2021年11月20日土曜日

気になるスキル・プレー  〜思ったこと・できたこと〜

 たまには具体的なことも思って書かないと・・・

で、今回はこれまで私感覚でいろいろな選手を見てきて・・・

「ちょっと気づいて練習したらええのに・・・」

実際にうまく「ハマったな!」っていうのをいくつかあげてみようと思います。



<中学生:練習で強いアタック打てるのに試合のラリーで何故打てない?>

結構当てはまる幅は広いように思います(良く見ました)。

やっとアタックが打てるようになっている段階なのかもしれませんが・・・

並行してでも・・・

「ラリー中の準備動作:ブロック&レシーブ〜準備をする」

「ボールを追いかけず準備をする」「そのステップ・フットワークを知る」

これだけのことを伝えてやっておけば・・・


たとえまだゲームでできなくても・・

振り返って「自分の力を発揮するために必要なこと:練習」に気づいて

早く変化・成長できるのではないかと思う場面でした。



<レシーブ:決まった形でしか動けない・・同じところに何度もポトリ・・>

これも結構あるあるなんじゃないでしょうか?!

1つのフォーメーションを一生懸命に頑張っている中・高生チーム。

1回下がって「私はここからスタート〜レシーブ」って。


ハマれば絶大な効果ありですが・・・

違うタイプの相手になると全く別チームのようにガタガタ・・・

せめて2つくらいの基本的なフォーメーションは知るようにしてあげて・・・

メリット・デメリットが分かればゲーム中の対応もできそうなのに・・・

(ひょっとしたらそれ以前のやってみる過程だったらごめんなさい)


こぼれ話:ある高校の全国大会で・・試合待ち:コートはいいけどボールはNG。

するといろいろなパターンのフォーメーションの動作確認・・・。

同じポジションからの相手攻撃想定も何パターンか・・・やってる〜〜・・・

さすがだな!と思ったひと場面でした・・。



ここからはちょっと分かればできたこと・・・私の経験から・・・



<フローターサーブがうまく入らない 小学生女子と高校生男子>

全く違う2人のはずなのですが・・・全く同じポイントでした。

トスもリズムもヒット感も悪くない・・・

狙っているポイントがそもそも低いのか?  いやそうでもない・・・

「ヒットする瞬間に力んでしまい身体が少し「くの字」に引いて低くなっていた!

                   (意味わかります?文字ですみません)

そこで、両人とも「打つ瞬間、頑張りすぎやわ」・・・少し説明して・・・

「ヒットの手だけ頑張って十分」

「高いところで叩くようにしてみて・・・」

それだけでした・・・。  普通にOK! ということがありました。



<セッター:クイックがうまくあげられない 高校生女子>

全体的にできていないという感じ。でもクイックになるとネットが「ガシャ!!」が多い。

アタッカーとのお互いさまではあるが少し聞いてみた。「どんな感じであげてるの?」

「クイックは慌ててしまう」ことが多いと。

そしてもうひと質問「どこにあげてる?」・・・「白帯の上あたり・・・」

そういうことでした。


ちょっと前の私・・・へへっ


まずは慌てないでいいからということと

なんとなく「この辺り」ではなくって「アタッカーが打つところに置くんだよ」と

ボールなしでミドルにAクイックの動作で打つ瞬間までしてもらい・・・

セッターにはその場所を確認してもらうようにしました。

意識し確認できるとなかなかのAクイックが見られました。(ゲームで使えるのはその後)

※絶対の約束事!・・・ネット方向にあげてはいけません。

          ・それではいつになっても打てません!



<レセプション:正面で取らないといけない思い込み最後まで動いてしまう>

大学生女子でした。思い込みすぎ・動きすぎでうまくできませんでした。

何度か伝えて「止まって面だけ向けられたらOKやから」

大学生くらいになると中々染み付いた感覚は手放してはくれません(笑)

それでもとにかく「止まって・面を向けて・当てる」の繰り返しで・・・

少しずつその方がラクになってうまくいくように感じてくれて・・・


ある時、ずっと高いレベルのチームに参加させてもらった時に・・・

その感覚が一気に自分のものになったようで、見事に変身しました!とさ(笑)

見本となる選手たちと一緒にやってみて「実感」することってステキですよね!



<窮屈なアタックになるミドルブロッカー:高校・大学女子>

要はネットに近すぎて手打ちになっていた・・・それで育ってきたのかな?

