一昨日のラグビーW杯の試合の感動が未だに覚めやらず状態の今日です。
闘い続ける「闘志」と冷静な「判断」「選択」するチーム力にただただ感動!!!
そんなことを思いながら・・・・
先週大学の合宿〜練習ゲームを通して選手たちの様子を見つつ感じたことです。
合宿の中では・・・
ゲームの流れの中で・・・
それぞれに「ポイント」を意識しながら練習をしていきました。
その時にすぐにやってみれることもあれば・・・
なかなか上手くいかないこともある・・・
それは「自分の感覚(知っていること)にないものを取り込んでいく」ことではないかと思います。
その後、練習ゲームをしてきていますが、その中で・・・
各プレーに合宿で取り組んだことが表現される場面があちこちに見られました。
もちろん、これまでに身につけてきたものを使って「相手と対峙する」プレーも各所に見られますが・・・
大学生だから・・・合宿で集中的にやったから・・・それもあるかもしれませんが・・・
「何か目的を持ってプレーしているか?」「注目しているところは確かか?」等々
各所のプレーに
「意図」があるかどうか・・・
それでたとえミスになっても・・・
「しようとしたのか?」「ただそうなったのか?」
同じ結果でも大きな違いがあるのは必然で・・・
「たまたま」プレーと「意図を持った」プレーでは・・・
そこから発展するには大きな差が生まれる・・・は、容易に分かること・・・。
ボール任せ・身体能力任せではなく・・・
やっぱり「頭が決めてプレーしたボール」でないと面白くないと思う訳です。
その表現された姿が「意図あるプレー」として表れる訳で・・・
ここはきちんと見ておかないと・・・
そこからの指導・指示・言葉がけなどが違ってくると思っています。
これは大学生というのではなく・・・
どのカテゴリーでも・・・
その時々の「その子どもたち」にできる
「意図したプレー」をのびのびとやってみれること・・・が・・・
けっこうその後に大きな力として・・・
「繋がって」「広がって」いくように思います。
ぜひ
「意図あるプレー」ができるように・・・
環境や
選択肢や
言葉がけや
判断やらをいつも考えたいものです。
とりとめなく綴ってしまいました・・・。(ここ数日体調イマイチで・・・お許しを)
最後まで読んで下さりありがとうございました。
バレーボールに関わる人たちが、ステキに輝きながら成長していけるよう祈っています。 バレーボールについて様々な発想・視点を持つことは非常に重要です。ここではいろいろな角度からバレーボールに関して執筆しています。 あなたが知りたかったポイントや気づきを見つけられるかも知れません。 具体的なHOW TOの活動は必要ですが、見方や考え方を広げ、深めることはさらに大切な視点と言えます。 少しでもバレーボールを愛する人たちのお役に立てれば幸いです。
2015年9月21日月曜日
2015年9月15日火曜日
「イップス」 〜心理的ダメージでできないプレーではないか??〜
「イップス」という言葉をご存知でしょうか?
私もごく最近になってSNSで目にするようになったり、TVでゴルファーの丸山茂樹プロが自身のイップス体験を話されていたりで知りました。
「イップス」Wikipediaより・・・
- イップス(Yips)は、精神的な原因などによりスポーツの動作に支障をきたし、自分の思い通りのプレーができなくなる運動障害のことである。 本来はパットなどへの悪影響を表すゴルフ用語であるが、現在では他のスポーツでも使われるようになっている。
- イップス - Wikipedia
詳しく知りたい方はネット検索してくださ〜い!
今回書くのは、私も全く詳しく調べた訳ではないので、正確な「イップス」状態かとかアプローチの仕方とかではなく・・・
「イップス」ということに触れてみて・・・
バレーボールのいろいろな場面で心理的なものが原因でプレーに支障をきたしている選手が結構いるのでは?
ひょっとしたら本当に「イップス」なのかもしれないし、全くの「気の持ちよう」なのかも知れませんが・・・
そういった状況にある選手に対しての一考として・・・
今回「イップス」をキーワードに思い浮かんだことを書いていこうと思います。
たとえば・・・
練習ではできているのに・・・試合になると・・・
・サーブを思いきって打てない・・・
・特に試合後半、ブロックを避けるように繋いでしまうアタック・・・
・2段トスが上がらなくなる・・・
・レセプションやトスがある時期からおかしい・・・
このような姿はよくあると思います。
特定の緊張場面で、その時だけできないのであれば切り替えて繰り返しの練習の中で技術的向上と自信をつかんでゲームでも勝つことに向かっていけるかと思うのですが・・・(いきつもどりつでしょうが・・・)
選手の試合経験の中で、特に勝敗に関わる大切な場面でミスをしてしまったりシャットアウトをくらったりしたことが・・・
心の何処かに大きな「ダメージ」として残ってしまっていたとするなら・・・・
(原因が自身のものだけでなく、それによって周りから怒られる・言われるも因子かと)
同じようなシュチュエーションで意識・無意識に関わらず・・・
フラッシュバックするかのように・・・
「できない」ことが起こる・・・
これは容易に想像できるのではないでしょうか?
