2015年9月14日月曜日

練習をゲームにつながるように「味付け」していく・・・

うろちょろしている私ですが(笑)
今年度の登録は、北海道の道都大学のコーチです。

ということで、北海道大学リーグは10月に入ってから始まります。
今そこに向けて練習に取り組んでいるところ・・・

その日々の中で・・・
これまでは選手たちのテクニカル的な指摘を投げかけられるような見方を中心に見てきましたが・・・
練習内容に「プラスしたら」「その動きの速さを変えたら」などなど・・・

練習そのものを変えてしまおうという発想ではなく・・・
日々やってきた選手たちの感覚も含めて・・・
ミックス・アレンジを考えてみた・・・

というのを紹介してみます。


その1、「サーブ」&「レセプション」
中心的内容は・・・「戦術的サーブへの個々人の多様なサーブ」
レセプション側は・・・言わばレセプション?!

その中で・・・セッターの選手・・・2セッターなんです。・・・ということは・・・
自分がレセプションをするということは・・・必ず次に攻撃参加をする!
であれば・・・
レセプションに終わらず「アタック動作まで」を自分の練習に取り入れてはどうか?
これは、すんなり理解してくれたようで・・・その後取り組んでいます。
やってきたことに「プラス」で、同じ時間が「ゲームに繋がる練習」に・・・。

その2、「アタック・コンビ」
いわゆる「コンビ練習」で、ネット際(ブロック)から開いて打つということをやっていました。
でも・・・
ブロックを跳ぶ動作をする訳でもなく・・・チョロチョロ(笑)と下がって打つ・・・
課題意識があるからこそ、その動作を取り込んでやっているのですが・・・
さて、ゲームにつながるでしょうか?そうは思えません・・・もったいない!!

ここに関しては、指摘は置いておきました。なぜ??
「コンビ練習」全体がいわば「合わせる」という意識と雰囲気にあること。
「跳んで素早く大胆に下って」をそこで言ってしまうと「やらせる」ことになりそうだったので・・・。(監督と話をしてからかなって)

指摘した・しなかったについては、各選手の意識と私との距離感もあるかもしれません。

つい先日にちょこっと思ったことを例にしてみましたが・・・
例えばレセプションの練習なら・・・
フォーム・感覚を日々確かめるような・・・これまでと同じくがあって・・・
で!
区切って全く別設定にするのではなく・・・
「プラスして」・・・レセプション〜アタックとか・・・
         ・ミドルの選手の難しい方向からのクイックへの動作とか・・・
         ・セッターの左右後方からのセットアップとか・・・
ちょっと付け足せば・・・日頃課題になっているところもプラスしてゲームに近づく!!

さらにブロックをつけるとか・・・じゃあ、レシーブまでつけるか!!・・などなど・・

中心とする課題は「サーブ&レセプション」であっても・・・
その他ゲームに必要な要素を「加味」して「ゲームをイメージできた」練習になっていくように考えることは大切ではないかと思っています。
※「加味」ですので、ポイントは伝えても全てがっつり課題にするとイチイチ指摘が入って練習が止まったりする恐れもあるかと・・・加味してぎこちなくなってしまうのは注意ですね。

そのバリエーションは「これっ!!」と決まったものはなく、目の前の選手たちの人数や課題を見ながら「ゲームに繋がるプラスα」視点で構成していけばと。
人数というところでは・・・多くの見ている選手(長い待ち時間)を少なくするというところもあります。

要は・・・
限られた練習時間をゲームで活きるものに繋げるためにより有効な中味を考えて行きましょう!!
という提案でした。

また試してみて下さい。

最後まで読んで下さりありがとうございました。




2015年9月12日土曜日

ブロックを「構えて待つ」ことの重要性 〜もっとバレーボールがおもしろくなる〜

前回、高校での練習会のことを書きました。
その流れで今回も関連しながら書いてみようと思います。

ボールが相手コートに行ったなら・・・サーブの時も同じ・・・

すぐに配置して(ポジションを取って構える)・・・
ブロックの成功(ワンタッチ・ボールの緩衝、コース限定、プレッシャーの意)のカギはここにあります。

よく「ネットに沿って手を前に出す」や「揃える』ことが先に強調されたりしますが・・

ブロックを組織的に有効なプレーとしてゲームの中で機能させるには・・・
大前提として・・・・
「相手コートに眼をやり、いつでも反応・動き出す・跳ぶことができる状態で待つ!!」
ことにあります。

これは「キッパリ」と言い切れます!!!

さて、日本のいろいろなカテゴリー全体の中でどれだけあるでしょうか?

結構カテゴリーの枠を越え、様々なレベルのゲームを観てきました。
中々見つけられなかったというのが感想です。


レシーブ中心・攻撃の組み立て(いかに「コンビ」と言われる状況に持っていくか?)を軸に歩んで来た(私の解釈です)ことで・・・
良いところも当然多々あるでしょうが・・・

「置いてきてしまっている」
「もっとバレーボールを面白くできる」
要素に気付かずにきているのではないか?と思うんです。

やっていない訳ではないけれども・・・
必要な要素が抜けてしまっている・・・
やっていけばもっと確実に活きたものになると。

少し前に「ラリー中にアタッカーが下がりきれずに・・・」といったことを書きました。
基本的に同じことです。
サーブについても同様に思っています。
他にもいくつか・・・・

また別記事でまとめたいと思いますが・・・
「やった方が・・・」「できれば・・・」ではなく

「やるべきこと!!!」だと!!!


では、
なぜブロックで構えて待つことが重要か?

相手コートにボールが行くと同時に・・・
「相手の攻撃までの動きに注目できる」から・・・
「相手の誰々が攻撃してくるか?どのような攻撃か?」をチェックできるから・・・

そうやって相手の状況を観察・チェックし・・・
ボールの返球によって相手の攻撃の善し悪しの予測ができ・・・
すばやく反応した動作を起こすことができ・・・
有効な「ブロック」として活きてくる・・・

そうするとチャンスの「可能性」が広がる訳で・・・


「相手コートの動きをつぶさに見ていく」
これまでどれだけできてきているでしょうか?

単に「ブロック技術」というのではなく・・・・
「相手をとらえる」意味合いが・・・
ブロックの構えから取り組むことで・・・
選手たちのものとして・・・
ゲームに活かされ・・・

そうすれば・・・
もっといろいろなことを考えられたり、対応を理解できたり・・・
見える世界が変わるはずです!!

ブロック深し!!!です

きっと、バレーボールの面白さが広がっていくと思います。


最後まで読んで下さりありがとうございました。