2016年1月29日金曜日

これから先を見ている!! 〜あやめ野中学奮闘記最終話〜 

数回に渡って・・・
初心者中学生軍団のデビュー戦に関して書いてきました。

「自分の中の弱虫」に気づく機会を得たこと・・・
「コートの中では自分で責任を持つ」試合を経験したこと・・・
「一般的でない取り組み方」でここまできたこと・・・

などについて書いてきましたが・・・


最後にもう1つ!

このチーム(監督も選手たちも)は・・・
<しっかり「これから先を見ている!!」>ということ!!

大事な試合に負けた後も監督から・・・
「今自分が強くならないとダメ!」
「上手くなってから、2年3年生になってからという気持ちではダメ!」と。

また・・・全試合終了後に・・・
選手たちにどうなっていきたいか?(目標は?)聞くと・・・
「3年生には、札幌市で上位(ベスト4)を目指し、全道大会に出る!!」
と、はっきりと強い口調で言い切っていました。

これまであまり「ガッチリはめたようなスキルアップの練習」ではい取り組み方できましたが・・・
当初から・・・
「3年生になった時には勝負をかける!!」ことを・・・
明確にして歩んできたのです!

チーム全体が遠い見通しの中で・・・
夢と希望を抱き・・・
しっかりと意識し・・・
目標を明確にできていることこそ・・・
このチームの素晴らしさではないかと思ったりもします。

目先の試合に勝つことも必要ですが・・・
先の見通しの中でポイントを明確にすることで・・・
「今何をするのか?」といったテーマをしっかり持って日々の練習に取り組むことによって・・・
いろいろな「力がついてくる」・・・・

このチームを見ていると・・・
1つの大切な要素を提示してくれているようでなりません。

初心者だけの集団だからなのかもしれませんが・・・
経験者や学年がまたがるチームにおいても・・・

ここでもやはり・・・
「みんな、一考してみましょうよ!」
と言えることだと思います。
是非一度これまでを振り返りつつ、検討してみて欲しいものです。


最後にこのように遠い見通しの中でやっていくのは・・・
やはり大変なことのようです。

杉山監督いわく・・・
「とにかく我慢です〜!」
やはり思うようにできない選手を見ていたり・・・
弱々しい姿を見るにつけ・・・
怒りたくなってしまうとのことでした(笑)

これから先の・・・
札幌市立あやめ野中学校男子バレーボール部を・・・
見守ってくださいね。


最後まで読んで下さりありがとうございました。

2016年1月28日木曜日

デビュー戦までの特徴的な取り組み 〜あやめ野中学奮闘記⑤〜

入学後、5月に産声をあげた「あやめ野中学校バレーボール部」に1年生7名の全くの初心者が入部してスタートしました。

1月後半にデビュー戦の様子やそこで得たこと等については前回までに書いた通りです。

この学校、そこまでが・・・
これまで一般的に進められているクラブ活動とは少し違ったやり方・進め方をしてきていましたので・・・
今回はその点について書いていきますね。

番号順に並んでいるのも可愛らしいですね。

普通なら・・・
パス・レシーブやアタックの形等から教えて行くのではないかと思うのですが・・・

「とにかくやってみよう!!」的な方向で・・・
相手にパスを出すことや・・・
ネットをはさんでやりとりを楽しむこと・・・
時折パスの仕方などを教えたり・・・
高校生などがやってきて教えてもらう時間がある程度で・・・

「ガッチリ基礎言われている?パス等のカタチの指導
・・・<ではなく>・・・
「やりとりをする・楽しむ中でゆるやかな技術指導」に取り組んできました。
その中で・・・
レシーブの位置取りやぶつからないやり方は?とか
レセプションの人数がW型の5人より4人の方がやりやすいなあと選手の感覚からフォーメーションを決めたりしていました。

面白いのはサーブ!!!
5月に生徒たちに会った時「どんなことができるようになりたい?」
と聞くと・・・
多くが・・・
『ジャンプサーブ!!!』と。
やりたいサーブを自分でやっていく・・・と・・・
それ以来、半数以上がずっと自分でジャンプサーブを打ち続け・・・
デビュー戦でも披露していました。
精度はまだまだですが・・・楽しみでもあり・・・どうなっていくのか?という面もあり・・・?!

