2015年9月27日日曜日

野球・ゴルフ等の「素振り」のようなものってバレーボールではどうなの??

それぞれのスポーツにおける「基本動作」や「フォーム」というのは、やはり重要な「要素」であることは確かでしょう。

野球やゴルフの素振り・・・当たり前のようにやっている・・・
柔道や相撲のすり足の動作・・・上半身の動きと合わせての足の動き・・・
バスケットボールのデフェンス動作・・・中高にいくとよく隣で練習・・・アップ〜動作
                   練習の時間の多さに感心します。

さて、バレーボールではどうでしょう?
フットワークの基本は「サイドステップ」と「クロスステップ」そして「ランニングステップ」・・・
いろんな場面であとは・・・「組み合わせ」・・・・
それに上体の動きと合わせた「フォーム」・・・これが基本なのですが・・・

多くの場合・・・
各場面(レシーブ・アタック・ブロック、それぞれのポジション等)でのフットワーク・ステップを教え・教わっているかと思いますが・・・

最初に伝えるだけで・・・
<すぐにボールを使って>・・・その中での習得といったことが多くはないでしょうか?

それも重要なことではあると思いますが・・・
ボールを追いかける、コンタクト・コントロールすることに意識が向きすぎると・・・
上体に意識が行き過ぎて・・・
「全体像として」のフォームや動作の習得につながりにくくなっている・・・
そのような視点も必要かと思う訳です。

アップの続きでもいい・・・
各セクションのアップとしてでもいい・・・ので・・・
短時間でも・・・
各場面におけるフットワーク・ステップ・・・基本的動作の時間を作ってはどうでしょうか?

スムーズで素早い移動のため・・・・
最後の足の位置の確認・・・特にレシーブ時における移動した側の外の足の方向・・・
力強い踏み切りのための移動・ステップ・・・アタックやブロック・・・

単に脚の送り方というだけでなく・・・
「なぜそうなのか?」ということのプレー内でのイメージも育める・・・
「動き」と「イメージ」を合わせながら・・・

ボールを使わないところでの・・・
言わば・・・
「素振り」のように・・・

フットワーク・ステップに是非取り組んで欲しいなと思います。

個人はもちろん・・・
コート内でシステムの確認等と合わせて是非!!!

ボールを使ってやることと・・・
使わないでやること・・・
どちらがいいというのではなく・・・
どちらもやっていけばそれだけ「力」になると!!


家で自分でするのもオッケー!!
体育館で・・・
待って見ている時間が多いなら・・・・
あちこちで「素振りのイメージステップ」をする選手が見られると・・・
面白くなるような夢を持っています(笑)

いづれにせよ・・・
それだけ・・・
「基本動作」「ステップ」と
それに伴う「イメージ」は・・・
必要不可欠な・・・
「バレーボールの重要な要素」であることは確かでしょう。

これらの「基本的動作」の習得〜「連動した動作」がまた重要・・・
そこに繋げるための取り組みにもなるかなと思います。

そしてボールがある時・・・もちろんゲームの中で活きていくには・・・
「どのタイミングで動き出すのか???」
これがまた大切で・・・
以外と選手任せになっていて・・・できる・できないの差に表れていないか?と感じたりしています。
ここは・・・・
「次回」書こうかと・・・・

またご意見等下されば嬉しいです。

最後まで読んで下さりありがとうございました。

2015年9月23日水曜日

Wカップバレーボール終わる  〜方向性を見いだした全日本男子〜

Wカップ終わりましたね。
あっ、まだ大事な試合(アメリカVSアルゼンチン)やっていますが・・・

今回の大会で注目したのは・・・
全日本男子の「変化」です。

サーブを攻める!!
アタックをブロッカーの手のひら基準に打つ!!
リードブロック!!
セッターの在り方とは?・・・!!

などなど・・・
選手が若返って粋が良くなったということではなく・・・

「勝つためには何が必要か??』ということのコンセプトの・・・

「論理的理解」と・・・
「必要な練習」と・・・
「やってみて実感したこと」等が・・・

単に誰か個人的なレベルではなく・・・
全日本男子という「チームとしての共通認識」として受け入れられ・・・
取り組んできた結果の変化の表れだったように思えてなりません。

「バレーボールが面白いぞ!!」と感じた人が多かったのは満員の観客が示しているところで(違う目線もあるでしょうが(笑))、これまでにはなかった変化があるからこそ多くの人が「面白いぞ!!」と純粋に感じたのではないでしょうか?


では、何が一番変わったのでしょうか?
コンセプトであり各ポジション・個々人の役割や技術に表れたのは確かですが・・・

私は・・・
「これまでの経験や価値観(バレーボールはこういうものとしてきたとらえ)」から・・
自分たちに無いもの・・・
自分たちに必要なもの・・・に・・・
目を向け・取り込めたからだと思っています。

表面上の技術等ではなく・・・
「バレーボールにはもっと自分たちが知っている範囲外に多くの『お宝』がある!!」
そのことに共通の理解をしてチームとして準備ができてきているのではないでしょうか?

ですから・・・たとえば・・・
能力的に高くても・・・
自身の経験値しか考えずにいたり・・・
そのことを守る感覚で(無意識でも)チームのコンセプトに批判的な行動・言動をする人間はいらない!!ということになるかと思います。
まあこれは方向性が間違ってしまうととんでもないことになりますが・・・

とにかくこれからの全日本男子に楽しみとワクワク感を持って応援したいと思いました。

これから「Vリーグ」が始まります。
その中にも・・・
「世界で闘うため・通用する攻防」・・・・
「面白いバレーボール」が展開されていきますように・・・


このことを・・・
単に「日本代表のお話」で終わらせるのはもったいないとも思っています。

今自分たちがいるチームにおいても・・・
現在やっていること「だけ」を進めるのではなく・・・
「違う観点」「知らなかった方向・事実」にアンテナを向けてみると・・・

もっともっと多くの引き出しを持て・・・
選択できる力を身につけられ・・・
相手とのやりとりがおもしろいものになり・・・

選手たちにとって・・・
「バレーボールはまだまだおもしろくできる!!」と・・・
意欲的にもなり・・・
上手くもなり・・・
強くもなっていける・・・・  

「大いなる可能性」を見つけるチャンスが見えるかもしれませんよ!!

その可能性やチャンスを具体的な方向で示そうと取り組んできたのが全日本男子で・・・
「ずっと面白いバレーボール」を見せてくれたのですから!!!

指導者も選手も・・・
今回ワクワクできたのなら・・・
変化の方向に向かう・・・・


「今がチャ〜〜〜〜ンス!!!!」

といっておきます・・・。


最後まで読んで下さりありがとうございました。