2021年12月9日木曜日

セッター  大事にしたいポイント!

 セッターが必要とされる要素には・・・

ハンドリング  安定したセット  ボールを飛ばせる技術

ネット感  コート感  周辺視野

いわゆるトスワーク・・ゲームメイク、ゲームのストーリー性ある選択

・・・等々があるかと思います。

今回は、その中で特に「ここは大事かな」と思ったところをあげたいと思います。


今回も、足立龍哉さんの『進化型バレーボール』より資料を抜粋させて頂きます。

最後に関連する動画もあげていますので・・

ぜひ参考にされ、ご活用くださればと思います。




【セッターが取り込むべき情報と動作(例:レセプション時)】

上記図のように動き出しから様々な情報を取り込みながらセットすることが求められるポジションです。

身体動作についても、動き出しのスピードや止まる力などが必要。


初歩の過程では、ボールに目がいきがちで、コンタクトやハンドリング、上がるボールの良し悪しに意識も向きがち。(過程では順を追ってしか難しいので仕方がないですね)

しかし上達に従い、上記図の各要素をセッターが取り込んでいくことは非常に重要なポイントであると思います。

今、目の前の選手の状況をつかみつつ、広げられるようにしてあげたいですね。


※ペネトレーション:直訳では「浸透・突っ込む」などの意味ですが・・

 この場合は、準備(プレパレーション)動作(オペレーション)と同意義語とします。



【絶対的にIN TIME!】

セッターに関わらず、ボールの落下点にいかに早く入れるかは・・

バレーボールにおいてはとても大切な要素であると言えます。

特にセッターには必須条件として身につけるべきポイントだと思っています。


少しでも早くボールの落下点に入ることで・・

セッターが止まる時間によって周辺の情報を取り入れられたり・・

どこを軸にして上げるか(起点)の選択ができたり(選択肢が多い方がいい!)・・

アタッカーもセッターが止まることで準備〜動作につなげやすい・・

相手ブロッカーとの駆け引きも生まれやすい・・

もちろん、ハイセットは安定する!(他選手たちも同様)


下の図を参考にイメージを膨らませて頂ければと思います。





【最も難しい4&5番からのレセプション】
        〜セット動作の反復練習を〜


上記のように、レセプション時:4&5番からのセット動作は難しいところ。
しかし、練習では中々取り組まずにゲーム形式で行うだけになっていませんか?

レセプション練習に組み込んだり・・
アタック練習にプラスαなどででも・・
この動作の練習は取り入れることは大切だと思っています。

何気なくゲームで過ぎてしまっていますが・・
意外とこのポイントで・・
失点につながる可能性があるのではないでしょうか?
ぜひセッターに身につけてほしいですね。

動画の後半に解説されていますので、ぜひご覧になって下さい。



【参考動画:セッター練習 from Mr,Adachi 】



最後まで読んでくださりありがとうございました。

2021年12月8日水曜日

プレーの中に「選択肢」を持てるようにしてあげよう!

 バレーボールの練習においては・・

その目的や技術の習得に向けて・・

いわゆる「型にはめる」方法の方が・・

コーチも選手もわかりやすく取り組め・・

身につくのかもしれません。





しかし・・

特にゲームの中で・・

「選択できる」知識と技術を身につけることは・・

バレーボールがさらにおもしろくなり・・

強くなっていくためにも、とても重要な要素だと思っています。



ゲームにおいては、各場面で・・

「対応する・できる場面」があちこちにあり・・(それがまたバレーボールの醍醐味!)

いくつかの方法(選択肢)を知っていれば・・

相手に勝る可能性が大きくなるのではないでしょうか?


例えば・・その場面で・・

サーブ・・・ただ強くスピードのあるサーブを打つだけでなく・・

      どこに打てば効果的か?


アタック・・ただ打つだけでなく

      クロスか?ストレートか?エンドか?フェイントか?

      ブロックに当てるか?リバウンドか?


セットとアタックの関係・・アタッカーが選択できるセット? 


レシーブ・・頑張ってあげるだけでなく

      低い返球か?高い返球か?

      フォーメーションはどれがいいのか?


・・・などなど・・・


その場面で・・

考えてみることができるいくつかの選択肢が・・

あるかないかで大違い!

できればさらに大違い!

ではないですかね。


伝える方法は・・

1.「知らないことは伝えておいてあげる」

選手たちは言われたことしか知りません。できません。(それが多い実情では?)

「サーブにはこんな考え方がある」

「アタックにはこれだけの打ち方がある」

「ブロックにも攻撃的と守備的がある」

「フォーメーションにも種類がある・・今このチームではこれを選択している」

などのことを伝えて・・

練習メニューに組み込んでいき・・

理解と技術習得の幅を広げ・・

ゲームで活かせられればバレーボールがさらにおもしろくなるよ!

とういう伝え方はある。


2.「結果から考えさせて(フィードバックして)知らせてあげる」

ゲーム形式の練習・練習ゲーム等の中で・・

特にうまくいかなかった時・・

振り返ってみて・・(※下記参照)

「どうすればもっと良くなるか?」

選手自身がそう思えれば(思えるように持っていければ)・・

選手の考えを聞きながら・・

「こんな選択肢があるからやってみよう」等・・

伝えてアイテムを増やしていく方法もある。


選手たちは一生懸命に取り組んでいて・・

「知らないことはできない」し、「気づかないことは分からない」

と思うのです。


チームそれぞれなので・・

「これが正しいというのはない」とも思いますが、一考の余地はありかと。


どちらにしても・・

いろんな選択肢を知り、プレーできるようにしてあげたいものですよね。


きっとバレーボールがさらにおもしろくなる!


※メンタルトレーニングでは

 「行った直後に振り返る」のが一番再現性がある、とのこと。

 うまくいかなかった時のすぐ後に「どうしたらいいのかな?」等振り返ったり・・

 逆に「うまくできた時」直後に、「選択した?」と聞いて確認できれば・・

 自分の行動がはっきりイメージ化できて次に生きやすいと。

ご参考まで。

      


過去に関連したような記事を書いていましたのであげさせていただきます。

良ければ一緒に読んでみてください。

ゲームの中での「選択」持ってる?
https://teru174cm.blogspot.com/2014/04/blog-post_16.html
Volleyball with you!!


最後まで読んで下さりありがとうございました。