2013年2月24日日曜日

ブロック思考⑤ 〜フォーメーションの軸〜

フォーメーションには・・・・

レセプションとデイグがありますが  (イが小ちゃくならへん(^^;;)

このデイグ・フォーメーションにあたって・・・

よくブロック前提でボード上で説明されたりしていませんかね。



でも結局うるさく指示を出すのはレシーブの位置どりや動き方のシステム。

これをブロックを軸にフォーメーションを丁寧に創り上げようとすれば・・・

ブロックそのものへの考え方も柔軟では場を持ったものになるのではと思っています。

そうそう、ブロックは「第一デフェンス:壁」というのがスタートの発想です。

ブロックが1枚とか2枚とかが基本で言いますが

1.5枚・・・間が空いた状態・・・
ひょっとしたら1.2......くらいでも・・・いや1.0.....+α・・・

ブロックを「止める」と言った発想ではアウトでしょうが

打ってくる「コースを限定する」という考えに立てば
間が空いていてもブロックの意味はとても大きくなると・・・。

状況ごとにフォーメーションをチーム内の約束事として行くことで
より幅の広い視点を持ったチーム・選手へとつながっていくのではと思います。

やはりフォーメーションを考えるにあたっては・・・

ブロックに対する考え方が大きく作用すると!

今は特に

「リード&リアクト」ブロックの時代

そうじゃなかった時代の大人たちは・・・

いろいろと発想を戻したり膨らませたりしつつ

一考すれば面白くなると思うのでした。

読んでくださりありがとうございました。

ブロック思考④ 〜歴史と全日本男子から想う〜

今日は本流れから少し外れますが、こんなのはどうでしょう?

と言う話・・・。

ブロックの歴史と言うか発展は・・・

すみませんが、ザックリといきます。

コミット〜スタック〜リード&リアクトへ。
(それぞれの特徴は、私より専門的具体的なのを見つけて下さい(^^;;)

システムとしては、スプレッドやバンチ
マンツーマンやゾーンなど。

これらはいろんなハイレベルなバレーを追求していく中で生み出され、現在に至っているという事、、、

ですから、誰も彼もが『リード』ブロックをすれば良いというのではなく
それぞれの特徴を知り、目の前の選手やチーム、また対戦相手によって取り組めば良いのだと思います。

形や流行りではなく
あくまで『特徴』だと、、、

このブロックの発展は、アメリカ男子が日本のコンビバレーにどう対処すれば良いのかと
ひたすら考えて編み出した流れだと聞いた事があります。
一説には、イヤイヤロシアだよ!と言ってるとかいないとか。

そこで

今の全日本男子なのですが

高さとパワーでは劣っていることはあきらかだと言う前提で

では、高さが足りない者達が対処できるような

ブロックシステムを考え出すことはできないんだろうか?
ふと、そんなことを思ってしまうのでした。

いろいろな発想をかつては生み出してきた日本、、、
今は、与える与えられる規制の概念の中がほとんどでは?

もう一つ浮かんだことが、、、

それは、丁度発想を豊かに生み出してきた時代のアメリカのコーチ
今まさに日本へやって来られたということで、、、

ひょっとしたら
アメリカ国内の何処かで
高さが足りないチームが
何らかのブロックシステムを
やっていた(試行的にでも)りして、、

まんざら空想でもないんじゃないかと思ったりしています。

そうでなくてもいろいろと考える余地は

全日本に限らず、私達にもあるように思えますが、、、

だからと言うか

ブロックに関して思いを馳せるのは

深い分だけ面白いと思いませんか?

読んで下さりありがとうございました。

2013年2月23日土曜日

ブロック思考③ 〜最も大切と思うこと〜

この間ずっとブロックについて考えてきて・・・

最も大切な「ベース」となることはこれじゃないか!?
と思ったことです。

「ブロック」と言われて・・・
思い浮かぶことは、結構様々ではないでしょうか?

個人的なスキル・・・
ブロック・システム・・・

私が思ったのは・・・

相手コートに眼をやり・・・
相手選手の動き(流れ)を観察・判断して・・・

ブロックをする。

この「相手コート・選手に眼を向ける」・・・

これが最も重要なポイントだと思ったのでした。

そんなの当たり前!と言われるかもしれませんが
レベルがまだ高くない選手たちがどれだけ自分たちのコートで精一杯になっているか
ただ「お決まりの場所」でブロックを跳んでいるか

それは「 ネットの向こう側」をとらえていないからだと言えるのではないでしょうか。

初心者にはブロックは難しい・・・
よく耳にしました。(私も過去ログで触れています)

でも・・・今は・・・

ブロックから(ネットの向こう側から)バレーボールに取り組んでみようよ!

