2015年9月8日火曜日

憧れ・マネて・イメージし・・・大きな夢を持って「大志を抱こう!!」

今日からワールドカップ男子大会が始まっていますね。

女子が終わってしまってからなんですが・・・

「これぞ世界最高峰のバレーボール!!」を観ることができるなんともステキな期間。
今回出場していない強豪も多々ありますが・・・

単に「高さやパワー」が違うなんてところで線引きしてみることなく・・・
各チームの「組織力」や
各選手の質の高いプレー・・・
ネットを挟んだ迫力あるプレーの数々を・・・

特に子どもたちにワクワクしながら観て欲しいなあ・・・と思う次第です。


野球小僧は・・・プロ野球やMLBに・・・
サッカー小僧は・・・まさに海外のリーグやトップ選手たちに・・・
バスケ小僧は・・・NBAに・・・

憧れ・好きな選手が居て・・・
真似して遊んでみたりして(笑)・・・

それを友だちと共有もしながら・・・・

そんなところからどんどんそのスポーツに惹かれ・・・
「こんなプレーがしたい!」「○○選手みたいになりたい」といったような
「イメージ」が膨らみ・・・

上手くなっていく大きなきっかけを手にし・・・
夢を抱きながら練習にも取り組めたりしてきた・しているところもあるように感じてなりません。

さて、バレーボールに眼をやると・・・
どうでしょうか?

バレーボールをしている子どもたちのどれだけの子が・・・
世界のチームや・・・
トップ選手達に・・・
憧れたり・・・・真似てみたり・・・夢を抱いたりしているでしょうか?
Vリーグの選手たちにすらそのような目線は育っていない・・・というか・・・

私が知らないだけかもしれませんがね・・・

そうでないとダメではなくって・・・
他のスポーツって結構海外の選手やチームのことをいっぱい言える子どもが多いよなあ・・・
バレーボールしている子どもたちからそんな姿あまり見えないよなあ・・・
って感じる訳で・・・

何だか自分たちがしているバレーボールと外の世界が繋がっているのかなあ??
などと感じることもあって・・・
(もちろん、そうじゃないチーム・選手も多々いますが・・・)

またTVで放映するのは日本戦のみ・・・
もちろん日本を応援しますが・・・現在のところ、世界のトップとは差があることは(高さ・パワーじゃないですよ〜!)明らかで・・・
TVなら総当たりなので・・・・対戦チームにもワクワクして下さ〜い!!

是非、この機会に・・・
子どもも大人も・・・
ワイワイ楽しみながら・・・TVでも・・・
行ける人は今からでも・・・生観戦行ってくださ〜い!!(練習1日しなくてももっと価値ありですよ!!)

「世界のバレーボール」に・・・
憧れを持ち・・・
子どもたちが「夢に抱いて」・・・

もっともっと「素晴らしきバレーボールの世界」を感じて・・・・
日々の自分の練習や試合の励みにしていってほしいなと思います。

私は、今北海道です。
と言えば・・・
クラーク博士・・・そう・・・

        「少年よ、大志を抱け!」  Boy's be ambitious!!!

最後まで読んで下さりありがとうございました。


2015年9月6日日曜日

「本物は各選手個人」 故:足立龍哉さんからの言葉

         FIVBコーチインストラクター         
  足立龍哉さんが急逝されて今日で半年・・・

FIVBコーチコースで初めてお会いして以来・・・


バレーボールのコーチングに関してはもちろんのこと
バレーボールに対する・関わる人たちへの情熱等  
あまりにも多くのことを学ばせて頂きました。   


ブログを再開して数日、足立さんから伝えられ
わたしがバレーボールのコーチングをいろいろな方と共有して
 いこうと思った原点についてここに書かせて頂きたいと思います。

     バレーボールをする上で必要な「動作」「基本的な技術」から      「システム」「戦術」などの基本的考え方から具体的内容・・・
コーチングを実際に進めていく上での指導のポイント    
(ex:簡単〜難しい、近い〜遠い、練習の連動・連結・テンポ等)

「この人に賭けよう!」とある夢(希望)と併せてしつこく追いかけて(笑)
足立さんも応えて下さり、実現まであと少し・・・というところで亡くなりました。

夢は一旦置いておくしかない状況ですが・・・
足立さんから学んだ多くの財産を伝えていくこと
      そうしていきながらまたいろいろな人たちとの関わりの中から
 自分のオリジナルを作っていくことを・・・   
  師事し学んだ者としてしていきたいと思っています。


「本物は各選手個人」
これは3年前、コーチコースの後すぐにあったセッター講習会に参加し
お礼(質問)のメールに対して頂いたお返事から・・・
以下、その内容です。(足立さん、いいですよね)

(セッターにはいろいろなタイプ・フォームをした人たちがいますが一定のフォームを
教えていった方が良いのでしょうか?・・・といった質問への返信から)


さて、古田さんの質問兼考え方(どっち?)についてですが、基本的な姿勢、フォームは最低、どのポジションにおいても必要だと考えます。
 
しかし、人間(選手)はロボットではなく、それぞれの個性、特徴を活かしたパフォーマンスが第一と思います。
 
もちろん、バレーボールは個人スポーツではないので、選手個人の特徴を活かしたチームワーク、フォーメーション、そしてシステム・戦術といったカタチをどう作るのかが監督・コーチの腕(技)であり、役割だと思います。

あのチームがこうやっているから、こうするのではなく、チーム状況・環境に合った指導が今、重要なのではないでしょうか?見本、○○選手、チームのお手本は重要ですが、真似ても本物にはなりえません。またそのフォーム(カタチ)が本当にその選手に適しているのかどうか、それぞれだと思います。

機械的に選手を育成する昔の方法も一部、重要だと考えますが、
やはり、選手個人の特徴を活かした指導が選手にとって一番重要だと思います。

私の指導もそうです。
私の知っていること(情報と知識・経験)は重要かもしれませんが、指導受ける人が一番必要としているものを指導したほうがより効果的だと考えています。
本物は各選手個人です。(段々、分からなくなってきたのではないでしょうか??)


という内容です。
折に触れおっしゃっていたことが
「選手が必要としていることを提供する」でした。

メールを頂いた時は正直「???」でしたが・・・
今は理解できたと思っています。
ただ・・・・

実際にするのはとっても難しいです。
広い視野と多くの情報、経験・・・・
そして、仲間やいろいろな人との繫がりの中で創り上げて行けるものだと・・・
現時点でそう受け止めて・・・

やっていこうと!!!

見ていてください!!
足立さん!!!


(唯一一緒に撮った写真)

最後まで読んで下さりありがとうございました。