最後まで読んで下さりありがとうございました。

2021年12月13日月曜日

バレーボールの特性から 「相手コート」への対応力!

ネット型のバレーボールは当然「自コート」と「相手コート」がありますね。

いろいろなチームを見ていると・・・
自分のコートの「組織化」は一生懸命なんですが、相手コートに眼がいっていないなあ、ということがある気がしています。


それぞれプレーをするには自コートでの役割やスキルが必要で多くの時間を使って当たり前なのですが・・・
ネットを越えてくる瞬間からしか始まっていないように感じることが多々あって・・・


前記事にも似たようなことを書きましたが・・・



とにかく
「相手コート」「相手コートで起きていること」「相手がしようとしていること」「相手ができなくなったこと」・・・


「相手選手が何をしようとしているのか」「いろいろなことができる状況か?」「できないのか?」などなど・・・・


『ネットの向こう側の状況』を捉えることが絶対に必要だと思います。

「やってくるボールを<受ける(レシーブ)>」からの展開ではなく、

「相手がしようとしてくることへの<対応>」から、

すでに自分たちのプレーは始まるのだということ。

そのために観察力・判断力・行動力・スキル・チームスキルを磨く。


パスの形やレシーブの仕方等を「教えられてきた」子どもたちには難しいことになっているのかもしれません。

基本的な個人のコンタクト・操作のスキルももちろん大事です!


でもこのことは「相手を打ち負かす」ことや「相手より有利になる」「相手の居ないところへボールをやる」などの


「本来のゲーム性」であってしかりで・・


自コートの「形」ではなく・・

ネットをはさんでの応酬・・・
「相手とのやりとり」・・・
『遊び』からであっていいことなんだと思ったりします。

その段階から「相手コート」への意識が持てたらいいのになあ・・ということ・・



練習においては・・・
ネットを挟んであれこれやってみる・・・遊びから入ってもいいと・・・
本当はバレーボールを始める段階で取り組めばよいことなのでしょうけど・・・

だからゲーム形式の練習をする意味が大きい・・・。



練習時間のわずか5〜10分でもいいので
「〜ねばならない」ような「形」ではなくって
「相手コートで起きていることを観察して、次にどうなるか?の判断をし、本の僅かな時間(0.数秒)でも余裕を持って準備できる力をつけて欲しいと考えています。


相手コートに目をやるツールの例として・・・

(すでにみなさん、いろいろ工夫されていると思いますが・・・)


4対4(ブロック2枚:レシーブ2枚・・強打はクロスサイドのみ)
  ・ブロッカーはどこから打ってくるかの判断〜動作
  ・レシーブは2人なので判断してそれぞれセンター&クロスサイドへ移動

アタックライン内の2対2
ほんとに初心者がするような遊びですがウオームアップででもすれば違うかな?

・・・などなど・・・


もう1つは・・・
私はやっぱり「ブロック」を提供したい!


手が出なくても
実際のゲームでしなくても
『相手を見ての対応』が絶対に求められるブロックに取り組んで欲しい!!


初心者であってもその感覚が分かっていけるような・・・
そんなプログラムを作れたら・・・と、現場もないのに思っています(汗)



最後まで読んで下さりありがとうございました。

2021年12月12日日曜日

輝け! 誇れ! ミドルブロッカー!!

 もし、どのポジションが一番重要か?と問われたら・・

「ミドルブロッカー」と答えたい・・・そう思っています。


(・・ちょっとイメージ古いです:汗・・)


いろいろなカテゴリーがあり、レベルも様々なので一括りにはできませんが・・

ミドルブロッカー(前衛センター)の果たす役割は大きいと思います。


得点数では確かにサイドヒッター・オポジット(セッター対角)が断然上。

ブロック得点も、相手によりけりですが・・セットにあれば良い方・・

打数も少ない・・


それに・・一般的には・・中学生くらいから・・

背が高いから

レシーブが上手くないから

サイドで打つには足りないから

みたいなどちらかと言えば「マイナス思考的発想」も無きにしもあらず・・。

そんな立場のミドルブロッカーも決して少なくはないのでは?

(ややネガテイブ目線で書きました・・)


でもね・・

目に見えにくいけど、チームの貢献はめちゃくちゃしている!


1番集中し緊張感でピリピリするのがブロック前!

判断して右や左に行ったり来たり・・その身体能力とタッチでの貢献度!

自分は打たなくてもひたすらクイックに入り続ける!

リベロと交代した時に戦略を確認しコートに伝える(結構レベルが上)!

レシーブ位置によって準備に開く方向も右や左に即判断!


