2015年10月16日金曜日

意識(チェックポイント)を再現可能にストックしておく!!

こちらでは大学リーグがスタートしました。
また各カテゴリーにおいても、これから今年度の集大成となる大会が控えている時期ですね。

日々選手たちはボールを追いかけながら、一生懸命に頑張っていますね。
とにかく一生懸命に・・・・

そこに
「意識するポイント」や「チェックできるポイント」を持ち合わせていればと・・・
ついつい一生懸命にボールを追いかけるあまりに・・・
この「どうすればうまくいくのか?」「今は何を目的にやっているのか?」「そのプレーに必要な要素(ポイント)は何なのか?」等についての「意識」がないままに過ごしてしまっていることが多々あるように思います。

先日、大学の練習でも・・・
「相手の嫌がるところ・思わぬところに返球を」といった指示が入り、その日は皆スゴく意識して面白いやりとりができ、実感もあったようでした。
しかし次の日同じ練習で、その「意識」はどこにいったのかな?みたいな無意識にやりとりをしてしまう様子でした。

私もいくつかのチームで意識・実感できる練習を提供しようとし、結構手応えも感じたりするのですが、しばらくして見ると・・・ん??
元に戻っているというか・・・
意識してないなあ・・・といったこともしばしばあります。

「できるようになる」には・・・
繰り返しの中で身につくまでできないのは当然ですが・・・
意識ややろうとする「意図」までなくなって・・・
ただ「頑張る」のは残念というかもったいないというか・・・

日々の練習の中で・・・
またゲームの中で・・・
必ず「どうしたら??」といった場面はあるはずです!!!

そこで
これまで教えられたことや伝え聞いたことを思い出して・・・
(これが「チェックポイント」になりますね。)
続く練習の中に自分の「意図」が反映されるようなプレーに臨めたり・・・
ゲームの中で修正や切り替えや次に向かう大きな要素になると思います。

チェックするポイントとしては・・・
各プレーにおける技術的なところであったり・・・
流れの中での動きであったり・・・
連携のありようであったり・・・
戦術の確認であったり・・・
身体のリラックスや感情のコントロールであったり・・・

その都度、各人それぞれに・・・
「再現」するところは違ってくるのかと思いますが・・・
その「再現できるポイント」を・・・
いつも持ち合わせていれるかどうか・・・
いくつもストックできているかどうか・・・

これがあるかないかで選手各人の成長の度合いは大きく違ってくるのではないかと私は思っているのですが・・・
いかがでしょうか???

そのあたりのポイントについては指導の側は日々伝えてはいるし、選手は実感できていることも数多いはずですよね。

日々の中で・・・
よりよく伝わり・・・
実感でき・・・
再生可能なストックができるような・・・

練習の工夫・積み重ね・伝え方等々・・・
考えながらチームを、選手を育てていければと思っています。

そう考えると指導者の提供できる中身はとても重要で、互いに勉強し合って選手に豊かなものとしてストックさせてあげられるようにしたいものです!

繰り返し頑張ればよいというのではなく・・・その部分も必要ですが・・・
選手の頭にストックされていき・・・
再現できるようになっていくにはどうしたらよいのか???

私も模索中です・・・

指導者は具体的な方法の工夫やありかたを・・・
選手は常にその意識を持ちながら・・・

またご一緒に考えていけたらおもしろいかな?!!と思っています。


次回は・・・
では「何を再現すればよいのか?」みたいなことを書こうかと・・・・


最後まで読んで下さりありがとうございました。





2015年10月10日土曜日

相手を崩すサーブを! 〜戦術的サーブへの1歩〜

強くスピードのあるサーブが打てることは重要な1つの方向ですが・・・
「意図したところ」にコントロールできるようになることが「戦術的なサーブ」へのもう1つのポイントだ!と前回書きました。

今回は・・・
では、どこに?
どう練習する?
などのことを少し書いてみようと思います。

基本・・・相手の正面を外す・・・ターゲットの前後左右をねらう・・。
    ・コースをねらう・・・・1番(相手ライト後方)5番(相手レフト後方)
               ・相手前衛(ショートサーブ)
    ・エースとなる選手に集中して取らせる・・・・などなど・・・

簡単にあげてみましたが・・・
強くスピードのあるサーブを目指すと同時に上記を意識したサーブの練習を日々の練習の中で取り組むことが重要だと思います。


<具体的には??>・・・練習例・・・

コートを分割してコースをねらう・・・遊びの延長でもよいので・・・

ターゲットを置き・・・前方左右・後方左右・・どこに打つか?声にしてねらう・・・
          ※いきなり9mでなくても3m・6mと段階的でOK!

          ・複数のレシーバーを配置して・・・横並び・斜め・縦・・・

エンドラインから・・・ゲームと同様な感覚で・・・・
          ・ターゲットを配置してコースをねらう・・・さらに強さも。

(図にしないと分かりにくいですね(汗)・・・すみません)


<いつ組み込む?>
遊びの延長的にコースをねらうことは別として・・・
サーブはやはり1本1本「集中して」打つ必要があると思います。
従って練習の「最初の集中できる時間帯」に取り組む方が効果的と。
※ターゲットになるレシーバーのレセプションも同様に集中が必要ですよね。


相手を外す・・・コースをねらう・・・強さも加える・・・
こうした視点を段階的に組み込んでいき・・・
最終的には・・・・
ゲームの状況設定の中でも「相手を崩すんだ」といった意識でサーブをねらって打てるようにできればと思います。


簡単に言ってしまえば・・・
「どこにどんなサーブを打って相手を困らせたいか」の意図があるサーブを打てるようにしましょう!!ということですかね。



付け加えで・・・・
ゲーム状況によって緊張が影響しやすいのもこの「サーブ」
サーブに入るまでのルーティーンを作ってみるのも1つ・・・
上手くいくか?失敗しないか?のネガティブな発想はおいてしまい、「ここに打って相手を崩すんだ」と仕掛ける気持ちで打てればいいですね。

メンタル的なところは過去記事にも書いていますが・・・
また機会をみて書こうとも思っています・・・。


最後まで読んで下さりありがとうございました。