2014年1月9日木曜日

大(ダイ)は小を活かせる?

大は、ダイナミックに・・・ということです。

昨年、ある高校(女子)にお邪魔した時のこと。
とっても長いラリーになっていました。

よく見ると、「うまく打とう」とか「失敗しないように・・・」といった様子。
おそらくそれが「普通」になっていたのでしょうね。

そこでジャンプせずに大きな動作で振り抜くことから、バックアタックを体重を乗せて大胆に打つこと(アウトでもネットでもいいから)
その延長線上で、2段トスのスパイクまでをやってみました。

そうしようとすると、当然助走もダイナミックに自然になっていきました。

どうやら忘れていた感覚を思い出したかの様子でした。
その後、ゲーム形式の練習などをしましたが、最初に見た印象とは別のチームのように思えた次第です。
気持ちの上でも大胆に攻撃的になれたのではないかと思いました。

さて、みなさんが目にするチームにも同じような光景はないでしょうか?
スパイクを打つ・・・といったら
腕から先だけにしか注意が向いていないといった姿・指導・・・

初心者が楽しめるようになるにはそれもありなのかもしれないなあ・・・なども頭に浮かびますが
何年もプレーしている子どもがいつの間にか

「こじんまり収まってしまっている」みたいな・・・


いろいろな技術の習得は、それぞれのレベルが上がるに従って身につける必要があるところだと思います。

でも時に触れ、ダイナミックな・・・大胆な・・・
言わば

「最も基本的でシンプルな」ところ(基本)に立ち返ることも必要ではないでしょうか?

いつの時でも、選択肢を選手にあげましょう!!



〜おまけ〜
違う高校の男子にお邪魔した時のこと
1年生の大会があるらしく、助っ人で野球部の生徒が数人いました。

タイミングやジャンプの位置、助走のステップなど伝えて
「普段遠投しているように大きく振り抜くように打ってみ〜」

すると彼らのスイッチが入ったようで、見る見る打てるようになったりしたんです!
(決まった主チュエーションの中でですが・・・)

そこで思ったのは
・さすがに体力や動作(特にコアの安定と身体の使い方)は、ただの初心者ではない!
 それだけ基本的な体力や運動能力は大切かな・・・
・投げることに関しては、彼らはマスターである。そのイメージの延長線上で
 跳んで打つ要領が分かれば確かに早いよな・・・

そんなことを感じた場面でした。
ついでに
野球部からの引き抜き(スカウト)なんて、いいんじゃないか!!
なんて(笑)

最後まで読んで下さり、ありがとうございました。

2014年1月8日水曜日

意識とイメージを育てたい!!

さっそくですが
今一番強烈に思っていることです。

いろんな選手のゲーム中のプレーや指導の場面で感じたこと・・・
それは・・・

「この人の描いているバレーボールってどのようなものか?」とういこと。

みんなそれぞれに持っている「意識」と「イメージ」でプレーしているんではないでしょうか?

それを決定的に感じたのは・・・

1つは「男子グランドチャンピオンズカップ」
世界のトップに立つ選手の持つ「意識」「イメージ」の凄さを感じると同時に
Japanの選手たちの「意識」「イメージ」が全然違うところにあるように思えました。
体力的なことや技術・戦術など、言わば「表に表現される形」以前に・・・
どのようなところに「意識」を持っていき、どのようなことを目指すのか「イメージ」できることが大切なのでは・・・・と思っています。
「理解」と言うことも出来るかもしれませんが、自分の中では「思い描けるもの」で。 

あと、1つ1つの「輪切り」の意識やイメージだけでなく
連動して「組み立てられた」もの・・・
写真じゃなくて動画・・・・みたいな・・・


もう1つは
中高生たちを前にしてみて感じたこと・・・
一生懸命にボールを追いかけてきている彼・彼女らにとって
それまで学んだ・教わったことが自分の「バレーボール」なんですね。
そこには彼らの「意識するところ」と「イメージしているバレーボール」があって・・
指導にあたる上でその「あなたの描いているところ」をスタートにしたいと思いました。
そうすると「輪切りな頭」は「繫がり」を提供できるし・・・
凝り固まった「これしかしてない」には「こうだからこういうプレーは?」と実際にやってみて実感して・・・
その子の選択肢・・・プレーの幅・・・を広くしてあげられたら・・・なんて・・・。


結局は、実践の中でどのように活きていくのかを指導する側が幅広い視点(意識・イメージ・理論・コンセプト等)を持てるかなのかもしれませんね。

やっぱりまだ頭の中がぐちゃぐちゃしています(汗)
でもどんどん出していきま〜す(笑)

思われること、突っ込み等大歓迎ですので・・・・

最後まで読んで下さり、ありがとうございました。