中々外からは見えにくいことばかりですが・・

ミドルブロッカーってステキですよね。

集中度と瞬発的運動量を考えるとリベロと交代してリフレッシュすることは・・

適切なんだなと思ったりします。


ひたむきにチームに貢献しまくるミドルブロッカー・・

その分、勝手やサボりは・・バレにくいけど・・あきまへんポジション(笑)



・・できればさらに目指せ!・・

クイックを力強く左右に打ち切るためのノウハウを身につけ・・

ブロックをネットから手が出なくても諦めず出す・・(※)

ハイセットも打つ・上げる・・

・・・のようなスキル・メンタルを磨いていって欲しいなと・・・。

ミドルだから仕方がないとかは・・やめよう・・。


※数年前TVで、今年引退された荒木絵里香さんが、ブロック時に・・

 相手レストに間に合わない・・でも追いかけて・・ネットの下・・

 少し離れたところでワンタッチ取ろうとされてた場面が何度かあって・・

 やっぱりこの人はすごいな!と思ったことがありました。大事!!


それと・・

セッターにとっては・・

ミドルブロッカーを「いつ、どの場面で使うか?」をいつも考えています。

ゲームメイク上、とても大切なことで・・

お互いのスキルの向上・意識の共有が上がるほど・・

強くなれる可能性は広がるように思ったりします。


ミドルブロッカーの選手たちには・・

自分のしている凄さ・チームへの貢献の高さを誇りに思い・・

どんどん磨きをかけて・・

さらに輝いていって欲しいと思うのでした・・・。

(中学・高校生のイメージ中心かな?って感じで書きました)


プレーする側も見る側も・・またおもしろくなりますもんね!!

来週の天皇杯・皇后杯・・こんな目線で観てみては!?


最後まで読んで下さりありがとうございました。


2021年12月9日木曜日

セッター  大事にしたいポイント!

 セッターが必要とされる要素には・・・

ハンドリング  安定したセット  ボールを飛ばせる技術

ネット感  コート感  周辺視野

いわゆるトスワーク・・ゲームメイク、ゲームのストーリー性ある選択

・・・等々があるかと思います。

今回は、その中で特に「ここは大事かな」と思ったところをあげたいと思います。


今回も、足立龍哉さんの『進化型バレーボール』より資料を抜粋させて頂きます。

最後に関連する動画もあげていますので・・

ぜひ参考にされ、ご活用くださればと思います。




【セッターが取り込むべき情報と動作(例:レセプション時)】

上記図のように動き出しから様々な情報を取り込みながらセットすることが求められるポジションです。

身体動作についても、動き出しのスピードや止まる力などが必要。


初歩の過程では、ボールに目がいきがちで、コンタクトやハンドリング、上がるボールの良し悪しに意識も向きがち。(過程では順を追ってしか難しいので仕方がないですね)

しかし上達に従い、上記図の各要素をセッターが取り込んでいくことは非常に重要なポイントであると思います。

今、目の前の選手の状況をつかみつつ、広げられるようにしてあげたいですね。


※ペネトレーション:直訳では「浸透・突っ込む」などの意味ですが・・

 この場合は、準備(プレパレーション)動作(オペレーション)と同意義語とします。



【絶対的にIN TIME!】

セッターに関わらず、ボールの落下点にいかに早く入れるかは・・

バレーボールにおいてはとても大切な要素であると言えます。

特にセッターには必須条件として身につけるべきポイントだと思っています。


少しでも早くボールの落下点に入ることで・・

セッターが止まる時間によって周辺の情報を取り入れられたり・・

どこを軸にして上げるか(起点)の選択ができたり(選択肢が多い方がいい!)・・

アタッカーもセッターが止まることで準備〜動作につなげやすい・・

相手ブロッカーとの駆け引きも生まれやすい・・

もちろん、ハイセットは安定する!(他選手たちも同様)


下の図を参考にイメージを膨らませて頂ければと思います。





【最も難しい4&5番からのレセプション】
        〜セット動作の反復練習を〜


上記のように、レセプション時:4&5番からのセット動作は難しいところ。
しかし、練習では中々取り組まずにゲーム形式で行うだけになっていませんか?

レセプション練習に組み込んだり・・
アタック練習にプラスαなどででも・・
この動作の練習は取り入れることは大切だと思っています。

何気なくゲームで過ぎてしまっていますが・・
意外とこのポイントで・・
失点につながる可能性があるのではないでしょうか?
ぜひセッターに身につけてほしいですね。

動画の後半に解説されていますので、ぜひご覧になって下さい。



【参考動画:セッター練習 from Mr,Adachi 】



最後まで読んでくださりありがとうございました。

2021年12月8日水曜日

プレーの中に「選択肢」を持てるようにしてあげよう!

