2015年10月2日金曜日

何を・どこを見てプレーしているのか?

様々なプレーで、動作やフォーム等のあり様ははっきり見えてよく分かる・・・
あたりまえですが・・・
外から見ていて、チェックしたり方向付け等のアドバイスや繰り返しの練習で取り組むことはよくある話で・・・。

話は飛びますが・・・・
「うまいなあ」という選手はあちこちどのカテゴリーでもいる訳で・・・
動作が早くスムーズだったり・・・
コンタクト・コントロール等の身のこなしが柔らかだったり・・・
「なんでそこが分かるの?」みたいなプレーを見せたり・・・

一見、身につけた「身体能力」の高さのように思えますが(それも確かにある)・・・
よく見てみると・・・
必ずと言っていいほど・・・
「相手の状況を見てよく見ている・見えている」ように思います。

バレーボールの必要な要素に・・・
<「観察」〜「予測」〜「判断」>というのがありますが・・・

その観察(相手コートの状況に対応できる目)・・・
予測(どのような相手攻撃の選択肢があるか?)〜
判断(さあ、ここから来る!!)まで

をとらえる目線と思考が実に重要な要素であるということ・・・・。

上手い選手というのは実はここにしっかり目を向けられているように思います。

またまた飛びますが・・・
昨日大学生の練習の中で・・・
攻撃側の返球(特に十分に仕掛けられない状況、それ以外も)時に・・・
「素直に返し過ぎ」「相手が困るように考えてみて」といった指摘が入り・・・

それからというもの・・・実に様々な「いやな」ボールが相手コートに行くのでした。
それは・・・
何も考えずにいると安易なものになるが・・・
相手コートやブロック等に目をやって「仕掛ける意図」を持つと・・・
見えてくるものなんだ!と感心したりしました。

やはり「見よう」とする意識や「こうしてやろうか」という意図など、コートの向こう側とのやり合いの感覚を基本的なベースに考える必要があるかと思った次第でした。


「何を?」「どこを?」見て・・・
「いつ?」判断して・・・
ディフェンスの位置取り・準備を完了するのか??
攻撃への切り替えをするのか??
は・・・
非常にまわりには分かりにくいことですが・・・
とても重要なポイントだと思います。


見える世界は・・・
広く状況をとらえる「視野」・・・できるだけ広い状況把握・・・・から・・・
焦点化しての「注視」・・・アタッカーとブロッカーの状態・・・集中して準備・・・
といったところでしょうか・・・。

となると・・・・
ボールばかりに目がいかないような練習方法の工夫や・・・
ネットをはさんで対応するような練習の設定が大切になってきますね。


相変わらず変な感じですみません・・・。

最後まで読んで下さりありがとうございました。

2015年9月30日水曜日

どのタイミングで動き出す?構えるのか?  〜特にディフェンス〜

今日、久しぶりに大学の練習時コートに入って汗をかけました。
体調はもう大丈夫のようです。あと10日余りでリーグ戦に入ります。私も役割を果たしていけるかな!

さて前回、フットワークやフォーム、動作のイメージ作りに関したことを書きましたが
それをいかに「ゲームに活きるもの」とできるか?といったことを書きたいと思います。

以前、女子の大学生と高校生の練習ゲームを
            コートサイドでじっくり見れる機会があり・・・ 

その中で・・・高校生たちが・・・
「強打は拾えるけど軟打に対応できない」姿が余りにも多く見られました。

そこで大学生と高校生のレシーブ(ディグ)時の動きをガン見して比べてみると・・・

大学生・・・相手コートのボールが動く状況にゆったりとタイミングをはかり
      「ここからくる!」と分かった時点で素早く移動・・・そして打ってくる
      直前に構えていました。
高校生・・・相手コートのボールが動く状況に構えながら待ち、「ここからくる!」と
      分かった時点で素早く移動・・・だが・・・構えるタイミングが見事に
      「相手が打つ瞬間」でした。

その高校生たちはきちんと後方やサイドに移動するためのステップは教えてもらっており
移動もスムーズでした。
大学生と違ったのは・・・初めから「ガチッと」待っていたこと・・・これは経験していく中で力は抜けていくのかもしれません(今回は割愛)

もう1つの大きな違い・・・あえて言うなら「ゲームの中での勘違い」・・・は、
素早く移動して・・・
「最後の構えるタイミング」!!

もうお分かりだと思いますが・・・
相手アタッカーが打ってくると同時に構えていたのでは「受けること」はできても
様々なボールへの「対応は難しい」姿になる・・・ということ・・・。

とかく選手たちのプレーを「コンタクト」や「コントロール」時、またフォロースルーの在り様で判断しがちですが(そう言った話・コメントはよく耳にします)、

「移動して構える<タイミング>」がどうなのか?に目を向ければ解消できることも多々あるのではないか?と思う訳です。

そこを見ないで「動け!」「もっと柔らかく?!」みたいなことを言ってもタイミングがズレていては選手はどうしようもないことになりますよね?!
タイミングの取り方はステップを教えるのと同様にきちんと伝えてあげる必要があると思います!!

選手自身も、対人レシーブやコート上でのレシーブ練習でできているのにゲームになると上手くいかないことがあるなら・・・
この「タイミング」も1つの<チェックポイント>にしてはどうでしょうか?

一生懸命にフットワークをマスターしできるようになってもタイミングを外せば活きたものにならないのは・・・もったいないですからね!!

イメージ・フォームを作って・タイミングをはかる・・・それを有効にしているのは??
で、
まだ続きがあって・・・

「どこを見て判断(移動や構えまで)するのか?」にかかってくる訳です・・・。

外からは一番分かりにくい本人だけにしかまさに「見えていない世界」・・・

「視野」とか「見るポイント」など・・・
        「見て判断している『眼』と『頭の中』」

ここに行き着くのだと思っています。
次回はここに関して書きたいと思います。

だんだん怪しいブログになってきているような・・・・(笑)

最後まで読んで下さりありがとうございました。