もう1つは、デビュー戦まで・・・
「ポジションを固定しないで複数ネットをはさんだ練習やゲームをやってきた!!」
デビュー戦も・・・
ライト後衛(サーバーになった人)がセッターで・・・
あとは前衛も後衛も自分のポジションで・・・
「アタッカー!!」
すなわち「6−6」システムで・・・
全員がどのポジション、どの役割もするようにずっと取り組んできました。

話しの上で、練習過程で「ポジションフリー」は聞きますが・・・
試合当日も「6−6システム」でやりきっているチームはあまり聞かないですね。

もちろん通過点としてですが・・・
将来的に見て・・・
「どのポジションも、どんなプレーもできる選手・分かる選手」へのベース作りをしてきていたと思います。
今後少し役割を絞るようですが、展開が楽しみです。


これらの方向で取り組んだのは・・・
初心者には「パスのカタチから」といった伝統的な方法に対して違った方向の模索や・・

試合ごとに勝たないといけない(となってしまっている)ので、「固定化」したチームづくりで本当によいのか?
といった疑問等があったり・・・

監督自身が・・・
幅広くバレーボールを学び・・・

バレーボールを選択して意気揚々とやってきた子どもたちが・・・
ずっと先まで・・・
「バレーボールが大好き!」で「バレーボールはオモシロい!!」
そう思いながら・・・
技術的にもメンタル的にも・・・
育っていく子どもたちが多くなるための・・・

1つの方向・模索だと思っています。


今回の一連の記事は・・・
全く新しい子どもたちだけのチームの・・・
「特異なケース」なのかもしれませんが・・・

今、当たり前にやってきている各チームにとっても・・・
とても考えさせられ・・・
一考できるものではないでしょうか?

何かしらの「創意工夫の余地あり」な部分を・・・
私たち大人が変わって見せることが・・・
大切なように思います。

まだまだ、皆「知らないままにやっている」チームがはっきり言って多いです!!
いろんなチームやケース・・・
また理論的なところにも・・・

学びを求めてみることは・・・
指導者・選手&チームそれぞれの成長に繋がるように感じています。

いかがでしたでしょうか?


そんなこんなで「公式戦デビュー」を終えた・・・
『あやめ野中学戦士たち』のこれからを・・・
また楽しみにしていけたらと思います。

最後まで読んで下さりありがとうございました。

2016年1月27日水曜日

「うまくなる」=「強くなる」ではないよね! 〜あやめ野中学奮闘記④〜

公式戦デビューを意図しなかった形(勝って次に進むはならず)でしたが・・・
これからチームとして歩んでいくための・・・
とっても大切な「闘う気持ち・スポーツマインド」といった要素に気付くことができました。
今後に大きく繋がる「最初の一歩」でした。

試合の最後に集合して少し感想等を話しました。
「うまくなるだけでは勝てなく、自分が責任を持ってやりきる「強さ」がいるよね」
「チームとしても互いに励ましたり、指摘したりも・・・」
「これから少しずつ・・・強い「男」になって強いチームになっていって下さいね」と。


目の前のあやめ野のみんなの目はキリッとして、初日のスタート時の期待感やあこがれの様子とは明らかに違っていました。
ホントにステキなやつらです〜〜〜!!!

ふと、入部時を思い出しながらもう一度みんなを見ると・・・・
「おっ、大きくなってる〜〜!!」
雰囲気が変わっただけでなく身長も伸びているんですよね。
もちろん成長期で心もどんどん大人に向かって行っているところ・・・

そんなみんながたくましく思え・・・
今後の成長に大きく期待感が膨らんで・・・
貴重な1日を終えました。


今回のデビュー戦を通して・・・
私もタイトルのような「上手くなる」=「強くなる」ではない!!
ことをはっきりと感じさせられました。

「テクニカルの基礎基本からスキルアップをいかにするか?」や・・・
「ネットの向こうの相手にどう対応すればよいか?」や
「システムやフォーメーション&戦術をどう理解・浸透させるか?」など・・・

これらをいろいろなカテゴリーやレベルに合わせて・・・
「目の前の選手にあったものを」提供して行こう!と・・・
模索しつついろんなチームにお邪魔してきました。

しかし、個々人の理解も含めて・・・
「どうしたら上手くなれるか?」だけでなく・・・

<強くなるための要素>も
一緒に伝えていく必要があると強く思いました。
今回のあやめ野の選手たちの・・・
「弱虫に負けた姿」〜「自分で責任を持ってやりきる」中での・・・
いわゆる「スポーツマインド」に関して!!!

できることなら・・・
やらせるのではなく・・・
イヤになって辞める子どもが出ることなく・・・

はっきりとした理解に至らないまでも・・・
自分たちがそこ(目標やなりたい自分・チーム)に・・・
自ら向かえるような・・・

方法と手立てを打てる指導者でありたいと・・・
改めて勉強させてもらいました。

もちろん「技術力の向上のプロセス」は絶対に重要です!!
技術獲得の過程においても「立ち向かう意識・姿勢」といったことを・・・
『両輪』としていきたいものです!!