 バレーボールの練習においては・・

その目的や技術の習得に向けて・・

いわゆる「型にはめる」方法の方が・・

コーチも選手もわかりやすく取り組め・・

身につくのかもしれません。





しかし・・

特にゲームの中で・・

「選択できる」知識と技術を身につけることは・・

バレーボールがさらにおもしろくなり・・

強くなっていくためにも、とても重要な要素だと思っています。



ゲームにおいては、各場面で・・

「対応する・できる場面」があちこちにあり・・(それがまたバレーボールの醍醐味!)

いくつかの方法(選択肢)を知っていれば・・

相手に勝る可能性が大きくなるのではないでしょうか?


例えば・・その場面で・・

サーブ・・・ただ強くスピードのあるサーブを打つだけでなく・・

      どこに打てば効果的か?


アタック・・ただ打つだけでなく

      クロスか?ストレートか?エンドか?フェイントか?

      ブロックに当てるか?リバウンドか?


セットとアタックの関係・・アタッカーが選択できるセット? 


レシーブ・・頑張ってあげるだけでなく

      低い返球か?高い返球か?

      フォーメーションはどれがいいのか?


・・・などなど・・・


その場面で・・

考えてみることができるいくつかの選択肢が・・

あるかないかで大違い!

できればさらに大違い!

ではないですかね。


伝える方法は・・

1.「知らないことは伝えておいてあげる」

選手たちは言われたことしか知りません。できません。(それが多い実情では?)

「サーブにはこんな考え方がある」

「アタックにはこれだけの打ち方がある」

「ブロックにも攻撃的と守備的がある」

「フォーメーションにも種類がある・・今このチームではこれを選択している」

などのことを伝えて・・

練習メニューに組み込んでいき・・

理解と技術習得の幅を広げ・・

ゲームで活かせられればバレーボールがさらにおもしろくなるよ!

とういう伝え方はある。


2.「結果から考えさせて(フィードバックして)知らせてあげる」

ゲーム形式の練習・練習ゲーム等の中で・・

特にうまくいかなかった時・・

振り返ってみて・・(※下記参照)

「どうすればもっと良くなるか?」

選手自身がそう思えれば(思えるように持っていければ)・・

選手の考えを聞きながら・・

「こんな選択肢があるからやってみよう」等・・

伝えてアイテムを増やしていく方法もある。


選手たちは一生懸命に取り組んでいて・・

「知らないことはできない」し、「気づかないことは分からない」

と思うのです。


チームそれぞれなので・・

「これが正しいというのはない」とも思いますが、一考の余地はありかと。


どちらにしても・・

いろんな選択肢を知り、プレーできるようにしてあげたいものですよね。


きっとバレーボールがさらにおもしろくなる!


※メンタルトレーニングでは

 「行った直後に振り返る」のが一番再現性がある、とのこと。

 うまくいかなかった時のすぐ後に「どうしたらいいのかな?」等振り返ったり・・

 逆に「うまくできた時」直後に、「選択した?」と聞いて確認できれば・・

 自分の行動がはっきりイメージ化できて次に生きやすいと。

ご参考まで。

      


過去に関連したような記事を書いていましたのであげさせていただきます。

良ければ一緒に読んでみてください。

ゲームの中での「選択」持ってる?
https://teru174cm.blogspot.com/2014/04/blog-post_16.html
Volleyball with you!!


最後まで読んで下さりありがとうございました。

2021年12月1日水曜日

何のために練習する? 目標を確かめながら進むべし!

バレーボールに限らず、何かに向かう時、達成したい方向に立ったときなどに
「目標設定」は大切である!!とは、当たり前に聞く話です。





その目標は、近くであったり遠くであったり・・・それは関係なく・・・

ただ、「目標」を立てたはいいけれど
<お題目>に終わってしまっていることも結構あるんじゃないかって・・・


いろいろなところの練習や試合を見る中で
「何を目指しているんだろう??」など・・・

時には切なくなってしまうこともあります。
当然輪切りにしか見ていませんから一概には言うことではありませんが・・・



せっかく一生懸命に取り組んでいるんですから
「もったいない」ことにならずに
<成果あるもの>に繋がって欲しいと・・・

さてこの「目標」を実現につなげていくためには・・・
「目標を見失わないで!!!」ということ!!

