2015年10月10日土曜日

相手を崩すサーブを! 〜戦術的サーブへの1歩〜

強くスピードのあるサーブが打てることは重要な1つの方向ですが・・・
「意図したところ」にコントロールできるようになることが「戦術的なサーブ」へのもう1つのポイントだ!と前回書きました。

今回は・・・
では、どこに?
どう練習する?
などのことを少し書いてみようと思います。

基本・・・相手の正面を外す・・・ターゲットの前後左右をねらう・・。
    ・コースをねらう・・・・1番(相手ライト後方)5番(相手レフト後方)
               ・相手前衛(ショートサーブ)
    ・エースとなる選手に集中して取らせる・・・・などなど・・・

簡単にあげてみましたが・・・
強くスピードのあるサーブを目指すと同時に上記を意識したサーブの練習を日々の練習の中で取り組むことが重要だと思います。


<具体的には??>・・・練習例・・・

コートを分割してコースをねらう・・・遊びの延長でもよいので・・・

ターゲットを置き・・・前方左右・後方左右・・どこに打つか?声にしてねらう・・・
          ※いきなり9mでなくても3m・6mと段階的でOK!

          ・複数のレシーバーを配置して・・・横並び・斜め・縦・・・

エンドラインから・・・ゲームと同様な感覚で・・・・
          ・ターゲットを配置してコースをねらう・・・さらに強さも。

(図にしないと分かりにくいですね(汗)・・・すみません)


<いつ組み込む?>
遊びの延長的にコースをねらうことは別として・・・
サーブはやはり1本1本「集中して」打つ必要があると思います。
従って練習の「最初の集中できる時間帯」に取り組む方が効果的と。
※ターゲットになるレシーバーのレセプションも同様に集中が必要ですよね。


相手を外す・・・コースをねらう・・・強さも加える・・・
こうした視点を段階的に組み込んでいき・・・
最終的には・・・・
ゲームの状況設定の中でも「相手を崩すんだ」といった意識でサーブをねらって打てるようにできればと思います。


簡単に言ってしまえば・・・
「どこにどんなサーブを打って相手を困らせたいか」の意図があるサーブを打てるようにしましょう!!ということですかね。



付け加えで・・・・
ゲーム状況によって緊張が影響しやすいのもこの「サーブ」
サーブに入るまでのルーティーンを作ってみるのも1つ・・・
上手くいくか?失敗しないか?のネガティブな発想はおいてしまい、「ここに打って相手を崩すんだ」と仕掛ける気持ちで打てればいいですね。

メンタル的なところは過去記事にも書いていますが・・・
また機会をみて書こうとも思っています・・・。


最後まで読んで下さりありがとうございました。




             

2015年10月7日水曜日

サーブが入るようなら・・・  〜戦術的サーブへの誘(いざな)い〜

以前、釧路で小学生と練習をさせてもらってず〜と頭の中にあったことです。

低学年の小さな子はほんとにサーブを入れるのに一生懸命!!入れば感激!!みたいな。
一方、6年生の男の子の話・・・
とても威力のあるボールを打ちます。
でも・・・
フォームは不安定・・・従って・・・上手くコートに入る確率も低い・・・
少し「力を抜いてみて」というと数本やってみるもやっぱり「強く打ちたい」様子。

この練習会で、サーブの力の入れ具合・・・
「強く」と「コントロールして」と「ふわっと」の違いを感じてもらおうかなとやってみたのですが・・・
・・・これは練習方法があまりにもマッチせずダメダメでした・・・


で、何が言いたいかと言うと・・・ここからが本題・・・・

いろいろなカテゴリーの一般的な試合を見ていると・・・
「無意識に」「強いボールを打つ」ことにだけ意識があるように感じます。
上述の小学生もそうですが・・・サーブを・・・
「強く打つ」方向だけの意識で練習しているようで・・・


はっきりと・・・「それだけではない!!」と!!

サーブが入ると嬉しい段階を過ぎれば・・・
是非「コントロールできる」ような意識を持ってサーブに取り組めるようにして欲しいと思います。

強く・無回転(フローターサーブ)・スピード・・・この要素はこれで大きな要素です。

でも・・・
「ゲームの中で活きるチーム力としての戦術」として有効に使えるのが・・・
「サーブ」という武器です!!!

基本的には・・・
ターゲットの正面を外して・・・前後左右に打つ・・・
レシーバーの間に打つ・・・・
有効なコースに打つ・・・
アタッカーの経路に打つ・・・         ・・・・などなど・・・

※ここについての詳しくは次回にて!!


とにかくサーブは
「戦術的なものである!!」
これは確かであると言えると思います。


サーブが入るのであれば・・・
コントロールできる「力の入れ具合の違い」を体感・体得することが・・・
「ここをねらって相手を崩していく」
そして「自分たちにより優位な状況でトランジッションにあたる」
といったチームの戦術としてのサーブの使い手として活かすことができることにつなげていくことができますね。

選手たちに・・・
コントロールの必要性を理解させることは・・・
この「戦術的にサーブを打つ」という考えの基本になるのではないかと思います。

たまたまその選手のいいサーブがいったのか??
意図的にゲーム全体を通して崩しにかかるのか??
どちらがゲームの中で効果があるか・・・???

サーブは意図的に「仕掛ける戦術的プレーである!!」
ではないでしょうか?!


強くスピードのあるサーブを磨きながら・・・
コントロールできることで・・・

「相手が嫌がる」「見方に有利な」方向の考えを持った<意図的>なサーブを目指して欲しいなと願うのでした。


もう一回、サーブに関する内容を書きたいと思います。

最後まで読んで下さりありがとうございました。