聞いてみました。「どんなことを意識して打ってる?」

答えは「高いところで早く・・・」みたいな一緒の答え。

では一言「十分高いから(笑)大丈夫!」

「高いところで早くペチャっとしか打たないのと・・・ちょっとだけ低くなっても

強くクロスもストレートも打てて、ペチャっともできるの・・・どっちがいい?」って。

当然「どっちもできた方がいい」になりますよね。


それなら・・・教えます。

「ネットと自分の間が無くなってるから今みたいになってる。踏み切りの位置を後ろにして

打ってみ!」って。やってみたら・・・・できますよね〜〜(笑)

※ここのポイント・・クイック以外、普通に打つときは打ち切れていること

                  (そもそもの大前提なのですが・・・)

         ・先ほどのセッターのことと同様に「絶対ネット側にトスを上げない)

別機会に少し話をしてみると・・・どうやら・・・

まだ身体・体力がない小・中の頃と同じ感覚でいたようです・・・。

身体も強くなり大きくなっていて、体力もついてきているのに・・・

自分のプレーイメージが変わらないままだったことも一つの原因だったのかなと思わされた経験でした。



長々と書いてしまいました(汗)・・・今日はこの辺にしておきます。

みなさんもこういうのいろいろあるんじゃないですか?

良いとか悪いとかではなく・・・出し合えて・・・

いろんな感覚をお互いに身につけられればいいんじゃないかと思っています。

感性を磨く・・・と言うか・・・感性アイテムをゲットしようぜ!!って感じですかね?!


たまに言うんです・・・「ええとこ取りしたらええやん!」って(笑)


いかがでしょうか・・・?


最後まで読んで下さりありがとうございました。


2021年11月19日金曜日

バレーボールが楽しいってどういうこと?  〜好奇心・集中、甘え・ケガ〜?!

 なんのこっちゃ?のタイトルですけど・・・(汗)

これまで出会った子どもたちの姿を思い浮かべつつ・・・

「バレーボールをやっぱり楽しく取り組んでほしいな〜」と。



でも、その後ふと疑問が・・・

過去に出会った方々の言葉も思い出されて・・・

楽しくって言うけど・・・

「楽しいってどういうこと?」みたいな話です。思い浮かぶままに書きたいと思います。


ざっくり言えば「前向きな気持ちで!」できる・・・ということ?!

日々の練習内容に自分から取り組み、それが技術の向上につながって・・・

チームとしてのモチベーションも上がっていく・・・


そうは言っても右肩上がりなことはなく・・・

行ったり来たりする・・・でもその都度「いかに前向きに・楽しく」できるか?

そんなメニューやコーチングを考え提供し・・・

選手からの「実感」の様子を受け取って・・・また考え提供し・・・

より効率的なレベルアップを考える・・・

そんなことが必要なのではないかなあ〜と思ったりしています。









楽しいと感じてできる練習は??

どの段階でも楽しいと思えるもとは・・・

「好奇心が持てる」ことなように思ったりします。

バレーボールに限らず、人が成長する原動力・・・赤ちゃんから大人まで・・・

目の前にいる人たちの「好奇心をくすぐる」中身を見つけられれば・・・

まさに「楽しい」もので・・・力を伸ばすエネルギーになるのかなあ〜なんて。


逆に、楽しさを思い過ぎると・・・

一つは、子どもたちの興味・関心や好奇心を思うばかりに

いろいろな新しいことを次々入れて

逆に振り回してしまうなんてこともあります。


もっと大きいのが・・・

誰でもそうですが・・・

楽しいことはいつの間にか「慣れ」になってしまい、「緩み」にもなる・・・


そうなると「甘え」が先にやってきてしまう・・・

大人もみんなやってること・・・ですよね・・・(泣)


やっぱりそれはよろしくない話で・・・

一定の「緊張感」を持っておかないといけない・・・


こんな話がありました。

小・中学生のチームを指導されている方で・・・

「楽しんでやってほしいとは思うのだが、調子に乗ったり甘えたりもある。気持ちが緩むと【ケガ】されてはいけない。ケガが一番良くないと思うので緊張感は必要と思う。」

時々「ビシッと」は現実必要と同感したのを覚えています。

だって子どもはやっぱり甘えたくなるし調子に乗りやすいし・・・

たまに「ヤバい」くらいはね(笑)


一番簡単な方法は「上から抑え込む」でしょうが・・・もうやめにしましょう。

はっきり言って「大人のエゴ」です。


最後に・・・足立さんの言葉を思い出しましたので・・

「厳しい練習は向上のためには必要ですが、苦しい練習はいらない」

「厳しいと苦しい、違うでしょ(笑)」


みなさんの一考になれば幸いです。

最後まで読んでくださりありがとうございました。