みなさんはどう感じられましたか?
またどこかで交流等ができたらオモシロいかもしれませんね。



さて、この「札幌市立あやめ野中学男子バレーボール部」ですが・・・
テクニカル等を含めてのチーム作りが・・・
デビューに至る過程が・・・
結構、いわゆる「普通・一般的」ではなかったのです!!!

その「ユニークさ」も・・・
今回のような成長に関連しているヒントになるかもしれません。

次回はここを書きますので・・・
乞うご期待!!!
ということで・・・・


最後まで読んで下さりありがとうございました。


2016年1月26日火曜日

コート内では「自分で責任を取る!』 〜あやめ野中学奮闘記③〜

さて、歴史的初勝利!と思った大事な試合に負け、落ち込んでいる間もなく・・・
もう1試合!!

何が良くなかったのか?
どうすればいいのか?   など・・・

すぐさまやってきたこの機会は・・・
ある意味「課題意識が冷めないうちにクリアーできる!!」チャンスでもありました。

試合前の練習にあたって選手たちに・・・
困り果てた・パニックになったこと・・・
助けて欲しい・逃げ出したいといった姿を見せたこと・・・
等がはっきりと弱さとして出てしまったね、と・・・。

そこで私からは・・・
「コートの中では自分が責任を持って、責任を取りきらないといけない!!」
「これはスポーツをしていく人がみんな越えていっている『スポーツマインド』だ」と。

さらに杉山監督から・・・
「コートの中では選手一人一人が責任を果たさないといけない」
「一番大きな責任は監督が背負うから」と。

あやめ野のみんなはすでに・・・
先の試合と打って変わって厳しさが表情に表れている・・・。

さて、練習・・・。
私は選手の気持ちを上げようといつもに増して選手たちと呼応するようにボールを出し始めたが・・・
監督から何度もストップ〜集合がかかる!!
「コーチや監督に盛り上げてもらっててはダメ!!」
「自分たちがやるんだから!!」と。

私自身、ハッとしました。
子どもたちが課題を克服するための言葉がけや指導者の態度等・・・
確かに!!といったところでした。

選手たちの意識や集中度も上がりいざ試合!!
「監督・コーチはあえて何も言わないから」
「自分たちでやりきってみろ!!」と伝えられコートに入ったのでした。



いざ試合!!
1セット目、これまでになく声も出ているがまだまだ中途半端な感じながら奪取!!
      まだ、「どう表現したらいいのか?」分からないのかも?的な様子・・・

2セット目、相手のスピードサーブにことごとくやられていく・・・
      監督から「甘い!!甘いんだよ〜!!」と檄を飛ばされる!
      でも先の試合のような情けなさは見られないが・・・取られてしまう。

さあ、いよいよ表と出るか裏と出るか?
いえ、勝つかどうか?より・・・

「自分たちでやりきろうと仕切れるか?」
ここが・・・
これまで築いてきて・・・
初めての公式戦で感じ味わったことが・・・
自分たちのものとして残って次に向かえるのか?
それとも・・・
また1からやり直しなのか?

最終3セット目
時には「あれれ??」というプレーもありましたが・・・
互いに声を出しかけあっている・・・
レシーブやパスのボールが「きれいでやさしい」・・・
こんなプレーができるほど上達していたんだ!と思わせる姿があちこちに出てきました。

しかし時折監督から「あまいんだよ〜〜!!」の声!!
ん?どこに向かって言ってる??(笑)

そして・・・

見事に勝利!!!!!
公式戦初勝利〜〜〜!!!

やっぱり勝って良かった〜〜〜

でもでも・・・
選手たちは大喜びではありませんでした。
やはりその前に負けてしまったことが悔しかったようです。

ということで・・・
試合的にはステップを踏むことはできませんでしたが・・・

「自分たちがコートでは責任を取るんだ!」といった・・・
スポーツマンとしてとても大切なことに・・・
ダイレクトに触れて感じることができたこのチームは・・・

たいしたもんだ!!!というしかありませんよね。

選手自身がこのような「気付き」を自覚できて立ち向かうことが・・・
いわゆる「あちこちの普通にやっているチーム」にあるでしょうか?

ただ「頑張れ!やれ!」ではないからだったのでは?とも思いませんか?

みなさん、一考の余地ありなのではないでしょうか?


