2015年9月12日土曜日

ブロックを「構えて待つ」ことの重要性 〜もっとバレーボールがおもしろくなる〜

前回、高校での練習会のことを書きました。
その流れで今回も関連しながら書いてみようと思います。

ボールが相手コートに行ったなら・・・サーブの時も同じ・・・

すぐに配置して(ポジションを取って構える)・・・
ブロックの成功(ワンタッチ・ボールの緩衝、コース限定、プレッシャーの意)のカギはここにあります。

よく「ネットに沿って手を前に出す」や「揃える』ことが先に強調されたりしますが・・

ブロックを組織的に有効なプレーとしてゲームの中で機能させるには・・・
大前提として・・・・
「相手コートに眼をやり、いつでも反応・動き出す・跳ぶことができる状態で待つ!!」
ことにあります。

これは「キッパリ」と言い切れます!!!

さて、日本のいろいろなカテゴリー全体の中でどれだけあるでしょうか?

結構カテゴリーの枠を越え、様々なレベルのゲームを観てきました。
中々見つけられなかったというのが感想です。


レシーブ中心・攻撃の組み立て(いかに「コンビ」と言われる状況に持っていくか?)を軸に歩んで来た(私の解釈です)ことで・・・
良いところも当然多々あるでしょうが・・・

「置いてきてしまっている」
「もっとバレーボールを面白くできる」
要素に気付かずにきているのではないか?と思うんです。

やっていない訳ではないけれども・・・
必要な要素が抜けてしまっている・・・
やっていけばもっと確実に活きたものになると。

少し前に「ラリー中にアタッカーが下がりきれずに・・・」といったことを書きました。
基本的に同じことです。
サーブについても同様に思っています。
他にもいくつか・・・・

また別記事でまとめたいと思いますが・・・
「やった方が・・・」「できれば・・・」ではなく

「やるべきこと!!!」だと!!!


では、
なぜブロックで構えて待つことが重要か?

相手コートにボールが行くと同時に・・・
「相手の攻撃までの動きに注目できる」から・・・
「相手の誰々が攻撃してくるか?どのような攻撃か?」をチェックできるから・・・

そうやって相手の状況を観察・チェックし・・・
ボールの返球によって相手の攻撃の善し悪しの予測ができ・・・
すばやく反応した動作を起こすことができ・・・
有効な「ブロック」として活きてくる・・・

そうするとチャンスの「可能性」が広がる訳で・・・


「相手コートの動きをつぶさに見ていく」
これまでどれだけできてきているでしょうか?

単に「ブロック技術」というのではなく・・・・
「相手をとらえる」意味合いが・・・
ブロックの構えから取り組むことで・・・
選手たちのものとして・・・
ゲームに活かされ・・・

そうすれば・・・
もっといろいろなことを考えられたり、対応を理解できたり・・・
見える世界が変わるはずです!!

ブロック深し!!!です

きっと、バレーボールの面白さが広がっていくと思います。


最後まで読んで下さりありがとうございました。



2015年9月11日金曜日

「ブロック」に関しての練習会をしてきました!

昨日、高校女子(北海道ベスト8ねらう)チームに
ブロックの基本から実際のラリーの中での動作・視点等についてレクチャーを
約2時間してきました。

やはり・・・
理解をする・・・
意識する・・・
集中して取り組む・・・

内容はもちろん、上記の視点も加味しながら・・・
選手たちが「実感できる」ことが・・・
「力をつけていく」上で大切だと感じました。

今回の練習会はそう言う意味では「手応え」を選手も私も感じました。

1回のレクチャーで「できるようになる」ことはありません。
でも・・・
実際にやってみて実感できたことは・・・
この先、「意識的」に日々の練習の中で取り組めれば確実に「自分の・チームのモノ」となって行くと思います。

そのような思いもあって・・・
振り返ってもらうべく・・・
取り組んだ内容の資料を選手たちに配布してみました。

日々、思い出しつつ意識続けていってほしいものです。


昨日の<練習内容>と
生徒に配布した<資料>(元パワーポイント)の1部を載せておきます。

参考にしてもらえると嬉しいです。
呼んでもらえると「大喜びで」伺いますよ〜(笑)


<練習内容>
    ○○南高校「ブロック」練習会             2015/9/10(木)

1.
基本的考え方の説明
今日の目的<とにかくやってみてイメージをつかむこと!>
予定

2. W-up(ブロックにつながる・・・)


        〜〜〜〜〜〜個人的基本技術の練習〜〜〜〜〜〜


3. ブロックの基本動作 <フロアで広がって、ボールなし>
構え・準備の姿勢
基本ステップ・・・サイド&クロス     ※「戻る」動作まで大切に!
〜空中動作・着地まで           ※重心の制御・・上下しないように!
手の出し方・・・2人組(ブロック役・アタッカー役の交代で)

4. ブロックをする<個人>
ブロッカーの後ろから反対側コートのアタッカーにボールを入れる
2カ所で!
コースを押さえる・・・手がかりはアタッカーの助走の方向・フォーム
タイミングをはかる・・・後から少しバックアタック等も?!
数本ずつでどんどんチェンジしていく
レシーブにも入ってOK!
     <待っている人もどんどんイメージしながら動作をしてみる!!>

後半に向け2人でブロックをする・・・説明なしで・・・


         〜〜〜〜〜〜3人でのブロック練習〜〜〜〜〜〜

5.
基本的な配置システム
軸となる人

6. ネットを使い動作・リズム・合わせる(シンクロ)
     ☆構え〜素早い移動(オフブロッカーの動作含む)〜必ず戻る〜構える〜・・
     ・反対側から向いた方向に打つ(スタンディング・放り上げ)・・・
                                数本でチェンジ 

            
           〜〜〜〜〜〜  休憩  〜〜〜〜〜

7. W−up2

8. アイワークについて・相手状況による待ち方の違い・・・守備的か?攻撃的か?

9. フロアでやってみる
5人1組・・・できるかな?  ※アタッカー2・セッター1・ブロック2
        (※様子を見ながら・・・ネットを使うかも)


   〜〜〜〜〜ここから先はレギュラー中心でどうでしょう?!〜〜〜〜〜


10.6対6
いろいろな設定からの攻撃==ブロック〜切り返し
                 チャンスボール〜
                 レシーブ〜
                 2段トス〜   ・・・などなど・・・

常に相手コートにボールが行った時点で「構え」「配置」を!
次に「アイワーク」にていつでも反応・動作できるように!
動き出し(反応)を早く!
軸になる人の押さえる手(場所)・空中動作・2人(&オフブロッカーの反応)
の関係・軸に合わせて間を閉めること
ブロックとレシーブの関係・・・トータルディフェンス

ブロック〜攻撃へ<切り返し(トランジッション)>
 次の動作を速く!!!

11.時間があれば・・・・ゲーム1セット


<配布資料(抜粋)>












「ブロックとフロアの関係」<トータルディフェンス>
まではできませんでした・・・。

まあ、じっくりやるには3機会はあった方がいいかな??


最後まで読んで下さりありがとうございました。