目標を挙げたものの、日々の中での眼の前の厳しさやネガティブな出来事・感情に振り回されてしまうこと・・・

そして・・・
目の前のことをどう処理するか?どう上手くやり過ごすか?
そっちに気持ちが向いてしまい、
具体的な行動も「目の前の対処的行動」に・・・

でも一生懸命にしていることに変わりはなく「自覚症状」もない・・・
だからいつの間にか「目標」が消えたり、すり替わっていたり・・・

いいと思うんです。


目の前に一生懸命になってしまうことも
あきらめかけることも
遠回りすることも・・・・

でも、「目標」って
『叶えようとする自分やチームの実現の到着点』だと思うんです。
目標を立てた時にみなきっと・・・例えるなら・・・


<山の頂上>を目撃すると思うんです。
そこに向かって「さあ、行くぞ!!」って

でもそこから頂上まで繋がるはずの道を見つけないで
ただ頂上だけ見て歩いてしまう・・・・
そうなっていることはないでしょうか??

目標を作って挙げたなら
その実現に向けて
「どうしたらそこにたどり着けるのか?」の具体的計画を立て

ステップアップできるような・・・
「今は何をするべきなのか?」を日々行動していくんじゃないかと・・・



事あるごとに再確認できて意識的に練習ができれば・・・

今やっていることに集中・理解もできて・・・

個人・チーム力の確実な向上につながると思います。


いろいろなことで揺れたりしてしまった後や苦しいときでも・・・
「この目標のためにやっている!!」
「だから譲らない!!」


自分やチームに対して問いかける機会を時々持てたなら・・・


きっとさらに
『今』すること・・と・・・『向かう目標』がリンクして・・・


頂上に向かう道のりも少しずつはっきり見え出すのではないかな?

「だから頑張るんだ!」と・・・

個人にしてもチームにしても・・・

そう思うのでした。



やらなくても・・・

比較できたり・成果として見える訳ではありませんが・・・

「やったもん勝ち」なのは確かだと思う私でした(笑)



最後まで読んで下さりありがとうございました

2021年11月29日月曜日

練習の後に「イメージをストックする!」 〜〜この積み重ねが大きな差を生む〜〜

毎日の練習を頑張っている選手たちにとって・・・
毎日自分がしたこと、良かったところ等をどれだけ残しているか?ってことで・・・

よく練習後にミーティングなどをすると思いますが・・・
さて、その日にしたことの中で・・・

それぞれに実感・確認できたことを積んでいっているでしょうか?


目標に向かって具体的な活動をする中で

「どれだけ達成感を積んでいけるか??」が一つの大きなポイントで・・・
これは「理解」や「目標への具体的行動」に繋がっていくことだと思います。

よく練習の後に<課題>や悪く言うと<ダメ出し>が多かったりしていませんか?



課題を『整理して次の目標設定にする」ことは必要ですが・・・

それはそれとしてせっかくいろいろと頭も使いながら練習した訳なら・・・

やっぱり「できたこと」や「分かったこと」を残していきたいものです。



それは感覚的なものではなく
「よりリアルに映像化してイメージで残す」ことがより重要とか・・・

ビジュアライゼーションってやつです。



そうするとその後の練習機会において、同じような場面での再現がされやすくなり・・・

次のスキルやステップに繋がるといった流れになります。



これが失敗の指摘を感情の部分で残していると・・・

その後の練習で再現されるのはマイナス・ネガティブな状況となり・・・

自分でクリエイトしていくことができにくい状況を作ってしまいますね。


あくまで課題は課題として・・・・

それより「ではどうすればクリアーできるか?」

ポジティブな設定に移行してその後の練習に向かうというのはどうでしょうか?



マイナス点を多く書きましたが・・・

その日の良きイメージをその日のうちに残して蓄えていってはどうでしょうか?

ただし、自己満足に終わらないように・・・
その日の練習の課題やポイントに沿ってどうだったか?という視点で・・・



〜おまけ〜〜〜かつてのイラン:ベラスコ監督がしていたことから〜〜〜
イランナショナルチームの練習の終わりに・・・
選手らはリラックスして寝転んでいる状態で・・・・
ベラスコ監督は、選手の中を行き来しつつその日の練習の中での各自の良かったところと課題をイメージするように話しかけるそうです・・・。

おそらく「メンタルタフネス」か「人間掌握」の達人なんでしょうね(笑)
                       (真相は分かっていませんが・・・)



最後まで読んで下さり、ありがとうございました。

2021年11月20日土曜日

気になるスキル・プレー  〜思ったこと・できたこと〜

 たまには具体的なことも思って書かないと・・・

で、今回はこれまで私感覚でいろいろな選手を見てきて・・・

「ちょっと気づいて練習したらええのに・・・」

実際にうまく「ハマったな!」っていうのをいくつかあげてみようと思います。



<中学生:練習で強いアタック打てるのに試合のラリーで何故打てない?>

結構当てはまる幅は広いように思います(良く見ました)。

やっとアタックが打てるようになっている段階なのかもしれませんが・・・

並行してでも・・・

「ラリー中の準備動作:ブロック&レシーブ〜準備をする」

「ボールを追いかけず準備をする」「そのステップ・フットワークを知る」

これだけのことを伝えてやっておけば・・・


たとえまだゲームでできなくても・・

振り返って「自分の力を発揮するために必要なこと:練習」に気づいて

早く変化・成長できるのではないかと思う場面でした。



<レシーブ:決まった形でしか動けない・・同じところに何度もポトリ・・>

これも結構あるあるなんじゃないでしょうか?!

