さて、歴史的初勝利!と思った大事な試合に負け、落ち込んでいる間もなく・・・
もう1試合!!
何が良くなかったのか?
どうすればいいのか? など・・・
すぐさまやってきたこの機会は・・・
ある意味「課題意識が冷めないうちにクリアーできる!!」チャンスでもありました。
試合前の練習にあたって選手たちに・・・
困り果てた・パニックになったこと・・・
助けて欲しい・逃げ出したいといった姿を見せたこと・・・
等がはっきりと弱さとして出てしまったね、と・・・。
そこで私からは・・・
「コートの中では自分が責任を持って、責任を取りきらないといけない!!」
「これはスポーツをしていく人がみんな越えていっている『スポーツマインド』だ」と。
さらに杉山監督から・・・
「コートの中では選手一人一人が責任を果たさないといけない」
「一番大きな責任は監督が背負うから」と。
あやめ野のみんなはすでに・・・
先の試合と打って変わって厳しさが表情に表れている・・・。
さて、練習・・・。
私は選手の気持ちを上げようといつもに増して選手たちと呼応するようにボールを出し始めたが・・・
監督から何度もストップ〜集合がかかる!!
「コーチや監督に盛り上げてもらっててはダメ!!」
「自分たちがやるんだから!!」と。
私自身、ハッとしました。
子どもたちが課題を克服するための言葉がけや指導者の態度等・・・
確かに!!といったところでした。
選手たちの意識や集中度も上がりいざ試合!!
「監督・コーチはあえて何も言わないから」
「自分たちでやりきってみろ!!」と伝えられコートに入ったのでした。
いざ試合!!
1セット目、これまでになく声も出ているがまだまだ中途半端な感じながら奪取!!
まだ、「どう表現したらいいのか?」分からないのかも?的な様子・・・
2セット目、相手のスピードサーブにことごとくやられていく・・・
監督から「甘い!!甘いんだよ〜!!」と檄を飛ばされる!
でも先の試合のような情けなさは見られないが・・・取られてしまう。
さあ、いよいよ表と出るか裏と出るか?
いえ、勝つかどうか?より・・・
「自分たちでやりきろうと仕切れるか?」
ここが・・・
これまで築いてきて・・・
初めての公式戦で感じ味わったことが・・・
自分たちのものとして残って次に向かえるのか?
それとも・・・
また1からやり直しなのか?
最終3セット目
時には「あれれ??」というプレーもありましたが・・・
互いに声を出しかけあっている・・・
レシーブやパスのボールが「きれいでやさしい」・・・
こんなプレーができるほど上達していたんだ!と思わせる姿があちこちに出てきました。
しかし時折監督から「あまいんだよ〜〜!!」の声!!
ん?どこに向かって言ってる??(笑)
そして・・・
見事に勝利!!!!!
公式戦初勝利〜〜〜!!!
やっぱり勝って良かった〜〜〜
でもでも・・・
選手たちは大喜びではありませんでした。
やはりその前に負けてしまったことが悔しかったようです。
ということで・・・
試合的にはステップを踏むことはできませんでしたが・・・
「自分たちがコートでは責任を取るんだ!」といった・・・
スポーツマンとしてとても大切なことに・・・
ダイレクトに触れて感じることができたこのチームは・・・
たいしたもんだ!!!というしかありませんよね。
選手自身がこのような「気付き」を自覚できて立ち向かうことが・・・
いわゆる「あちこちの普通にやっているチーム」にあるでしょうか?
ただ「頑張れ!やれ!」ではないからだったのでは?とも思いませんか?
みなさん、一考の余地ありなのではないでしょうか?
いいプレーができるようになれば勝てることは増えるでしょう
でも
強いチームになるには・・・
今回のような姿勢を持った選手になれることも必要ですよね。
次回はその辺りを含めたもう少し・・・・
最後まで読んで下さりありがとうございました。
バレーボールに関わる人たちが、ステキに輝きながら成長していけるよう祈っています。 バレーボールについて様々な発想・視点を持つことは非常に重要です。ここではいろいろな角度からバレーボールに関して執筆しています。 あなたが知りたかったポイントや気づきを見つけられるかも知れません。 具体的なHOW TOの活動は必要ですが、見方や考え方を広げ、深めることはさらに大切な視点と言えます。 少しでもバレーボールを愛する人たちのお役に立てれば幸いです。
2016年1月26日火曜日
2016年1月25日月曜日
自分の中の「弱虫」に負けた 〜あやめ野中学奮闘記②〜
さて、これまでコツコツと力をつけてきたあやめ野中のみんな・・・
初日は3試合・・・
相手は明らかに実力が上で勝てず・・・これは範囲内・・・・
最初は緊張もあって・・・
サーブがほとんど入らなかったりしましたが・・・
それぞれに良いプレーも出せ・・・
試合の中で上手くいかなかったプレー(例えば、サイドのスピードボールや後方の高いボールの返球など)を次のゲーム前に修正練習をすると・・・
はっきりと自覚的に練習し・・・
次のゲーム内でできていたりと・・・
緊張はありながらも・・・
実感できる状況として意欲的に試合に挑み続けました。
初日、これだけでも・・・
公式戦デビューは意味あるところでした・・・
でも・・・
彼らの本当のデビュー戦の宝物は・・・
2日目にやってくるのでした。
2日目第1試合の相手は勝てる相手(もちろん頑張らないと・・・)・・・
この試合に勝てば・・・
次週の全市大会に繋げることができるんです!!