いいプレーができるようになれば勝てることは増えるでしょう
でも
強いチームになるには・・・
今回のような姿勢を持った選手になれることも必要ですよね。

次回はその辺りを含めたもう少し・・・・


最後まで読んで下さりありがとうございました。


2016年1月25日月曜日

自分の中の「弱虫」に負けた 〜あやめ野中学奮闘記②〜

さて、これまでコツコツと力をつけてきたあやめ野中のみんな・・・
初日は3試合・・・
相手は明らかに実力が上で勝てず・・・これは範囲内・・・・


最初は緊張もあって・・・
サーブがほとんど入らなかったりしましたが・・・
それぞれに良いプレーも出せ・・・
試合の中で上手くいかなかったプレー(例えば、サイドのスピードボールや後方の高いボールの返球など)を次のゲーム前に修正練習をすると・・・
はっきりと自覚的に練習し・・・
次のゲーム内でできていたりと・・・

緊張はありながらも・・・
実感できる状況として意欲的に試合に挑み続けました。

初日、これだけでも・・・
公式戦デビューは意味あるところでした・・・

でも・・・
彼らの本当のデビュー戦の宝物は・・・
2日目にやってくるのでした。


2日目第1試合の相手は勝てる相手(もちろん頑張らないと・・・)・・・
この試合に勝てば・・・
次週の全市大会に繋げることができるんです!!
前日からみんなは意欲満々!!
指導側も「これを勝てればやってきたことの成果を子どもに実感させられる」と・・・

第1セット・・・相手のミスが多く・・・自分たちはいいプレーができ見事に奪取!!
しかし・・・
2セット目・・・ミスといいプレーの状況が逆転し出し・・・惜しくも取られる・・・

そして最終セット・・・
その時は表面上はあまり動揺もない様子で「イケる!!」と意欲的にスタート!!
だが・・・
中盤から・・・
ミスの連続・・・・
次第に連鎖し出し・・・
お見合い・単純なミスの連発!!!

見るからに動揺していてもう泣きそうな表情の生徒も・・・
相手チームはというと・・・
大人しかった選手たちが大きな声を出して意気揚々・・・
なんと対照的な!!

結局、一気に抜け出され・・・負けてしまいました・・・

試合後、選手たちの落ち込みはかなりなものでした(泣いている子も・・・)


さて、ここまでは状況ででしたが・・・
少し見えたことを書いていきます。

初めての公式戦で・・・
1日目、言わば「試合は楽しかった」ような感じと・・・
勝って次週に行けるかもしれない期待感いっぱいの中・・・

それだけにミスが続いた時に「どうしたら?」も初めての経験だったでしょう・・・
でもそれはノウハウではないように見えました・・・。

彼らにとっておそらく初めての混乱・・・
要するに・・・
舞台の上でミスを重ねてどうしようもない気持ち・・・

スポーツの世界で・・・
どのカテゴリーや段階になってもつきまとうであろう・・・
不安や恐怖を乗り越える必要・・・

そのことすらあやめ野中の純粋な子どもたちは経験がなかったのだと・・・
コート上で・・・

「自分の中に『弱虫』が出てきて完全にやられてしまっている」
姿がありました。


どの子にもあることだと思いますが・・・
さてここで一考・・・

では他チームの初めて公式戦で同様の状況になった子が・・・
こんなはっきりと・・・
終わって自覚できるほど『弱虫』と自分で向き合うことができるだろうか??と・・・

ミスが続いたらおそらく同じ気持ちにはなるでしょう・・・
でも、多くいやほとんどの場合・・・
怒られる・・・それ以上に怒鳴られる・・・から・・・
こうしろああしろ!!!・・・
お決まりは・・・・「なぜこんなこともできないのか?!」・・・

実際によく聞きます(今回も度々耳にしました。ぼくははっきり大嫌いです!!)

そうなるとどうでしょうか?

自分の中の弱虫に気付き越えていく何かを見つけるよりも・・・
先生に怒られないことのために必死になる・・・
そんな越え方もあるでしょう・・・
越えられた子は良いのかもしれませんが・・・

そうなれなかった子は・・・???
なんと多くのバレー好きな子どもが辞めていったことか・・・

すみません、少し脱線してしまいました・・・(汗)。



期待感いっぱいの「大一番」に負けてしまい・・・
その原因が技術や経験の差という見方をせず・・・

今までに経験したことがなかった「自分に打ち克つ」といった・・・
一番選手たちが感じたであろうところに焦点化できたことは・・・

この先バレーボールをしていく上で・・・
大きな<ヒント>になったようです。

そうこの段階では・・・・なんとなく・・・
自分の弱虫に負けたと言った気持ちが・・・
それぞれに「分かった」といったところでした。


どうしたら越えていけるんだろう???
選手たちはそこまでは思っておらずでしたが・・・

続きが用意されていたんです〜〜〜〜?!

負けチーム同士の試合がもう1回できる!!!
ということで・・・
その先は・・・
次回にて!!!