1つのフォーメーションを一生懸命に頑張っている中・高生チーム。

1回下がって「私はここからスタート〜レシーブ」って。


ハマれば絶大な効果ありですが・・・

違うタイプの相手になると全く別チームのようにガタガタ・・・

せめて2つくらいの基本的なフォーメーションは知るようにしてあげて・・・

メリット・デメリットが分かればゲーム中の対応もできそうなのに・・・

(ひょっとしたらそれ以前のやってみる過程だったらごめんなさい)


こぼれ話:ある高校の全国大会で・・試合待ち:コートはいいけどボールはNG。

するといろいろなパターンのフォーメーションの動作確認・・・。

同じポジションからの相手攻撃想定も何パターンか・・・やってる〜〜・・・

さすがだな!と思ったひと場面でした・・。



ここからはちょっと分かればできたこと・・・私の経験から・・・



<フローターサーブがうまく入らない 小学生女子と高校生男子>

全く違う2人のはずなのですが・・・全く同じポイントでした。

トスもリズムもヒット感も悪くない・・・

狙っているポイントがそもそも低いのか?  いやそうでもない・・・

「ヒットする瞬間に力んでしまい身体が少し「くの字」に引いて低くなっていた!

                   (意味わかります?文字ですみません)

そこで、両人とも「打つ瞬間、頑張りすぎやわ」・・・少し説明して・・・

「ヒットの手だけ頑張って十分」

「高いところで叩くようにしてみて・・・」

それだけでした・・・。  普通にOK! ということがありました。



<セッター:クイックがうまくあげられない 高校生女子>

全体的にできていないという感じ。でもクイックになるとネットが「ガシャ!!」が多い。

アタッカーとのお互いさまではあるが少し聞いてみた。「どんな感じであげてるの?」

「クイックは慌ててしまう」ことが多いと。

そしてもうひと質問「どこにあげてる?」・・・「白帯の上あたり・・・」

そういうことでした。


ちょっと前の私・・・へへっ


まずは慌てないでいいからということと

なんとなく「この辺り」ではなくって「アタッカーが打つところに置くんだよ」と

ボールなしでミドルにAクイックの動作で打つ瞬間までしてもらい・・・

セッターにはその場所を確認してもらうようにしました。

意識し確認できるとなかなかのAクイックが見られました。(ゲームで使えるのはその後)

※絶対の約束事!・・・ネット方向にあげてはいけません。

          ・それではいつになっても打てません!



<レセプション:正面で取らないといけない思い込み最後まで動いてしまう>

大学生女子でした。思い込みすぎ・動きすぎでうまくできませんでした。

何度か伝えて「止まって面だけ向けられたらOKやから」

大学生くらいになると中々染み付いた感覚は手放してはくれません(笑)

それでもとにかく「止まって・面を向けて・当てる」の繰り返しで・・・

少しずつその方がラクになってうまくいくように感じてくれて・・・


ある時、ずっと高いレベルのチームに参加させてもらった時に・・・

その感覚が一気に自分のものになったようで、見事に変身しました!とさ(笑)

見本となる選手たちと一緒にやってみて「実感」することってステキですよね!



<窮屈なアタックになるミドルブロッカー:高校・大学女子>

要はネットに近すぎて手打ちになっていた・・・それで育ってきたのかな?

聞いてみました。「どんなことを意識して打ってる?」

答えは「高いところで早く・・・」みたいな一緒の答え。

では一言「十分高いから(笑)大丈夫!」

「高いところで早くペチャっとしか打たないのと・・・ちょっとだけ低くなっても

強くクロスもストレートも打てて、ペチャっともできるの・・・どっちがいい?」って。

当然「どっちもできた方がいい」になりますよね。


それなら・・・教えます。

「ネットと自分の間が無くなってるから今みたいになってる。踏み切りの位置を後ろにして

打ってみ!」って。やってみたら・・・・できますよね〜〜(笑)

※ここのポイント・・クイック以外、普通に打つときは打ち切れていること

                  (そもそもの大前提なのですが・・・)

         ・先ほどのセッターのことと同様に「絶対ネット側にトスを上げない)

別機会に少し話をしてみると・・・どうやら・・・

まだ身体・体力がない小・中の頃と同じ感覚でいたようです・・・。

身体も強くなり大きくなっていて、体力もついてきているのに・・・

自分のプレーイメージが変わらないままだったことも一つの原因だったのかなと思わされた経験でした。



長々と書いてしまいました(汗)・・・今日はこの辺にしておきます。

みなさんもこういうのいろいろあるんじゃないですか?

