2015年11月8日日曜日

「渡す」「お願い!!」の感性を!!

北海道大学リーグが終了しました。
リーグ戦期間長かったなあ・・・
また次のミッションができ頭がそっちにいっていてブログの感覚が空いてしまいました。
できるだけコツコツ書いていきますのでまたよろしくです〜!


さて、レシーブ(ディグ)の場面でのこと・・・

何とかボールを上げられている(コンタクトできている)けれど・・・
ボールが適当に上がっている・・・
身体が突っ張ったようであったり・・・
当たった瞬間に止まって・・・コントロールできなかったり・・・
そんな場面があちこちで見られるように思います。

コンタクト時のフォームまでは意識したりできるようになっているけれども・・・
そこでプレーがストップ!!!

もったいない!!
というか・・・
「それではゲームで活きたボールの供給ができない!」と・・・。

もちろんみんな頑張っているわけで・・・

なら、もう一歩先に・・・
「渡せばいいのに・・・」って思うのです。

一連の動作から言うと・・・
フロントスルー(ボールが当たるまで)〜コンタクト〜コントロール動作〜
「フォロースルー」・・・

この「フォロースルー」までが技術的にも必要ですよね。

レシーブの場合は・・・
コントロールのために1.2歩前に「送る動作」や・・・
自身が転がってボールを「活かす動作」が・・・
「フォロースルー」であって・・・
「活きたボールが次に供給できる」ためのとても大切な動きとなります。

もちろん強打等、「受け止めるしか」できない状況は別として・・・

一連の動きを習得するための練習は必要でしょう。
ただ・・・
「フォーム」や「動き方」の[HOW TO]だけでなく・・・

「次の人に渡す!!!」
この感覚がとっても役に立つのではないかと思うんです。

ターゲットに持っていくこともあれば・・・
何とか近くの人に渡せば繋がるようなボールもある・・・


ただ自分のプレーがどうだというところで落ち着かず・・・
せっかく一緒のコートでプレーする仲間が居るんですから・・・
「お願い!」って「渡す」感覚を持ってプレーに活かせれば・・・

もっと動作やフォームもできていき・・・
活きたボールが繋がっていくように思います。

これはセッターのトスや2段トス(ハイセット)にも当てはまることが多々あると思います。


とかく私たちは「技術指導」に走りがちで・・・
選手たちも「頑張りどころ」が『自分の技術』で完結してしまう危険性を・・・
こういったプレーが見せているのかもしれません。

練習の中で・・・
折に触れ・・・・「渡す」「お願い」といった「次に繋げる感性」も・・・
技術と同時に伝え・・・
選手の中で「合わせて自分のもの」として確立できるようにしていってはどうでしょうか?

最後まで読んで下さりありがとうございました。

2015年11月1日日曜日

セッターの孤独

北海道大学リーグも大詰め・・・
中々勝てなかったD大ですが、入れ替え含む下位リーグで昨日今日と2勝し何とか1部残留を確実にしました。(次週1試合で終了)

さて、勝てたのですがその中で・・・
本日セッターのトスが中々の荒れ様でして・・・

ゲーム中は気丈にやり抜いていましたが・・・
試合後話をすると泪が・・・
つらいつらい試合だったんですね。

私にも覚えがあって(かつてセッターでした・・・)、トスがブレブレの時は本当に辛かったのを思い出しました。

セッターというポジション・・・
他のポジションと少しメンタル的なプレッシャーが違うように思います。

コートの中で1番多くボールに触れ・・・
どんなファーストタッチのボールもセットし・・・
あげるボールはアタッカーが十分力を出せるところに「置いてあげる」・・・

これができて「当たり前」なのがセッターで・・・

それがあまりにもうまくいかないと・・・
申し訳ないやら歯痒いやら・・・・

今日の彼女はまさにそんな気持ちで逃げ出したかったくらいだったのではないかと思いました。

そんな時・・・
他のポジションの選手たちとは・・・
この「セッター心理」はなかなか分かり合えないのかも?
などと自身の経験も含めて思ったりします。
けっこうセッターって孤独なんですよ・・・・

(逆にいい状態でなら・・・
「セッター冥利に尽きる!!!」ってのがあるんですけどね!)


と言いながらも・・・
セッターはいいトスをあげてナンボ!当たり前なので・・・
本人が越えていくしかありません!!!

ただ、試合になって・・・
ハンドリングのタッチ感が悪い、イメージとズレてしまう・・・
そんなことが極力起きないような・・・
手立ては考えておいた方が良いかと思うのです。

あっけらかんとできる選手であればそれはそれでいいんですけど・・・
セッターってけっこう細かい感覚気にする人が多いようにも思いますし・・・


日々の練習でチェックしたり・・・
イメージを確立したり・・・
体力や動作の「身体的側面」の強化・・・
また、「量的保証」も必要な時もあるでしょう・・・

日々の練習の中で・・・
自分のトスに対する「自信」は身につけておく必要はありますね。

とはいえ・・・
公式戦でのフィット感等の「違和感」は・・・
その日の心理状態やコンディションによって多少はブレることもある・・・

なので・・・

「自分に合ったルーティーン」をすればどうか?!
と思っています。

ちなみに私事ですが・・・
・アップ時に両手に力を込める感覚をギューっと(胸の前で押す、指立て等)
・対人レシーブ時にオーバーキャッチを入れて指先のフィット感を確認
・誰か捕まえて思いきりロングパス!(全身の感覚と強いハンドリング感)
こんなことをしつつ・・・
感覚と安心を持って・・・

ゲームでは・・・自分のあれこれとの闘いはないように・・・
相手とのやりとり・味方の存分な力の発揮に・・・
向かって行けたようなことを思い出しました。

選手の感覚はそれぞれなので・・・
「このやり方がいい!」と押し付けるようなことはあまり賛成できません。
でも・・・
少しでも本番に余計なところにエネルギーを使わなくて良いように・・・
支えるのも指導者の役目かと・・・・

細かく言うと・・・
今のスポーツに置いては・・・
これは・・・
メンタルトレーナーの領域かとも・・・・。
(私はフィジカルトレーナーに学ぶと同様にメンタルトレーナーは大切と!!!)

どちらにしても
「やりきっていくだけ!!」のことなので・・・
あまり丁寧に関わったり支えようとしたりするのも・・・
逆に良くないようにも思えますので・・・
あくまで・・・

「いつも存分に力を発揮できる状況を創る」という観点で対応できたらと思います。

ただ、叱って「やれ!」というのは・・・
私ははっきり反対です!!!と言い切っておきます!!

今後の彼女の成長を楽しみにしようと思う今です。


最後まで読んで下さりありがとうございました。