最後まで読んで下さりありがとうございました。



2016年1月24日日曜日

初心者中学生軍団公式戦デビュー! 〜あやめ野中学奮闘記①〜

昨日と今日、札幌市新人大会のグルーブリーグ戦がありました。

その中で、中学校から初めてバレーボールを始めた1年生7人のチームが初公式戦に挑みました!


         「札幌市立あやめ野中学校」男子バレーボール部


ここは「夜バレ」(月・水の夜に地域のいろんなカテゴリーの人たちが集うバレーな場所)を、友である杉山哲平氏が取り組んできた学校!
バレー部はなかったこの学校にできたバレーボール部。

中学校から初めてバレーボールを志した子どもたちがコツコツと積み上げてきた数ヶ月が過ぎて・・・今・・・

公式戦デビューを果たしたのでした!!!

初心者だけのチーム・・・
ということだけでなく・・・

従来の指導方法・・・
パスやレシーブの形を教えたり・・・
「バレーボールはこうするんだ!」といったような・・・
型にはまったやりかたではなく・・・
もちろん・・・
ガンガン叱りつけてやらせるのではなく・・・
指導者としては・・・
我慢しまくって(杉山氏曰く(笑))・・・

自分たちが理解しつつ・・・
なりたい姿をイメージしながら・・・
もちろん、個々人の技術やコート内の動き・フォーメーション等を伝えつつ・・・
また練習ゲームをここ数ヶ月で取り組み中で大切にすべきこと等を加味してきて・・・

初めてバレーボールに取り組む子どもたちにとって・・・
将来的に・・・
自分で理解し・・・
自分で考えつつ・・・
バレーボールに自ら向かい広がりを求めて行けるようになれればと・・・

これまでの「日本的な指導」ではない方向を模索しながら・・・
育ててきているチームです。

私も彼らが始めてから夜バレを中心に何度か練習を共にする機会やその都度の様子を聞いたりしながら・・・
成長の過程を楽しみに見てきました。


そしていよいよデビューの日!!!

何もかもが初づくし・・・
会場に入ってもどう行動して良いのかも右往左往・・・
アップも???
プロトコル?公式練習?
チェンジコートはどう動くの?
事前に先生がレクチャーしていたようで(さすが!)・・・
大慌てはなく・・・
試合に臨めました・・・。

当たり前に進めていることが初めてなんてね・・・
それが新鮮でした!!

そんなチームの初公式戦に・・・
コーチとしてベンチ入りしてサポートさせてもらいました。
(実は外部コーチ登録はしてもらっていました)

いろいろおもしろいチームなので・・・
デビューの入り口までをとりあえずご報告!!

試合の様子や・・・
その中で見えたこと・・・
感じたこと等を・・・

次回より続けて書いていこうと思います。
また読んでみて下さいね!
(入り口だけですみません)

最後まで読んで下さりありがとうございました。

2016年1月13日水曜日

釧路・弟子屈のみなさんありがとう!!

今日札幌に帰ってきました。

お正月明け、今年のスタートは何とも贅沢なものでした!!

小学生
中学生男女
高校生男女

練習会や練習ゲームもあって多くのチーム・選手たちに出会えて・・・
思考回路がバチバチです〜〜〜!!

また、初めてお目にかかれた指導者の方も・・・
本当に良くして頂きました。

少しはお役に立てたでしょうか?

夜の反省会?!では・・・
これまたいろいろな話しができて・・・
いっぱいのエネルギーを頂けました。

それにも増して・・・
料理・・・特に魚介類の旨いこと!!!!
正直この方面に惹き付けられる1つでして・・・(笑)
(写真を撮る習慣がないので・・・今度は・・・)


とにもかくにも・・・
上手くできたこともあれば・・・
まだまだ考えを巡らせてマッチするような具体的な提供をしないとと・・・
反省しきりなこともありましたが・・・

今年もいろいろなチームの指導者の方々や選手たちと活動を共にしながら・・・
学びあえるような行動を・・・
やっぱりしていきたいと思いながら帰ってきました。

チームを持って・・・
1つの形を作ったりしつつ・・・
土台となる場所や実績というものが必要かと思いながらも・・・

「こんなヤツも居てもいいんやないかなあ」と・・・
思ったり・・・

私がしたいことは・・・
今回のように・・・
いろんなチームに出会い・・・
セオリー等知り得た情報を提供しながら・・・
共に子どもたちがより・・・
バレーボールが面白くなれたらと・・・

少しずつ広げていきたい!!!