良いとか悪いとかではなく・・・出し合えて・・・

いろんな感覚をお互いに身につけられればいいんじゃないかと思っています。

感性を磨く・・・と言うか・・・感性アイテムをゲットしようぜ!!って感じですかね?!


たまに言うんです・・・「ええとこ取りしたらええやん!」って(笑)


いかがでしょうか・・・?


最後まで読んで下さりありがとうございました。


2021年11月14日日曜日

これからの参考になれば・・・   私自身も見直し・アップデート中

春高の各都道府県予選の結果が次々と出てきていますね。

多くのチームはこれからの冬場は・・・

トレーニング期となっていくのではないかと思ったところで・・・



また私自身もブログを再開して・・・

振り返ったり見直したりしながら・・・

どんなことがみなさんに見てもらえて役に立つのかなあ・・・

など勝手にやっておりまして(汗)


少しでも今後の取り組みへの一考になったらなあ・・・

なんて妄想(笑)しつつ・・・

具体的なことではないのですが・・・

過去に書いた記事から・・・

関連するかなあ?!と言ったものをいくつか掘り出してみました。



ピリオダイゼーション(周期化トレーニング)に関して

https://teru174cm.blogspot.com/2014/02/blog-post_16.html 


年間をトレーニング期や試合期などの一定の期間区分をして計画的に

トレーニングを行う方が効果的ではないかなと。

実際には、選手たちに必要と思われることをいろいろと織り交ぜるのですが・・・

「中心的課題」はどこにある?

みたいな発想は必要ではないかと思ったりします。


練習をする上での「意識と集中」に関して

https://teru174cm.blogspot.com/2015/09/blog-post_5.html


同じような内容をするにしても・・・

選手たちがいかに「そのことを意識」して「集中して取り組む」ことができるのか?

を考えるか考えないかで成果は大きく違ってくると思うのです。


身体の動き「肩甲骨を動かす」ことに関して

https://teru174cm.blogspot.com/2012/07/blog-post.html

ややマニアックな視点ですが、これ(肩甲骨)が動くことって

スポーツ選手には特に大きな役割を果たしているようです。

具体的な手立てなどあれば私ももっと詳しく知りたいです。


イップス(心理的ダメージ)に関して

https://teru174cm.blogspot.com/2015/09/blog-post_15.html


頑張っているのに調子が上がらない・・・

パフォーマンスが上がらない・・・

これってスランプってやつ?

いえいえ、もっと根深く見えないメンタル的ダメージ・・・

もし選手たちの中に「ん?あれ?どうしたのかな?」というような様子を感じたら

こんな視点でアプローチ・フォローをしてあげれば・・・

早く自分のプレーを取り戻せるかもしれませんね。


持ち続けたい「Passion!〜情熱」に関して

https://teru174cm.blogspot.com/2014/04/passion.html


やはり根幹はこれかな?

いろんなことに出くわして・・・

いろんなことを考えて・・・

嫌になったり、逃げたくなったり・・・

でもやっぱりこれがある!

今一度、自分の炎に気づいて・・・

みんながんばれ〜〜〜〜!!!


ブログよりいつも応援しています!

今後の取り組みの一考になれば幸いです。


最後まで読んでくださりありがとうございました。

2021年11月4日木曜日

見直し・アップデートをしましょう!

 Vリーグが始まり、高校では春高の都道府県の最終予選が佳境の頃かなと思います。

小・中学生にとっては新チームになり、小さな試合はあってもじっくりとチームづくりをする期間になっているかと思います。


いつからでも良いのですが・・・

これまでの練習メニュー(練習内容・組み立て方・時間の割り振りなど)を振り返って・・・

「より効果的で意味のある練習って考えられないか?」

「このチームに合った練習はどんなのが良いのだろう?」

「この選手が上手くなるために必要なことは何なんだろう?」

など・・・

当然、ここまで行ってきたことは良いと思って取り組んできておられると思います。

それでもあえて・・・

「今一度、じっくり考えてみる!」

ことを提案したいと思います。


わざわざ「イジれば良い」と言うのではありません。

これで良いと思うこと以外に・・・

良いことがいっぱい溢れている!と言うことを知って欲しいかなと。

何をするにしてもそうですが・・・

変化なしの継続は「惰性」「慣れ」「押しつけ」になってしまいがち。

(それにすら気づかない指導者も正直少なくない気もしますが)

目の前の選手・チームが活きて、うまく強くしたいのは皆同じ・・・


それならいろんな情報を集めながら・・・

・トレンドをみるのもよし!