単に「自分の思い込み」・・・たとえば「ドキドキしてしまう」「これは苦手」等・・・
であれば・・・
「がんばれ!!」でいいかと・・・。
しかし、「分かっている・気持ちもしっかり向かっているけどどうしても身体が上手く動かなくなってできない」ような状態であれば・・・
同じように見える「大事な場面でのミス」や「気の弱いプレー」もアプローチを考えてあげることが必要なのかもしれないと・・・
この「イップス」ということを見聞きする中で思う訳です。
ネット上で「イップス」を<うつ病>にたとえている文がありました。
<うつ病>
分かっているけどできなくなる・・・思考がどんどんネガティヴになる・・・等々・・・
「イップス」か?「単なる気弱」か?の解釈は、非常に繊細で微妙なところで・・・
うつ病の一般的なとらえを例にして・・・
・「そうなんだ」と理解してアプローチを考える人・・・
・「そうかとは思うけどどうなの?」と半信半疑になる人・・・
・「いやいや怠け病や」と思っている人・・・
同じ「困った状態にある人」をみても受け止めは様々ですよね。
ですからこの「イップスかも?」についても一様な線引きはできない、逆に線引きは危険かと思います。
ただ・・・
選手たちの「できないでいる状態」がひょっとしたら・・・いくら練習を重ねても・・・
「改善されにくい心理的ダメージが原因」だとしたら???
こういう視点を周りの人間、監督・コーチ・スタッフ、また保護者の人たちが持つことによってクリアできる可能性が大きくなると思います。
ともすれば
試合になったら「ダメ」「下手」・・・「使えない選手」のレッテルを貼ってしまうことになりかねない・・・
私は絶対に「レッテル貼り」はしてはいけないとおもっていますので、回避策としても一考できればと思っています。
逆に気を使うあまりに・・・
選手が「ネガティヴスピーカー」(ネガティヴなことを受け止めてもらいそこで安定をはかる)になってしまっては、当然ながら先に進めなくなりますね。(ほんと繊細・・・)
数回前に「意識・集中」に関する記事の中で「選手に預けてしまわずに・・・」といったことを書きましたが・・・
今回も同様で・・・これまではとにかく「頑張れ」「乗り越えろ」「何やってる!」等々選手が全てを引き受けるような持って行き方でしたが・・・
指導する側や見守る人の側が「支え」「後押し」できるような方向も持ち、選手たちがよりスムーズにバレーボールに取り組んでいけるような環境も考えてみてはいかがでしょうか?
最後は選手・こどもたちが「越えていく」のは事実で、そこにはとても「勇気」がいることで・・・本人しかできないことで・・・その「勇気の後押し」を考えつつ支えが良いかと思ったりしています。
バレーボールはチームスポーツであり・・・
「カバーし合う」ことがとても大切な他にないスポーツです。
チームのみんなも理解と支え、後押しできるようになればさらにステキですね。
アプローチとして思いついたことを1例として・・・
・まずは「目標」に帰る・・・向かう方向は持ち続ける!
・リラックスできる方法を知りコート上でできるようにしておく。
・そのプレーは何が大切か?を整理する・・・
例えばサーブ・・攻めること・・ミスはダメの世界ではクリアできない。
・強弱やコース打など選択できる理解と技術の習得。
・気持ちをストレートに伝えられる・・・大人からの一方通行にならないように。
・また何度も同じ場面で同じことが起きるかもしれないが・・
・結果を「勇気が持てる方向」で返す。
・チャレンジできたことを評価 などなど
バレーボールも他のスポーツ同様に全体的とらえとして・・「心・技・体」のどれもが重要です。
「イップス」に関わらず「心理的側面」にも目を向け・・・
選手・こどもたちが・・・
「闘う」「勇気ある」「勝ちにいく」ことができる気持ちを育てていきたいものですね。
長々と綴ってしまいました・・・・。
最後まで読んで下さりありがとうございました。
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