やっぱりそんなことを改めて思った次第です。

まあ・・・
生活という土台が時折ガタガタするのがタマにキズですが・・・

そのあたりも併せて・・・
今年も流れてみようと・・・
いや、じっくり考えて・・・
また動こうと思っています。

みなさん・・・
本年もよろしくお願いします。

どこからでも・・・
声をかけてもらえたら喜びます!!
自分からアピールもするかもです〜〜〜(笑)


最後まで読んで下さりありがとうございました。

2016年1月12日火曜日

小学生バレーをもっと知りたくなる 

今回釧路でこれまで何度か一緒に練習をした「ルードボーイズ」と
北に1時間少々行った摩周湖のお膝元の弟子屈町にある「クッシーズ」の
2チームと一緒に練習をさせてもらえました。
(ホントはもう1つ行きたかったのですが大会だったのでご無理は言えませんでした)

釧路では中学生と合同練習でしたが・・・
どちらも練習をおまかせでさせて下さるなんて・・・
なんともありがたいことで・・・(K田さん、O野寺さん感謝です)

と喜ぶ一方で・・・
私的には小学生ほど緊張するところはなく・・・
やってみていつも終わってしょげてしまうのも小学生を相手にした時で・・・

中学生の初心者ばかりの札幌のチームにも関わらせてもらっているのですがちょっと感覚が違う・・・

バレーボールのノウハウだけのベクトルでは違和感を感じざるを得ない・・・。
かといってボール遊び的なことばかりでも先にイメージが湧かない・・・。

要するに
心身ともに発達の途上にあって・・・
その幅(学年によって)が大きな違いがある子どもたちの集団・・・
そこでバレーボールを好きに上手くなっていくという・・・

過程や見通しを私が持てていないからなんだろうと思う訳で・・・


中学生を見ると小学生で経験してきた子どものうまさに驚く・・・
「小学生の時に何をしてそんなにうまくなってきたのか?」と・・・


クッシーズのみんなの目はキラキラと輝いていました!!
ホントに純粋にバレーボールを楽しんでいる様子で・・・
その中にもいろんなことが上手になりたいという気持ちもいっぱいだと!!

子どもはホントに正直なもので・・・
こちらが提供したことが・・・
マッチすれば活き活きとするし・・・
分からなかったりおもしろく感じないと「それなり」の姿を見せる・・・

ルードボーイズもクッシーズも・・・
私の先生ですわ〜〜〜!!!

また私が提供役ではなく・・・
小学生チームの練習を勉強させて欲しい気持ちです・・・。
どのチームでも行って教えて欲しいです〜〜〜

だってね
今トップでプレーしている選手でも誰でも・・・
最初があって・・・
今の日本では・・・
多くは小学生バレーが原点で・・・

その小学生期って
中学生や高校生の一定の発達レベルとは違う
精神的にも知的(好奇心も含めて)にも身体的にも過程な訳で・・・

そこで育まれている・・・
過程や様子などを・・・
強烈に知りたい気持ちに・・・
いつもなります・・・。

ここが原点なんですもん!!

また教えて下さい〜〜〜〜〜!!!


最後まで読んで下さりありがとうございました。

2016年1月11日月曜日

レシーブ(ディグ)こそ闘え!! 〜技術だけでないところ〜

前回記事から数日経ちましたが・・・
この間も小学生や高校女子の数チームにお邪魔していました。
夜の語らいが盛り上がることしばしばで・・・
遅れてしまいましたが・・・

今回は各カテゴリーに共通して・・・
レシーブ(ディグ)に関して書いていきたいと思います。

ちなみに・・・
小学生チームと今回もステキな時間を過ごせました。
次回はそれを・・・!!


さて
レシーブに関わるセオリーとして・・・
ベースとなる「構え」〜
重心を安定したスムーズなステップ(サイド・クロス)<前後左右>の移動〜
相手に対応したコート内でのポジショニング〜
ストップして「構え」&相手アタッカーが打つ直前に「とらえる!」〜
打ってくるタイミングでコンタクトをしにいく!!&コントロール

大まかにはこのような流れかと・・・
これを練習の中で・・・
小分けして取り組んだり・・・
最終的には、ゲームの中で一連のことができるように練習を構築していくのですが・・・


いかんせん
「レシーブ=受ける」みたいに・・・
『待ってしまう』『受けてしまう』ような様子が多々見られました。

これは、カテゴリーと言うよりも・・・
レシーブ(ディグ)の習得過程なのかもしれません・・・

一定高いレベルになれば・・・
自分から「取りにいく」ようなことができるのかとも思います。

でも、レベルが・・・と言うのとはちょっと違うなと!!

