ずいぶん前の記事を手直しして掲載したいと思います。
私の経験から感じたこと・・・
私事、30才にして一旦完全にバレーボールから離れました。
子育てと障害のある子供たちに惹かれて・・・
そして17年全く触れもせず。
病気の事もあり縁あって近くのN高校女子の監督をされている先輩に声をかけてもらい再スタート。
そこからの話です。
なぜ前振りがいるか???
空白があったから新鮮に感じ見えてきた事もあると思うから・・・
(空白のおかげでもがいても埋まらないものも大きいですが)
さて本題・・・
N高校の先輩はとにかくいろんなことを教えて下さった。
でも・・・最初は・・・「見えなかった」。
バレーボールから離れた時間のせいか、考えていなかったせいか等はわからない。
そう、選手の動きもフォームの善し悪しも見えない・・・。
数ヶ月してやっと見えてきたのが「静止画」だ。
動き出しやコンタクトの瞬間が見えるようになった。
でも全く話にならない・・・
マシーンをしつついろんな選手やチームをひたすらに見続けた。
とにかく「分かるようになりたいから!」
するとだんだんと・・・見えてきたのはワンプレーごとの「動画」だ!
それが見え始めると・・・
見える範囲が膨らんでいき・・・
個人からチームへ・・・そして・・・相手コートの動きへと広がっていった。
プレーが「動画」になり繋がっていくと・・・
一連の「流れとしてのプレー(バレーボール)」が見えてきた。
そうすると・・・
自分の中に<納得>や<理解>が生まれ、一方で<疑問>が頭をもたげてくる・・・
蛇足だが・・・今自分の持っている「考え」に縛られてはいけないと思う。
今の時点で、考えがないのはもっと教える選手に失礼だが。
バレーボールの世界は広い! 深い!
そう考えるとやはり「貪欲さ」が求められると思う・・・。
さて本筋に戻って・・・
なぜこんなことを書くのかというと・・・
教える側も教わる側も・・・そこにいる一人一人の「見え方」に注目できれば・・・
進む方向も見えてくるのではと思う次第です。
コーチが思っているほどに選手には見えなかったり・・・
コーチ自身が分かっているつもりでも「もっと見える事があるかも知れない」と。
見えている「一コマ」でなく・・・
変な言い方ですが・・・それぞれの「脳みそ」に
眼を向けてみたら面白いと・・・。
「捉え方」「見え方」「理解度」「方向」・・・・
それは一人一人の頭の中・・・(指示的指導はそこを見ない・・)
コーチと選手ともに・・
理解が少しずつ共有されていけば・・
選手たちは、より意識的に・・意欲的に取り組めおもしろさが増すのでは?!
チームの「一致点」がどれだけ共通のものにできるか・・・
できた分、強くなれそうにも思ったりします。
いかがでしょうか???
最後まで読んで下さりありがとうございました。