2021年12月16日木曜日

レセプション 基本的考え方と段階的練習例 (進化型バレーボールより)

レセプションには・・「カンペキ」というのはありません・・。

みなさんもいろいろと工夫・試行錯誤しつつ取り組まれていると思います。


この冬・・

もう一度見直しも含めて・・

これ、じっくりレセプションを段階的に取り組む価値はありそうです。


 資料的には、もう10年近く前の資料になりますが・・

今でも十分に活用できる内容だと思っています。



強いて追加すれば・・

身体の「正面」を基本にしつつ・・

発展的には、身体を外れても「面」をターゲット(セッター)に向ければOK!

ということも、後に言われていました。


以下、足立龍哉さんの進化型バレーボールより引用させて頂きます。
                     (若干加筆させて頂いております)


【レセプションの基本的考え方】

ぜひご覧ください!(画質悪いですが・・よくわかる基本の「キ」)









【レセプションの段階的練習方法例】

 ☆形としての「方法」だけでなく

   ぜひポイント(視点)を考えつつ参考にしてください。



1 体の正面でボールをキャッチ、そしてタッチ/当てる練習

 ・最初に姿勢に注意してください。

 1)サーブはネットから 6m~9mの位置から打ち、レシーバーは体の正面でボールをキャッチ。

 ・動作中の重心の動きは直線的(ライナー)、上下運動しないように注意してください。

 ・ボールをキャッチする際、フットスタンス(足幅、位置)、体の方向に注意してください。


 2)次に体の正面でボールをタッチ/当てる練習を行います。

 ・面を作ってまずは当てるだけ・・

 

  ※都度ストップして指示ではなく、連続的に行って感覚をつかめるようにしてください。


 2 実際にレセプションをする(コンタクト)

 1 )ターゲット(セッター役)を正面におき、実際のサーブカットを行います。
 ・サーブのスピード・力を利用して返球距離を調整するコンタクト/感覚を体得していく


 2)返球距離を変えての練習

 ・短い・長い距離それぞれの返球感覚を体得していく。



3.返球先(返球角度)/入射角・反射角:<「面」を返球先に向ける>練習

 ターゲット(セッター役)を2カ所にします。

  返球先を正面ではなく、選手の斜め 45 度(クロス)へ変える。

 「面」を返球先に向けることを意識して行う。

  返球する角度を徐々に広げて行きます。

※ 姿勢・コンタクト・返球距離もあわせて練習できれば・・。


4,移動を加えたレセプションの練習

 1)左右へ移動してからレセプションをする

 ・スタート位置から左右外側(約1m~2m)から移動してレシーブします。

 ・移動中の重心の動きが直線的(ライナー)になるように注意(上下運動しない)。


 2)後方へ移動してからレセプションをする

 ・ スタート位置をアタックライン(3m)付近から後方へ移動してレシーブします。

  移動中の重心の動きが直線的(ライナー)になるように注意 (上下運動しない)。


5.複数でレセプションをしていく(発展させる)

 ・役割分担ができればスムーズにおこなえる。

 ・発展的に人数を増やしていく。


常に姿勢(レシーブする前、レシーブ中、レシーブ後)に注意してください。


☆サーブは、簡単なサーブ(トップ、バック・スピンサーブ)から始め・・

 徐々にスピード をアップしたサーブへと変えてください。 


この冬、じっくり段階的に取り組むことで・・

レセプションのフィーリングとスキルを会得する材料にしていただければと思います。


最後まで読んで下さりありがとうございました。

2021年12月15日水曜日

教えられる・学ぶ・理解する・考える 

バレーボールを選択してプレーしている、特に子どもたち・・

自分のいるチームが全ての情報源でもあり・・

中々「それ以外」からなんて考えにくい現状かなと。



どのように伝え、スキルアップ等を目指すのか?については・・・

「これをしなさい」的ではなく、「自分たちで考えられる」ような指導の模索も多々あるようですが・・


さて、これから先・・

どうして行けば、子どもたちにとって、バレーボールがさらにステキなものになって行くのかなあ?

みたいなことを一考する時に来ているように思うのですが、いかがでしょう?


バレーボールに限らずですが・・

知らないことやできないことは、教えてもらわないと分かるようになりませんよね。

ただ、その「どのエッセンスを教えるか?伝えるか?」で・・

指導のあり方みたいなのはあるでしょうが・・・



さて、問題はここから・・・

これまで、大学のリーグを観に行ったり、テレビでVリーグ関連の試合を観ていて・・・

また、SNSでバレーボール指導方法みたいなのをチラチラ見る中で・・                 


「どれだけ解ってるんやろ??」と思うことがしばしばありました。

     (私個人の感想ですので、あしからず・・。私もまだまだ勉強中。)


解ってる?というのは・・・

知識として・・・とか・・・形として・・・

とかと言うのとはちょっとニュアンスが違う感覚で・・・



話は大きく逸れますが・・・

数年前、解剖学や心理学の勉強をしたことがありました。
それで、「ここにこんな臓器があってこんな働き」とか
「こんな考え方でたとえば〜〜というのが○○心理学の基本」とか・・・
それは単純に覚えていけば良いことなんですが・・・
ちょっと考えると・・・
「で、どういうつながりがある?」とか「どんな流れでそうなった??」
ということがグルグル頭を巡って・・・
「これは大変だわ(汗)」という状態になっています。



話を戻して・・・

バレーボールでも・・・
結局プレーする選手が・・
チームが・・

「どれだけ考えてやっているか??」

 ・・・もちろん前向き・上向きで!・・・

に視点がいくことが大切なんだということが言いたくなったのです。

教えられたことができるようになった・・・
フォーメーションの基本を理解して動けるようになった・・・等。

ちょっと考えてみて下さい・・・

たとえばステージが変わるとまた新たなことを学んでいくことを・・・
中学校のレベルと高校のレベルでは・・・全然違うスタンスが必要・・・


なぜこんなことを言うのか???

大学生やVリーグを観ていると・・・
「これまで辿ってきた(教えてもらった)遺産(言い方はご勘弁)」でプレーしているように私には見える選手があまりにも多い!!

自分のたどってきた中での宝物はとっても大事ですが・・

バレーボールはまだまだ深い・・

だから・・最先端では・・イタリアに行く選手が増えてきているのでしょう?!


もっともっとプレー間のつながりやチームのシステムやスキルアップ・・・等々・・・

自分(自分たち)のプレーに疑問を感じたり、もっと違う・高いレベルに貪欲に思考するようなバレー選手がみたいなあ・・・と感じたのでした。

子どもの頃から・・

教えられ知ってできるようになる・・だけでなく・・

自分から広い世界に関心を寄せ・・見つけようとする感覚へ・・なんて思います。


例えば・・

教育現場でも・・

一斉授業だったのが・・

グループワークやディスカッション形式に変わってきていることと同じかなと。



まとまりのない思いつきですみません。

最後まで読んで下さりありがとうございました。