当然ながら・・・
バレーボールも相手に勝つためにするスポーツなので・・・
闘う気持ちは当然あるべきことで・・・

しかし、上述の技術的なことを中心に伝えようとして練習するだけでは・・・

「相手がやってくる攻撃に対抗できない」もったいないプレーになっているように感じることがあります。

レシーブこそ相手の攻撃に対して・・・
「決められないぞ!」
「つないでやる!」
「かかってこい!!」 ・・・

闘志をもって立ち向かうことが必要なプレー・瞬間のように思えてなりません。

かつて・・・
練習の仕方・持って行き方の善し悪しは感じるものの・・・
(例えば、とにかく拾え!!の練習等の根性バレー的なレシーブ練習とか)
そこには・・・
絶対ボールを落とせない(落とさない)といったとても大切な要素があったと・・・

でも、気持ちだけでない論理的に伝え創り上げていく方向がこれからは必要だといろいろな実践をしようとしている訳で・・・

でも逆に「闘うハート」をどこかに置いてきてしまっているかもしれない・・・

レシーブを「待ってしまう」のは・・・
向かうためにとらえるポイントが相手ではなく・・・
相手が出したボールになっていて・・・
反応が遅れるから・・・
取りにいけない・・・

ということもできる・・・
そこは練習でポイントを押さえながら理解して動けるようになればOKかも・・・。

しかし、技術だけなんでしょうか?

相手に勝つぞという気概!
拾ってやる!やられるもんか!という気迫!

勝つか負けるかの気持ちが・・・
最も顕著に表れていいのがレシーブなように改めて感じたここ数日でした。

『レシーブ(ディグ)こそ闘え!!』
しばらく自分のテーマにもして模索してみようと思います・・・。


おまけですが・・・

釧路地区高校新人戦で・・・
先日お邪魔した釧路商業高校が優勝!!
全道大会出場を決めました!
太田さんご夫妻おめでとうございます!!


最後まで読んで下さりありがとうございました。



2016年1月7日木曜日

基本のこと&力のONとOFF(脱入力) 〜高校男子練習試合 in 釧路より〜

昨日のこと
釧路工業高校にお邪魔して道東の高校5チームの練習ゲームを一緒に見させて頂きました。


各校力の差はあったのですが、それぞれに1日頑張っていました。

その中で感じたこと・・・

<その1>
「ずっと力が入ったままのプレーをしている・・・」

とっても頑張っているのですが・・・
レシーブの移動動作からコンタクトまでずっと力んだままの様子や・・・
アタックの助走からヒットまでも力が入ったままの様子も・・・

例えばレシーブで・・・
移動はステップのスムーズさだけで上半身はリラックスして脱力〜
構え(相手アタッカーをとらえる瞬間)でストップして一瞬入力!とか

アタック時は・・・
助走は上半身は余計な力は入れないとか・・・
最後の踏み込み&手の振り上げ時に入力〜
空中で一旦リラックスして・・・
インパクトで入力!!

など、一連の動作〜コンタクトまでの間の・・・
「力を込めるポイント」の脱入力ができれば・・・

もっとスムーズなレシーブや柔らかいボールを出せることに繋がる・・・
アタックもいわゆる「ぎこちなさ」が解消されて安定した強いスパイクが打てるのではないかと感じました。

それぞれのポイントを押さえながら・・・
少しずつ選手たちのより良いプレーに繋げていって欲しいと思った次第でした。


<その2>
「やっぱり基本に立ち返れ!!」

スパイクで中々コース打ちができなかったりヒットポイントが安定しなかったり・・・
このような場合を見ていると・・・
結構な確率で・・・
助走最後の踏み切りが弱い・手の振り上げからのリードする手(打たない方の手を的にする)
といった・・・
スパイクの基本のポイントができていない様子が見られました。

また工業のS先生とも話していたのですが・・・
何気ないボールを・・・
手だけで操作したり・・・
あえて「かっこ良く(言い方ごめんなさいね)」見せるように手腕だけでパスを出したり・・・

簡単なボールを基本的な動作(ボールの下に早く入って下半身で相手に送り出す)に忠実にできないと・・・
いろんなことが起こるゲームの中の何処かで・・・
中途半端な「ミス」が生まれ・・・
失点につながり・・・
負けにすらつながっていくのではないかと・・・

どんなプレーができるようになっても・・・
またできるようになるためにも・・・

いつも・・・
「基本のポイントに戻る」ことが大切だと・・・
実感する場面がいくつか見られました。

それなりにプレーでき・・・
ゲームが進められるようになる中でも・・・

基本に立ち返る視点と・・・
より良いプレーができるための・・・
動作の中の脱入力・・・
などのポイントにも目を向けながら・・・

練習やゲームを進めていければ・・・
更に良くなって行くと感じた昨日でした。



話しは全く違いますが・・・
釧路工業に・・・
スゴい選手がいました!!

彼がこれから自分を更に高め・・・
チームと自分の目標を明確に持って・・・
チームメイトと共に闘って成長していく姿を見たいと・・・
また違った夢を見れそうで楽しみにしたいと勝手に思いました。


最後まで読んで下さりありがとうございました。

2016年1月4日月曜日

釧路の中学生たちと練習会 2016 START!!