・古いけど変わらぬものを再発見するのもよし!

・自分の経験と比較してみるのもよし!     〜などなどしつつ〜

「違う感覚を取り入れてみる(やらなくても受け入れてみる)!」

「組み立て直してみようと知恵を絞ってみる!」ことは・・・

めっちゃ意味のあることだと思うんですがどうでしょうか?

その中の一つを綴っていきたく思っています。


何か抽象的な話になってしまいましたが・・・

少しづつ具体的な提案をさせていただく予定ですので・・・

(ちょっとずつやないと続かないし・・(本音:笑)


まあ、プレーヤーズファースト・チームファーストって何や、ってやってみて!

ええとこ取りしたもん勝ちや!ってことかな(笑)


最後まで読んで下さりありがとうございました。




2016年1月7日木曜日

基本のこと&力のONとOFF(脱入力) 〜高校男子練習試合 in 釧路より〜

昨日のこと
釧路工業高校にお邪魔して道東の高校5チームの練習ゲームを一緒に見させて頂きました。


各校力の差はあったのですが、それぞれに1日頑張っていました。

その中で感じたこと・・・

<その1>
「ずっと力が入ったままのプレーをしている・・・」

とっても頑張っているのですが・・・
レシーブの移動動作からコンタクトまでずっと力んだままの様子や・・・
アタックの助走からヒットまでも力が入ったままの様子も・・・

例えばレシーブで・・・
移動はステップのスムーズさだけで上半身はリラックスして脱力〜
構え(相手アタッカーをとらえる瞬間)でストップして一瞬入力!とか

アタック時は・・・
助走は上半身は余計な力は入れないとか・・・
最後の踏み込み&手の振り上げ時に入力〜
空中で一旦リラックスして・・・
インパクトで入力!!

など、一連の動作〜コンタクトまでの間の・・・
「力を込めるポイント」の脱入力ができれば・・・

もっとスムーズなレシーブや柔らかいボールを出せることに繋がる・・・
アタックもいわゆる「ぎこちなさ」が解消されて安定した強いスパイクが打てるのではないかと感じました。

それぞれのポイントを押さえながら・・・
少しずつ選手たちのより良いプレーに繋げていって欲しいと思った次第でした。


<その2>
「やっぱり基本に立ち返れ!!」

スパイクで中々コース打ちができなかったりヒットポイントが安定しなかったり・・・
このような場合を見ていると・・・
結構な確率で・・・
助走最後の踏み切りが弱い・手の振り上げからのリードする手(打たない方の手を的にする)
といった・・・
スパイクの基本のポイントができていない様子が見られました。

また工業のS先生とも話していたのですが・・・
何気ないボールを・・・
手だけで操作したり・・・
あえて「かっこ良く(言い方ごめんなさいね)」見せるように手腕だけでパスを出したり・・・

簡単なボールを基本的な動作(ボールの下に早く入って下半身で相手に送り出す)に忠実にできないと・・・
いろんなことが起こるゲームの中の何処かで・・・
中途半端な「ミス」が生まれ・・・
失点につながり・・・
負けにすらつながっていくのではないかと・・・

どんなプレーができるようになっても・・・
またできるようになるためにも・・・

いつも・・・
「基本のポイントに戻る」ことが大切だと・・・
実感する場面がいくつか見られました。

それなりにプレーでき・・・
ゲームが進められるようになる中でも・・・

基本に立ち返る視点と・・・
より良いプレーができるための・・・
動作の中の脱入力・・・
などのポイントにも目を向けながら・・・

練習やゲームを進めていければ・・・
更に良くなって行くと感じた昨日でした。



話しは全く違いますが・・・
釧路工業に・・・
スゴい選手がいました!!

