2021年12月14日火曜日

9人制を知り、応用して活かすのはいかが? (サーブ・ハイセット・ブロック)

 みなさん9人制バレーボールはご存知でしょうか?

ママさんバレーは9人制・・

全国レベルでもあり、実業団やクラブなどの全国大会&チャンプリーグ等もあり・・

大学で参加しているチームもあります。

マスターズもありますね・・。


私も9人制あがりでして・・・

社会人になってガンガンハイセットが上がるようになりました。(9人制のミソ!)

ホント、ダイナミックでおもしろいですよ!

これを知らずにもったいない・・と思うことしばしば・・・


6人制との違いは?

男子は、コートが広い(10.5m四方)

フリーポジション

元々・・ラリーポイント制(21点)・・デイグ(レシーブ)今の6人制同様


サーブは2本!

ブロックのワンタッチがファーストタッチでカウント(あと2回まで)!

ブロックのオーバーネットはダメ!


サーブを2本打てるので、1本目に恐ろしいサーブになることも・・

ブロック5人は普通・・

ブロック・ワンタッチが1回カウントなので、ハイセットの良し悪しは大きい・・

そして、それを打ち切るアタッカー・・


とってもダイナミックで・・迫力があって・・魅力いっぱいなんですよ!!



さて、 6人制で活かすとは?

特に、ゲーム形式でやってみたらいいかなと思っています。


サーブを2本打てるので・・

どんなサーブが有効か? 力強いサーブと崩すサーブを考えられる・・

緊張感少なく自分のサーブの良さを知ることもできる・・


ハイセットができないとゲームにならない・・

ブロックが1カウントなので、次がセットになる場面が増える・・

その良し悪しで攻撃性を問われるのでがんばってあげないとおもしろくない・・

何とかハイセットにしようとできる場面が多くなる・・

攻撃と守備・・いかに攻撃しないと点が取れないかを知る機会も・・


ワンタッチOKなブロック感覚(守備的ブロック)を・・

オーバーネットをするかしないかは、選手状況により微妙ですが・・

うまくワンタッチが取れればセットにも繋がりやすい(守備的ブロックの一考)・・


ネットの幅を活かさないとツラい・・

ブロックが多くなるので、中と外うまく使わないと通じなくなる・・

6人制でも同じですけどね。


練習に組み込んでいったら・・

いろんなスキルにつながるし、おもしろいんじゃないかな〜って・・

ひとりでにやけております(笑)


それに・・

もし、将来大人になってからもバレーボールを続けたいと思った時に・・

この9人制の選択は・・大いにオススメしたいとも思うので・・

子どもたちが知っておくことも一つのバレーボール文化かな?と。


たくさんすることがある中で、欲張りな発想かもしれませんが・・

身につけたいスキルの要素を考えた時に・・

「あっ9人制があるやん!」と、繋がりましたので本日の記事にしました。


最後まで読んで下さりありがとうございました。

2021年12月13日月曜日

バレーボールの特性から 「相手コート」への対応力!

ネット型のバレーボールは当然「自コート」と「相手コート」がありますね。

いろいろなチームを見ていると・・・
自分のコートの「組織化」は一生懸命なんですが、相手コートに眼がいっていないなあ、ということがある気がしています。


それぞれプレーをするには自コートでの役割やスキルが必要で多くの時間を使って当たり前なのですが・・・
ネットを越えてくる瞬間からしか始まっていないように感じることが多々あって・・・


前記事にも似たようなことを書きましたが・・・



とにかく
「相手コート」「相手コートで起きていること」「相手がしようとしていること」「相手ができなくなったこと」・・・


「相手選手が何をしようとしているのか」「いろいろなことができる状況か?」「できないのか?」などなど・・・・


『ネットの向こう側の状況』を捉えることが絶対に必要だと思います。

「やってくるボールを<受ける(レシーブ)>」からの展開ではなく、

「相手がしようとしてくることへの<対応>」から、

すでに自分たちのプレーは始まるのだということ。

そのために観察力・判断力・行動力・スキル・チームスキルを磨く。


パスの形やレシーブの仕方等を「教えられてきた」子どもたちには難しいことになっているのかもしれません。

基本的な個人のコンタクト・操作のスキルももちろん大事です!


でもこのことは「相手を打ち負かす」ことや「相手より有利になる」「相手の居ないところへボールをやる」などの


「本来のゲーム性」であってしかりで・・


自コートの「形」ではなく・・

ネットをはさんでの応酬・・・
「相手とのやりとり」・・・
『遊び』からであっていいことなんだと思ったりします。

その段階から「相手コート」への意識が持てたらいいのになあ・・ということ・・



練習においては・・・
ネットを挟んであれこれやってみる・・・遊びから入ってもいいと・・・
本当はバレーボールを始める段階で取り組めばよいことなのでしょうけど・・・

だからゲーム形式の練習をする意味が大きい・・・。



練習時間のわずか5〜10分でもいいので
「〜ねばならない」ような「形」ではなくって
「相手コートで起きていることを観察して、次にどうなるか?の判断をし、本の僅かな時間(0.数秒)でも余裕を持って準備できる力をつけて欲しいと考えています。


相手コートに目をやるツールの例として・・・

(すでにみなさん、いろいろ工夫されていると思いますが・・・)


4対4(ブロック2枚:レシーブ2枚・・強打はクロスサイドのみ)
  ・ブロッカーはどこから打ってくるかの判断〜動作
  ・レシーブは2人なので判断してそれぞれセンター&クロスサイドへ移動

アタックライン内の2対2
ほんとに初心者がするような遊びですがウオームアップででもすれば違うかな?

・・・などなど・・・


もう1つは・・・
私はやっぱり「ブロック」を提供したい!


手が出なくても
実際のゲームでしなくても
『相手を見ての対応』が絶対に求められるブロックに取り組んで欲しい!!


初心者であってもその感覚が分かっていけるような・・・
そんなプログラムを作れたら・・・と、現場もないのに思っています(汗)



最後まで読んで下さりありがとうございました。