今日今年のバレーボールのスタートをしました!!

釧路の中学生男女5(6)チーム・・・約60名ほど・・・
札幌でも一緒にしているS氏と共に・・・



スパイクとブロックを担当したのですが・・・

スパイクは前年後半に気になっていた
「ラリー中にしっかり助走してクロスサイドに打ち切る」ことのイメージで
アップから段階的に・・・

ブロックはブロックの要素・・役割・フォーム&ステップ・アイワーク等の説明を。
これがあんまり良くなかった・・・

伝えたいこととしては・・・
「ブロックってこれだけの要素があってそれぞれを意識して取り組めばチームが活きる」
といったことでしたが・・・

生徒たちの様子を見ると・・・
???・・・

その後もざっくりな感じでしかできず・・・
「あ〜、やってもた」みたいな・・・

一番伝えたくて・・・
取り組んでいって欲しいことなのに・・・

改めてブロックを伝えるのは中々骨が折れるなあ・・・・と・・・
特に大人数のケースは整理しないと・・・

実際の活動と併せて・・・
何かしらの「実感」を持たせながら進める必要があったと・・・

今年最初の反省・・・でした。


いろいろな要素は知って欲しいのですが・・・
実際は・・・
情報を整理して・・・
その場で伝える・時間できる中身を提供しないと・・・
ただやっただけになってしまうなあ・・・と・・・
特に大人数の場合は・・・

それでも伝えるべき内容であることは確かなので・・・ブロックは!!!!

またがんばろうっと!!!


また
自分がするだけでなくS氏のレクチャーの様子を見れて・・・
とても勉強に・刺激になりました。

お互いに話しながら屈託なくできることは・・・
目の前の生徒・選手たちにも返るソースの1つになるよね!ということも財産になったように思います。


ともあれ
お正月明けの最初の練習日(生徒たちの)にこのような取り組みを計画された先生方や休み明けに関わらず1日頑張っていた子どもたちに感謝です。
ありがとうございました。

これまでも今日も・・・
「意識するポイント」を思い出して・・・
これからの日々の中で・・・
着実に自分のものに・・・チームの力に・・・
していって欲しいと願うのでした・・・。


さあ
今年も始まりました。

「バレーボールはおもしろい!!」

を伝えていこう!!!


最後まで読んで下さりありがとうございました。



2016年1月3日日曜日

人が豊かにしてくれる!!

明けましておめでとうございます。
本年もよろしくおねがいします。

今、釧路のホテルにいます。
明日からいろんなカテゴリー&チームにお伺いさせて頂ける予定で・・・
(密かにタンチョウを見たくて仕方がない・・・)


昨年を振り返って・・・
いろいろなカテゴリーの・・・
いろいろなチームにお邪魔でき・・・
いろいろな子どもたち・選手と一緒に練習したり・・・
指導者の方々とお会いできたり・・・
保護者の方々ともお話しできたり・・・
海外の方とも・・・

またバレーボールだけでなく接点を頂けたり・・・

多くの人たちとバレーボールを軸に語り合うことができました。
フラフラしている私ですが・・・
本当に有り難かったなあ・・・と、思い出していました。


さて、その中で・・・
自分がこれまでに学んだり観察の中から「こうだ!」と思うことを提供してきましたが・・・

いつの時も・・・
誰と話していても・・・

「自分の中にはなかったこと・気付かなかったこと・違う視点からのこと」等を
聞いたり感じたりできたように思います。

自分が考える方向や具体的内容の「軸」は必要ですが・・・
他の人からの言葉が多くの「示唆」を与えてくれることに・・・
感じること・受け入れてみること・気付くことなどの・・・

「感性」はとっても大切だと!!!

自分のバレーボールはこれだ!!とか・・・
誰々のバレーボール「だけ」が正しいとか・・・
「あの人の考えは違う」と頭から否定したりいかにも自分が「上」みたいな感覚になっていたりとか・・・

そうした「固まった」「偏った」感覚をより
<柔らかく吸収・受け止め>できる感性を持ち合わせられたら・・・

どんどんバレーボールが面白いものになり・・・
プレーする子どもたち・選手の力に返っていくように思えました。


あまり聞き入れ過ぎると・・・
迷いも大きくなってしまって苦しくなるので・・・

最後はやはり・・・
「自分のフィルター」を通して収める作業もしないといけませんね。
自分発信の「アウトプット」ができるように・・・


昨年を振り返る中で思ったので・・・
今年の最初に書いてみました。


さて、今年もやりますか〜〜〜〜!!!!


最後まで読んで下さりありがとうございました。