前日からみんなは意欲満々!!
指導側も「これを勝てればやってきたことの成果を子どもに実感させられる」と・・・
第1セット・・・相手のミスが多く・・・自分たちはいいプレーができ見事に奪取!!
しかし・・・
2セット目・・・ミスといいプレーの状況が逆転し出し・・・惜しくも取られる・・・
そして最終セット・・・
その時は表面上はあまり動揺もない様子で「イケる!!」と意欲的にスタート!!
だが・・・
中盤から・・・
ミスの連続・・・・
次第に連鎖し出し・・・
お見合い・単純なミスの連発!!!
見るからに動揺していてもう泣きそうな表情の生徒も・・・
相手チームはというと・・・
大人しかった選手たちが大きな声を出して意気揚々・・・
なんと対照的な!!
結局、一気に抜け出され・・・負けてしまいました・・・
試合後、選手たちの落ち込みはかなりなものでした(泣いている子も・・・)
さて、ここまでは状況ででしたが・・・
少し見えたことを書いていきます。
初めての公式戦で・・・
1日目、言わば「試合は楽しかった」ような感じと・・・
勝って次週に行けるかもしれない期待感いっぱいの中・・・
それだけにミスが続いた時に「どうしたら?」も初めての経験だったでしょう・・・
でもそれはノウハウではないように見えました・・・。
彼らにとっておそらく初めての混乱・・・
要するに・・・
舞台の上でミスを重ねてどうしようもない気持ち・・・
スポーツの世界で・・・
どのカテゴリーや段階になってもつきまとうであろう・・・
不安や恐怖を乗り越える必要・・・
そのことすらあやめ野中の純粋な子どもたちは経験がなかったのだと・・・
コート上で・・・
「自分の中に『弱虫』が出てきて完全にやられてしまっている」
姿がありました。
どの子にもあることだと思いますが・・・
さてここで一考・・・
では他チームの初めて公式戦で同様の状況になった子が・・・
こんなはっきりと・・・
終わって自覚できるほど『弱虫』と自分で向き合うことができるだろうか??と・・・
ミスが続いたらおそらく同じ気持ちにはなるでしょう・・・
でも、多くいやほとんどの場合・・・
怒られる・・・それ以上に怒鳴られる・・・から・・・
こうしろああしろ!!!・・・
お決まりは・・・・「なぜこんなこともできないのか?!」・・・
実際によく聞きます(今回も度々耳にしました。ぼくははっきり大嫌いです!!)
そうなるとどうでしょうか?
自分の中の弱虫に気付き越えていく何かを見つけるよりも・・・
先生に怒られないことのために必死になる・・・
そんな越え方もあるでしょう・・・
越えられた子は良いのかもしれませんが・・・
そうなれなかった子は・・・???
なんと多くのバレー好きな子どもが辞めていったことか・・・
すみません、少し脱線してしまいました・・・(汗)。
期待感いっぱいの「大一番」に負けてしまい・・・
その原因が技術や経験の差という見方をせず・・・
今までに経験したことがなかった「自分に打ち克つ」といった・・・
一番選手たちが感じたであろうところに焦点化できたことは・・・
この先バレーボールをしていく上で・・・
大きな<ヒント>になったようです。
そうこの段階では・・・・なんとなく・・・
自分の弱虫に負けたと言った気持ちが・・・
それぞれに「分かった」といったところでした。
どうしたら越えていけるんだろう???
選手たちはそこまでは思っておらずでしたが・・・
続きが用意されていたんです〜〜〜〜?!
負けチーム同士の試合がもう1回できる!!!
ということで・・・
その先は・・・
次回にて!!!
