2013年1月11日金曜日

点〜線 そして流れへ(見え方・理解・感じ方)

「なんのこっちゃ」って言われそうですが・・・
バレーボールの話です。

前回、私の体験からと書いていましたことからです。
私事、30才にして一旦完全にバレーボールから離れました。

子育てと障害のある子供たちに惹かれて・・・

そして17年全く触れもせず。
病気の事もあり縁あって近くのN高校女子の監督をされている先輩に声をかけてもらい再スタート。

そこからの話です。

なぜ前振りがいるか???
空白があったから新鮮に感じ見えてきた事もあると思うから・・・
(空白のおかげでもがいても埋まらないものも大きいですが)

さて本題・・・

N高校の先輩はとにかくいろんなことを教えて下さった。

でも・・・最初は・・・「見えない」のだった。

そう、指導されていて動く選手の動きもフォームの善し悪しも見えない・・・。

数ヶ月してやっと見えてきたのが「静止画」だ。
動き出しやコンタクトの瞬間が見えるようになった。

でも全く話にならない・・・
マシーンをしつついろんな選手やチームをひたすらに見続けた。

とにかく「分かるようになりたいから!」

するとだんだんと・・・見えてきたのはワンプレーごとの「動画」だ!

それが見え始めると・・・
見える範囲が膨らんでいき・・・
個人からチームへ・・・そして・・・相手コートの動きへと広がっていった。

プレーが「動画」になり繋がっていくと・・・

一連の「流れとしてのプレー(バレーボール)」が見えてきた。

そうすると・・・
自分の中に<納得><理解>が生まれ、一方で<疑問>が頭をもたげてくる・・・

蛇足だが・・・今自分の持っている「考え」に縛られてはいけないと思う。
今の時点での考えがないのはもっと教える選手に失礼だが・・・
バレーボールの世界は広い! 深い!
そう考えるとやはり「貪欲」さが求められると思う・・・。

さて本筋に戻って・・・
なぜこんなことを書くのかというと・・・

教える側も教わる側も・・・そこにいる一人一人の「見え方」に注目できれば・・・
進む方向も見えてくるのではと思う次第です。

そう、見えている「一コマ」でなく・・・

変な言い方ですが・・・それぞれの「脳みそ」
眼を向けてみたら面白いと・・・。

「捉え方」「見え方」「理解度」「方向」・・・・
それは一人一人の頭の中・・・
チームならそこの「一致点」がどれだけ共通のものにできるか・・・

いかがでしょうか???

今年も「ちょっと斜め目線」で書けたら面白いかな?!

最後まで読んで下さりありがとうございました。



2012年12月23日日曜日

ボールの軌道  <観察〜予測〜判断>

この間の続きになります。
「ボールウオッチャー」でなくすために・・・
「ボールから眼を切る」ことができていくために・・・

前回のブログに面白く貴重なコメントを頂いていますので見て下さいね。
数値化されるとよく分かる・・・
そこにも「周辺視野」って出ていますが、今回はやや視点は異なります。

今回は・・・
「ボールの軌道から考える」です。

みなさんはどの時点で「次のプレーの準備」をしていますか?

ボールばかり見ていると(ボールウオッチャー)、おそらく見えるのは「ヒット・コンタクトの瞬間だけ」じゃないでしょうか・・・

例えば、顕著なのがレセプション
サーブが打たれてから・・・ボールがネットを越えてきてからなどの様子が・・・
またブロックでは・・・トスが上がってから手を挙げるような場面・・・
びっくりレシーブの姿・・・などなど・・・

要するに
「準備・観察ができていない」ということ!

特に「観察」があまりにも適当・・・
   と、いくらかのチームやゲームを見て感じました。

この原因は・・・
「これまでの常識」なんじゃないか」と・・・

それはさて置き・・・
ボールの行方というのは・・・ヒット(コンタクト)の瞬間に到着点(落下点)は決まっている・・・
もう一つ前で言うと・・・
コンタクトするまでの動作やその選手のくせでも『予測はつく』んですよね。

そう
常に相手や前のプレーヤーの動作を観察するクセをつける・意識するクセをつけることでボールウオッチャーでなくなり、ボールから眼を切れるようになると・・・

そして・・・それは・・・
自分のプレーのみならず、チーム力のアップになると思います。

最後に、この夏の講習の資料から、私も「そうか!」と納得したページを貼っておきますね。参考になれば嬉しいです。

動作・動きを観察する→Observation
どこにどんなボールがくるか予測する(できる)→Anticipation
判断して行動する(プレーする)→Decition


最後まで読んで下さりありがとうございました。