2023年5月18日木曜日

バレーボール セットにおける「起点」を持つべし!

「起点」・・・何が思い浮かぶでしょうか?

基本は「セットアップ」

トスを上げる時に・・・

クイックやブロードといったところを「起点」に攻撃を組み立てて欲しい・・・

また、Bパス時などで簡単に「ライト側に上げますよ〜」って背中をライトに初めから向ける光景をけっこう見ます。

この場合、「起点」は基本レストサイドではないでしょうか?
「起点」がライトであるならそれはそれでいいのですが・・・

セット時に「基本的にここに合わせる軸となるポイントや方向」を持っておくということ。

そうでないと・・・

いくら攻撃のパターンがあっても・・・

この「起点」ができていない・意識していないと・・・

ただ枚数があるだけで、ブロックの餌食でしょう・・・

「起点」ということをベースに考えると、セッターがボールの下に早く入ることや溜めを作ることの発想が納得でき、スパイカーの入るタイミングも互いの了解を簡単なものにするのではないかと思っています。

なぜこんなこと言うの???かというと・・・

けっこうパターン(流れのまま)でセットされている場面を見てきました。
セッターの身につけるべきスキルの1つだとも思うのです。


もったいない!!

できれば練習の時から・・・
ただ「合わせるコンビ」なスパイク練習でなく・・・
「起点」となる攻撃とサイドや移動の組み立てを意識してやってみてはいかがでしょうか?


おまけ・・・

いろんなところにこの「起点」という発想をしてみれば面白いかも・・・

ブロックの軸になるところがチームのシステムの攻撃の「起点」

ダウンボールやフリーボールを出すところが攻撃開始の「起点」

では、もっと遠いところに「起点」を置けば・・・
相手コートの選手の動き等に眼をやり・・・
自コートのシステムをより早く起動させる・・・

こんな発想もいかがでしょうか?

読んで下さりありがとうございました。

2023年5月1日月曜日

セッター対角・オポジットに関する話 <後編:ライト側から打ち切れ!>

 前回、そもそもバレーボールって?!みたいな「広い視点」からでした・・。

                         (イマイチでしたかね・・汗)

今回は・・

セッター対角のポジションから発想して・・

このポジションに限らず、みんなできた方がいいよね!・・というところに行き着いたので・・

少しポジションの話からはズレますが、読んでみて下さい・・。

(イメージ的には、小・中の子らが頭に浮かんできております・・)



ライト側攻撃の利点(右利き基準)

そもそも論であげましたが、一般的にライト側の攻撃・その対応は弱い・少ないので、強化できればチームとしてお得かも。

トスが「伸びてくるかどうか」は大きいですが・・


打つポイントによってクロス・ストレートの幅が意外と大きい・・。右利きのクロスサイドへは、「巻き込む」ように打てるし、右肩の方に迎えられればストレートもラク。

準備段階でまっすぐか開いてか・・の使い分けができればさらに幅が広くなる。

※クロスに打つ・・セッター周辺に打つことで、次の相手の攻撃が絞りやすくなる!


一般的には、本数が少ないことが多いので見えにくいですが・・

ライト側から「打てるスキル」がつくと・・チーム力アップは間違いないことないですか?

(その先が・・・オポジット(スーパーエース的存在)になるのかなと・・)



ライト側で打ちきれることにもっと視点も時間もあてた方がいい!

セッター(セット)との兼ね合いはありますが・・(ライト側セットの安定感の必要)・・

右利きで・・右から来るボールより・・

左から来るボールは・・左肩〜頭を越えて「迎え入れないと」打てないので・・

アタックのスキルとしては、難しい・・。


でも、実際は「あまり左から来るボールを打つ」練習には時間を取っていないことはないですか?


できるようになっていくとは思うのですが(それなりには)・・・

できるだけ早い段階で、みんなが身に付けた方が良いスキルだと思っています。

先に「ポジション別」ではなく・・先にどちらからのセットも打てるように・・!

個人のアタックスキルの向上・・幅の広がり・・その差は大きくなる!

ライト側からも打ち切れる選手を目指せ!


できる選手が多くなれば・・・それだけセッター対角候補も早い段階で増えそう・・。

セッターがより安定したバックセットの練習も兼ねられるし必要だし・・。





バックアタックは、初めて段階から打てばいい!

オポジットのポジション的特徴の最終目標の一つは、「ハイセットを打ち切れる」ことと「バックアタックでの攻撃参加」かと。


ウイングスパイカーも同様に・・

もちろんミドルだって打てる方がいい・・

バレーボールを続けていけば・・高校や大学になってからではなくって・・

小学生の時から・・バックアタックをすればいい!と思っています。

もちろん、左から来る(ライトサイドで打つ)ボールも・・・。


私は、ダイナミックに身体を使ってアタックを打つ!ことが大切と思っています。

ネットを越えなくてもアウトでもいいから「思いきり助走してダイナミックに打つ!」

初心者段階でも、バックアタックをやればいい!と・・。(いかがでしょう?)

初心者段階のスキル向上はありますが・・

早い段階から経験することで将来役に立つ人も多くなるかも・・・。



ブロック視点でのこのポジション・・

ゲーム中、ハイセットでレフトサイドからの攻撃の確率は結構高い・・・


セッター対角の選手は・・

相手レフトサイドからに対してのブロックの基準の役割は大きい!とも言えそう。

相手をよく観察して・・ストレートかクロスか・・「出す手」「タイミング」の基準・・

その役を担えるだけでも・・・存在価値は大きいと思っったりします。


もちろん他の選手たちにも身につけてほしい「ブロックスキル」ですが・・

一番能力の高い選手をセッター対角に据えるというのも・・一考かなと・・。


こぼれ話ですが・・

大学の女子で、174cmの選手をセッターに使ったことがあって・・

「どのコースを押さえるか?」までではなかったのですが・・

流石にストレート側は通さなかったですね〜。その視点もある意味ありかと思ったことがありました。



今後は、オールラウンダーがOPをすれば・・時によりポジションチェンジ?!

レベルが上がるに従って各ポジションごとの「役割分担」「スペシャリスト的スキル」は必要ですが・・・


バレーボールの流れは・・・

より「オールラウンダー」的なスキルを求めるようになってきているのかな?・・と・・。

そんな発想からの飛躍ですけど(笑)


ミドルアタッカーの選手も、何でもできることがセットで・・

オプション的にでも・・・

どこかの場面で(特に難しいフォーメーションのレセプションあたりで・・)

ポジションチェンジできることもありではないかと・・・。


相手チームにすれば・・???・・対応できない状況も生まれる可能性もある・・。

「ここ!」っていう時の「隠し玉」にでもいかがですか?

(大学女子でやってみたことがあって・・・結構イケました(笑))

ちょっとした可能性や遊び心もあった方がおもしろくなるんじゃないかってところです。


セッター対角のディグに関して度外視したので、加味する必要ありですけど・・。


学校は冬休み・・・

年末年始をはさんでリスタートの時期・・・

何かのきっかけ・インスピレーションにつながれば嬉しいなと思ったりしています。

いろんな可能性と発想の転換ですかね(笑)


最後まで読んで下さりありがとうございました。