最後まで読んで下さりありがとうございました。
初日は3試合・・・
相手は明らかに実力が上で勝てず・・・これは範囲内・・・・
最初は緊張もあって・・・
サーブがほとんど入らなかったりしましたが・・・
それぞれに良いプレーも出せ・・・
試合の中で上手くいかなかったプレー(例えば、サイドのスピードボールや後方の高いボールの返球など)を次のゲーム前に修正練習をすると・・・
はっきりと自覚的に練習し・・・
次のゲーム内でできていたりと・・・
緊張はありながらも・・・
実感できる状況として意欲的に試合に挑み続けました。
初日、これだけでも・・・
公式戦デビューは意味あるところでした・・・
でも・・・
彼らの本当のデビュー戦の宝物は・・・
2日目にやってくるのでした。
2日目第1試合の相手は勝てる相手(もちろん頑張らないと・・・)・・・
この試合に勝てば・・・
次週の全市大会に繋げることができるんです!!
前日からみんなは意欲満々!!
指導側も「これを勝てればやってきたことの成果を子どもに実感させられる」と・・・
第1セット・・・相手のミスが多く・・・自分たちはいいプレーができ見事に奪取!!
しかし・・・
2セット目・・・ミスといいプレーの状況が逆転し出し・・・惜しくも取られる・・・
そして最終セット・・・
その時は表面上はあまり動揺もない様子で「イケる!!」と意欲的にスタート!!
だが・・・
中盤から・・・
ミスの連続・・・・
次第に連鎖し出し・・・
お見合い・単純なミスの連発!!!
見るからに動揺していてもう泣きそうな表情の生徒も・・・
相手チームはというと・・・
大人しかった選手たちが大きな声を出して意気揚々・・・
なんと対照的な!!
結局、一気に抜け出され・・・負けてしまいました・・・
試合後、選手たちの落ち込みはかなりなものでした(泣いている子も・・・)
さて、ここまでは状況ででしたが・・・
少し見えたことを書いていきます。
初めての公式戦で・・・
1日目、言わば「試合は楽しかった」ような感じと・・・
勝って次週に行けるかもしれない期待感いっぱいの中・・・
それだけにミスが続いた時に「どうしたら?」も初めての経験だったでしょう・・・
でもそれはノウハウではないように見えました・・・。
彼らにとっておそらく初めての混乱・・・
要するに・・・
舞台の上でミスを重ねてどうしようもない気持ち・・・
スポーツの世界で・・・
どのカテゴリーや段階になってもつきまとうであろう・・・
不安や恐怖を乗り越える必要・・・
そのことすらあやめ野中の純粋な子どもたちは経験がなかったのだと・・・
コート上で・・・
「自分の中に『弱虫』が出てきて完全にやられてしまっている」
姿がありました。
どの子にもあることだと思いますが・・・
さてここで一考・・・
では他チームの初めて公式戦で同様の状況になった子が・・・
こんなはっきりと・・・
終わって自覚できるほど『弱虫』と自分で向き合うことができるだろうか??と・・・
ミスが続いたらおそらく同じ気持ちにはなるでしょう・・・
でも、多くいやほとんどの場合・・・
怒られる・・・それ以上に怒鳴られる・・・から・・・
こうしろああしろ!!!・・・
お決まりは・・・・「なぜこんなこともできないのか?!」・・・
実際によく聞きます(今回も度々耳にしました。ぼくははっきり大嫌いです!!)
そうなるとどうでしょうか?
自分の中の弱虫に気付き越えていく何かを見つけるよりも・・・
先生に怒られないことのために必死になる・・・
そんな越え方もあるでしょう・・・
越えられた子は良いのかもしれませんが・・・
そうなれなかった子は・・・???
なんと多くのバレー好きな子どもが辞めていったことか・・・
すみません、少し脱線してしまいました・・・(汗)。
期待感いっぱいの「大一番」に負けてしまい・・・
その原因が技術や経験の差という見方をせず・・・
今までに経験したことがなかった「自分に打ち克つ」といった・・・
一番選手たちが感じたであろうところに焦点化できたことは・・・
この先バレーボールをしていく上で・・・
大きな<ヒント>になったようです。
そうこの段階では・・・・なんとなく・・・
自分の弱虫に負けたと言った気持ちが・・・
それぞれに「分かった」といったところでした。
どうしたら越えていけるんだろう???
選手たちはそこまでは思っておらずでしたが・・・
続きが用意されていたんです〜〜〜〜?!
負けチーム同士の試合がもう1回できる!!!
ということで・・・
その先は・・・
次回にて!!!
最後まで読んで下さりありがとうございました。
登録:
投稿 (Atom)