彼がこれから自分を更に高め・・・
チームと自分の目標を明確に持って・・・
チームメイトと共に闘って成長していく姿を見たいと・・・
また違った夢を見れそうで楽しみにしたいと勝手に思いました。


最後まで読んで下さりありがとうございました。

2015年9月6日日曜日

「本物は各選手個人」 故:足立龍哉さんからの言葉

         FIVBコーチインストラクター         
  足立龍哉さんが急逝されて今日で半年・・・

FIVBコーチコースで初めてお会いして以来・・・


バレーボールのコーチングに関してはもちろんのこと
バレーボールに対する・関わる人たちへの情熱等  
あまりにも多くのことを学ばせて頂きました。   


ブログを再開して数日、足立さんから伝えられ
わたしがバレーボールのコーチングをいろいろな方と共有して
 いこうと思った原点についてここに書かせて頂きたいと思います。

     バレーボールをする上で必要な「動作」「基本的な技術」から      「システム」「戦術」などの基本的考え方から具体的内容・・・
コーチングを実際に進めていく上での指導のポイント    
(ex:簡単〜難しい、近い〜遠い、練習の連動・連結・テンポ等)

「この人に賭けよう!」とある夢(希望)と併せてしつこく追いかけて(笑)
足立さんも応えて下さり、実現まであと少し・・・というところで亡くなりました。

夢は一旦置いておくしかない状況ですが・・・
足立さんから学んだ多くの財産を伝えていくこと
      そうしていきながらまたいろいろな人たちとの関わりの中から
 自分のオリジナルを作っていくことを・・・   
  師事し学んだ者としてしていきたいと思っています。


「本物は各選手個人」
これは3年前、コーチコースの後すぐにあったセッター講習会に参加し
お礼(質問)のメールに対して頂いたお返事から・・・
以下、その内容です。(足立さん、いいですよね)

(セッターにはいろいろなタイプ・フォームをした人たちがいますが一定のフォームを
教えていった方が良いのでしょうか?・・・といった質問への返信から)


さて、古田さんの質問兼考え方(どっち?)についてですが、基本的な姿勢、フォームは最低、どのポジションにおいても必要だと考えます。
 
しかし、人間(選手)はロボットではなく、それぞれの個性、特徴を活かしたパフォーマンスが第一と思います。
 
もちろん、バレーボールは個人スポーツではないので、選手個人の特徴を活かしたチームワーク、フォーメーション、そしてシステム・戦術といったカタチをどう作るのかが監督・コーチの腕(技)であり、役割だと思います。

あのチームがこうやっているから、こうするのではなく、チーム状況・環境に合った指導が今、重要なのではないでしょうか?見本、○○選手、チームのお手本は重要ですが、真似ても本物にはなりえません。またそのフォーム(カタチ)が本当にその選手に適しているのかどうか、それぞれだと思います。

機械的に選手を育成する昔の方法も一部、重要だと考えますが、
やはり、選手個人の特徴を活かした指導が選手にとって一番重要だと思います。

私の指導もそうです。
私の知っていること(情報と知識・経験)は重要かもしれませんが、指導受ける人が一番必要としているものを指導したほうがより効果的だと考えています。
本物は各選手個人です。(段々、分からなくなってきたのではないでしょうか??)


という内容です。
折に触れおっしゃっていたことが
「選手が必要としていることを提供する」でした。

メールを頂いた時は正直「???」でしたが・・・
今は理解できたと思っています。
ただ・・・・

実際にするのはとっても難しいです。
広い視野と多くの情報、経験・・・・
そして、仲間やいろいろな人との繫がりの中で創り上げて行けるものだと・・・
現時点でそう受け止めて・・・

やっていこうと!!!

見ていてください!!
足立さん!!!


(唯一一緒に撮った写真)

最後まで読んで下さりありがとうございました。






2014年4月8日火曜日

練習の「テンポ」

少し時間が経ちましたが・・・
先月下旬に「FIVBアカデミー」の合宿に同行して勉強させて頂いたことから・・・

内容も実際のゲームに繋がっていくように組織されていたり、選手が「意識的に」できるように構成されていたりしました。

その場でどのように具体化して構成するのか?は、事前の計画が必要ですが、その時々の状況で「より目の前の課題に即した展開」ができる<豊富な内容>を持ち合わせていることが大切だと感じたりしました。
それはそれで・・・・

実際の「練習の進め方」において・・・

その「テンポの良さ」に驚きました。
次々と展開していく練習・・・

選手たちはどんどん集中していきます!!!
そして時折集まって「課題の再提示や確認等」

決して1つ1つの内容に時間はかからず・・・

それは実際のゲームの「ラリーの時間」という感じでした。


練習内容や時期によっては
じっくり丁寧にすることもあるかと思いますが
「テンポのいい練習」はコーチングには必須だと感じました。



文章では上手く伝えきれませんが・・・

「テンポよく展開される練習」は・・・

確実に選手たちの<意識>と<集中度>を高め・・・

プレーの実感となり・・・

チームにおいて発揮されていく・・・

とてもいい勉強をさせて頂きました。

わたしも今是非追求していきたいと思っています。

あっ、ただし・・・
目的や意図が見えずにテンポだけやってしまうと「ただ流れる」のでご注意を!!

最後まで読んで下さりありがとうございました。