2015年10月17日土曜日

何を再現しプレーに活かすか?

前回の続きです・・・。

技術・メンタル・戦術等の・・・
伝えられたポイントを頭の中に「ストック」していくこと・・・
それを再現可能にしておくこと・・・
これらはたいせつなことですよね?!といったことを前回書きました。


「何を再現するものとして引き出してくるか?」ということで・・・

例えば2段トス・・・
上手く上がらなかった・・・・では何をチェックして次に活かすのか??

・ボールの下に入るのが遅かった・・・・in time:素早いフォローの動きをしよう!
・ボールが飛ばなかった・・・技術は:手だけでなく全身を使おう!方向を向こう!
             ・メンタル:うまくより「打って」でいこう!
・ダブルコンタクト・・・・・技術は:タイミングをはかろう!
             ・メンタル:リラックスして大胆にいこう!
・誰かが気になった・・・・・お互いに確認し合おう!

などなど・・・
同じミス・上手くいかなかったプレーでも次に活かすために考え・意識することは違ってきますよね。

相手チームとの関係になればさらにいろいろと・・・
自分たちのありようを考えるのか?
相手への対応を考えるのか?     など・・・・


練習においては・・・
練習の目的や各プレーのポイントを意識しているかどうか?
けっこうはっきりと表れるのではないかと思いますが・・・

頑張る・頑張れ・・・また・・・
慣れてしまって流れているような練習ではダメということになってきますね。


ということを考えていくと・・・
選手は・・・
日々いかに意識的に創造的にそれぞれの練習に取り組めているか?
指導者は・・・
いかに意識的・創造的な方向での練習の創意工夫ができているか?声かけやアドバイス、指示が選手の「ストック・再生」の要素(結局は試合で活きるのはこれでしょ!!)になっていくのか?


もう1つ・・・
それらをより有効にするには・・・
選手と指導者(監督・コーチ・スタッフ・他の大人でも)間のコミュニケーションが大きいとも思います。
一方的に伝授する・されるだけでなく・・・
選手の感覚・実感からの疑問等を・・・
選手は出せ、大人は受け止めて返す・・・
こうしたことが円滑にできるようになればさらに変わってくると思います。

時として選手の「言い訳」や「自己満足」になる恐れもあるので互いの信頼とチームの信頼がやはり大切になるのかな?なども思ったりします。


これまでを振り返り・・・
これからを創造していくために・・・
今一度考えてみてはいかがでしょうか?!

またご意見等下さればとも思っています。

最後まで読んで下さりありがとうございました。





2015年10月16日金曜日

意識(チェックポイント)を再現可能にストックしておく!!

こちらでは大学リーグがスタートしました。
また各カテゴリーにおいても、これから今年度の集大成となる大会が控えている時期ですね。

日々選手たちはボールを追いかけながら、一生懸命に頑張っていますね。
とにかく一生懸命に・・・・

そこに
「意識するポイント」や「チェックできるポイント」を持ち合わせていればと・・・
ついつい一生懸命にボールを追いかけるあまりに・・・
この「どうすればうまくいくのか?」「今は何を目的にやっているのか?」「そのプレーに必要な要素(ポイント)は何なのか?」等についての「意識」がないままに過ごしてしまっていることが多々あるように思います。

先日、大学の練習でも・・・
「相手の嫌がるところ・思わぬところに返球を」といった指示が入り、その日は皆スゴく意識して面白いやりとりができ、実感もあったようでした。
しかし次の日同じ練習で、その「意識」はどこにいったのかな?みたいな無意識にやりとりをしてしまう様子でした。

私もいくつかのチームで意識・実感できる練習を提供しようとし、結構手応えも感じたりするのですが、しばらくして見ると・・・ん??
元に戻っているというか・・・
意識してないなあ・・・といったこともしばしばあります。

「できるようになる」には・・・
繰り返しの中で身につくまでできないのは当然ですが・・・
意識ややろうとする「意図」までなくなって・・・
ただ「頑張る」のは残念というかもったいないというか・・・

日々の練習の中で・・・
またゲームの中で・・・
必ず「どうしたら??」といった場面はあるはずです!!!

そこで
これまで教えられたことや伝え聞いたことを思い出して・・・
(これが「チェックポイント」になりますね。)
続く練習の中に自分の「意図」が反映されるようなプレーに臨めたり・・・
ゲームの中で修正や切り替えや次に向かう大きな要素になると思います。

チェックするポイントとしては・・・
各プレーにおける技術的なところであったり・・・
流れの中での動きであったり・・・
連携のありようであったり・・・
戦術の確認であったり・・・
身体のリラックスや感情のコントロールであったり・・・

その都度、各人それぞれに・・・
「再現」するところは違ってくるのかと思いますが・・・
その「再現できるポイント」を・・・
いつも持ち合わせていれるかどうか・・・
いくつもストックできているかどうか・・・

これがあるかないかで選手各人の成長の度合いは大きく違ってくるのではないかと私は思っているのですが・・・
いかがでしょうか???

そのあたりのポイントについては指導の側は日々伝えてはいるし、選手は実感できていることも数多いはずですよね。

日々の中で・・・
よりよく伝わり・・・
実感でき・・・
再生可能なストックができるような・・・

練習の工夫・積み重ね・伝え方等々・・・
考えながらチームを、選手を育てていければと思っています。

そう考えると指導者の提供できる中身はとても重要で、互いに勉強し合って選手に豊かなものとしてストックさせてあげられるようにしたいものです!

繰り返し頑張ればよいというのではなく・・・その部分も必要ですが・・・
選手の頭にストックされていき・・・
再現できるようになっていくにはどうしたらよいのか???

私も模索中です・・・

指導者は具体的な方法の工夫やありかたを・・・
選手は常にその意識を持ちながら・・・

またご一緒に考えていけたらおもしろいかな?!!と思っています。


次回は・・・
では「何を再現すればよいのか?」みたいなことを書こうかと・・・・


最後まで読んで下さりありがとうございました。