2012年10月22日月曜日

オプション ~いかに手の内を用意できるか~

前回、
「パターン的」などと勝手に綴りましたがその続きで・・・

ゲームにストーリーを持たせるためには

幾つかの「選択肢(option)」を用意しておくこと

が必要と思います。

このことは8月にご一緒させて頂いたI氏のNBKdreamersのクリニックからです。

各ローテーションごとに幾つかの「オプションを作る」ということ。

付け加えるなら・・・

レセプションやラリー中のパスの返り具合(A・B・Cパス)によっても
オプションを用意できていれば・・・

ゲーム展開に応じて「選択」でき、相手の上に立てるのでは?ということ。

特に終盤に有効な「選択肢(option)」があれば

相手は度肝を抜かれ終わってしまう可能性もあるかもしれませんね。


あと一つ

「これがダメ(ミス)だったから次はこれ」というのもどうなんでしょう?
よく見かけますが・・・

有効であれば、同じ手を使ったらいいのにと思う事もよくあります。
特に序盤から中盤にかけては・・・

やはりバレーボールの面白さの一つは

「相手との駆け引き」だと思います。

ずっと前にアップしましたが「ライヤーゲーム」みたいに

相手をあっと言わせるような手の内があったり・・・

ちょっとした「遊び心」が持てるくらいの方が・・・

面白いバレーボールができるんじゃないかと思ったりしています。


最後まで読んで下さってありがとうございました。

2 件のコメント:

  1. おひさしぶりです(^^)/

    前回の「ゲームにストーリーが欲しい ~観戦記より~」に引き続き、良いテーマですね。

    プレーヤー(チーム)レベルが同じくらいのチーム同士の試合の勝敗を決定付けるのはこれではないでしょうかね?
    アニメやドラマではないですが、特に競り合ってるゲーム終盤での「必殺技」は必要だと思いますね。
    終盤であれば、相手に対応されてしまう時間も少ないですし、またそれにより相手を混乱させる効果が見込めますしね。

    個人的に好きな試合パターン(そのセットのみに限らず、1試合としても)としての例を述べますと、

    初盤 - クイックを多用したコンビネーション攻撃をする。そして出来るなら試合開始の攻撃の1打目をクイックで入る。
    この攻撃パターンの利点と弱点としては、まず相手の出鼻をくじく事が目的で、速い攻撃により相手に対して流れを掴ませず自分たちのペースに持ち込めると言う利点があります。
    また、クイックがあるという事を相手に意識つける事も目的であり、極論ですが初盤においてのクイックをシャットされても、相手の意識がクイックに向けば構わないと思ってます。
    これにより、ブロックの意識がクイックに向くためウィングアタッカーの負担も減りますしね。
    弱点としては、「きちんとレシーブをセッターに返せるかどうか?」というところにあり、型にはまったセットがきちんとできないと成り立たないところにあります。
    要は、初盤では「個人・チームとしての基本・基礎」ができてるかが鍵になります。

    中盤 - エースを主に使い、エースを含めたウィングスパイカー中心の攻撃に切り替える。
    ここまで試合が進んだ時に、今述べた初盤での掴みが取れていれば得点は開いてると思いますし、もしそうであればウィングの攻撃は効果的に効いてくると思います。
    トスを左右に大きく振り分ける事により、相手の体力の消耗を望めますし、クイックへの意識があるうちはブロックも散らす事ができます。
    少し乱れたレシーブであっても、オープンに振り分けるのであれば、レシーバーやセッターのプレッシャーも軽減されます。
    そして、エースを含めたウィングスパイカーが気持ちよく決められれば、良い流れを終盤に持ち込む事が可能になります。
    また、競っている(負けている)場合でもやはり「エース(ウィング)頼み」となる訳ですが、ここで競り負けるようでは「勝ち」は難しいと思いますし、チーム・個人としてのレベルも相手が上だと思われます。
    ここでの弱点としては、エース(ウィング)が連続シャットなどをされた時ダメージの大きさや、単調(読まれやすい)な攻撃になりやすい事でしょうね。
    とにかく、中盤では勝っていようが負けていようが、相手をねじ伏せるエース(ウィング)の気迫や力量、またチームとしての「このまま突き放すぞ!」とか「絶対追いついてやる!」と言った、心技体の「力(パワー)」が大事だと思います。

    終盤 - 「!?」と言うような攻撃をする。
    先にも「必殺技」言いましたが、古田さんの言うところの「オプション」みたいな攻撃を「出す」事ですね。
    例えば、今までガンガンに打ち込んでいるにならフェイント。並行やオープントスではなくバックアタック。AクイックではなくBクイック・・・等など。
    それまで温めていた攻撃を「する」のではなく「出す」のです。「ここぞ!!」って言う場面で。
    勝っている場合ではそれほど重要なことではないのですが、次のセットや次の試合の流れを考え、感覚を忘れないためにも多少でも出しておくべきでしょう。
    相手に「そんな事もできるのか!?」って思わせる事による威圧と言うか、「やばいかも!?」って思わせられれば成功ですね。
    競り合いでたたみかけるには効果的な手段と言えますね。
    弱点としてはミスになる確率も高いという事ですかね?終盤でのミスは流れが大きく変わる事もあり危険ではありますが、相手より抜け出すにはこう言った冒険も必要だと思います。
    また、たとえそれが負けた試合だとしても、悔しさはあれど全部を「出す」、出し切った試合の後は爽やかなものです。

    と、これはあくまで一例ですが、自分なりにこう言ったイメージでストーリーを作り、相手をストーリーにはめる事を考えながらプレーや指示をしています。
    ・・・まぁ、なかなか難しいですけどね(^^;)

    長々と失礼しましたm(_ _)m

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    1. soumaさん、ステキなコメントありがとうございます。もう、めちゃくちゃ楽しくなってしまいます!
      本当にゲームをしているような臨場感を感じました。私の下手なブログよりよっぽど面白いですw
      このようなイメージが描けることってホントにとても素晴らしく大切なことだと思います。以前、シュチュエーションに関してもコメントを頂きましたが、まさにゲームをイメージして構成(作り上げる)イメージを常に描いていられると言うことは、相手との勝負をする上で本当は最も基本的な考えなのかも知れませんね。
      またバレーボールにワクワクできる力がプラスされた重いです。
      ありがとうございました(^_^)v

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