そんな感覚になっている今日この頃です。

(大事なところをザックリいってしまったかも)

読んでくださりありがとうございました。


2013年2月21日木曜日

ブロック思考② 〜ブロックをどう考える?〜

さて、本題に入って行く前に

「ブロック」をどうとらえるか?
少し考えておく必要があると思うのです。

まず個人のスキルとしての「ブロック力」

構えやステップや空中動作の《出来具合》は個人の【見えるブロック力】
それ以外に、ゲームの流れやセッターのくせ等の【観察・判断の力】も大きいのでは。

これだけを思うとブロックは「シャット」が魅力な《オフェンス》?
となるかと思うのですが

それだけで済まないのが、この厄介な「ブロック」で、深いと思う入り口になります。

なんのこっちゃ?!って言われそうですが

一方で

チームとしてのフォーメーション・システムとして活かされるのがまた「ブロック」かと。(このこことは後日アップしますね)

こちらは「攻撃に対して壁となる《デフェンス》?ということになりますよね。

このどちらの側面も念頭に置いて(様々な要素を踏まえた上で)取り組むべき内容だと今の時点では思うところです。

もう一つ・・・
「ブロックに確実はない」という事実と「ブロックがいきる」という観点。

いくらいい状態を作っても僅かにタイミングやコースを外される(外れる)と弾かれるのがブロックで・・・

かと言って、ノーマークなんて好き放題になるだけ・・・じゃあやっぱりブロックだ!や遅れて出した手に当たってチャンス到来!も確か。

それをシステムとして構築していくのが「ブロックシステム」ということなのか?

先日から「ブロック効果率」というのを目にしました。
全くの同感ですが、「どこで効果率を見極める??」ということを見る視点も定まらないのがブロックかと。

要はまだまだ考えて取り組みながら論議もし、構築していけるもの・・・
そう思っています。

ひょっとしたら日本だから?なんてこともよぎったりして(汗)

ともかく・・・

私は今は「ブロックは第一防衛ライン」《デフェンス》をベースに考えて行きたいと思います。

そう考えていくといろいろと見えてくることが多くあります。

初心者からブロックに取り組もうぜ!
そう言いたくなっているこの頃です。

その心は???

次回以降で・・・。

読んでくださりありがとうございました。

ブロック思考① 〜序章〜

ゲーリー・サトウ氏が全日本男子の監督に就任され、弱点は「ブロック」にあるといった報道が出ていました。
(写真勝手にお借りしました・・・いつもながら)

これから日本の中で、「ブロック」に関するいろんな論議がかもし出されて行くことでしょう。

私はとても良いことだと思っています。


そこで私も自分の思うところを晒してみようかと・・・

ブロックに関しては・・・

昨年夏・・・
N国の指導者 I氏のクリニックに参加させて頂いた時の強烈な印象・・・
(その時はインパクトだけが残った)

そして昨年末・・・
A氏のオンラインクリニックで「ブロック」が取り上げられ・・・

そこからどんどん「ブロック」に引き込まれて
いろいろなゲームを「ブロック観点」で勉強しようと
試合会場にワクワクしつつ、足を運んで行ったのでした。


まず・・・

ブロックは・・・

深い!!!

というのが考えて行く上でのスタートでした。

そして・・・

出来るだけ多くの情報を知ることやいろいろな角度からブロックを考えてみることで

私なりの思うところを持つに至っています。

ただ悲しいかな・・・

実践に結びつけられない状態ですので「机上の空論」なのかもしれません。

これから数回は「ブロック」に関して綴っていくつもりでいますので

また覗いてみて下さい。

ご意見等頂ければまた幸いです。

読んで下さりありがとうございました。

2013年2月16日土曜日

トランジッション(切り返し)の鍵は?

相手攻撃からの切り返し・・・トランジッション。

ブロックでのワンタッチから・・・
ディグから・・・

当然いろんなボールがあがる訳で・・・

できるだけ次の展開が有効に組み立てることができるように・・・

日々の練習で・・・
レシーブの精度を上げたり・・・
ボールの持って行きどころを意思疎通したり・・・
スパイカーはブロックからの開き(移動)に取り組んだり・・・
チームとしてセッティングをしたり・・・
取り組まれていると思います。

この間、いろいろとゲームを見ている中で・・・
「ん??」と引っかかったんですが・・・

(すみません、やっぱり感覚なんです私・・・)

違和感を覚えたのは・・・

せっかく上がった・繋いだボール(せっかくという変な感覚があるから?)

それを・・・

最後のアタッカーが「打ち切らない」と・・・
逆に相手に・・・大きな・・・

トランジッション・チャンス!!!!

を与えることになってしまっているように感じた場面が多々見られました。

やみくもに打てばいいということではないのですが・・・

この「トランジッション(切り返し)」の成功の鍵は・・・

「ガツン!!」と打ち切る!!ことにあるのではないかと思うのです。



その上で・・・
相手ブロッカーや空きスペースを見て・・・
決まる確率の高い選択をすることはOKかと・・・

今の私の到達点の一つでした。

どう思われますか??

読んで下さりありがとうございました。

2013年2月5日火曜日

アタッカーに大切な「懐(フトコロ)」

1月・・・女子のプレミアリーグと男子のチャレンジリーグを観て思ったことです。

アタッカーにはネットと自分の間に「懐」があるのってとっても大切だと。

プレミアリーグを観て・・・・

その「懐」をしっかり持っている選手が多くいて・・・

「打つポイント」がいくつもあるんですよね。

おそらく自分のフォームやボールをヒットする感覚をもう持っているんだと思いました。

一方、チャレンジリーグでは・・・

まあ男子と女子なので安易に比較できないのかもしれませんが・・・・

身体が突っ込んでしまって手打ちになってしまったり
いわゆる窮屈な選択肢のない打ち方になっているのを眼にしました。

もちろん男子の方がスピードがあって

力強さも加わることから若干「突っ込んでしまう」ことは想像できますが。

いずれにせよ

ヒットする時には

自分の前にこの「懐」を持つ!ということを

意識して行くことは

初心者からトップ選手まで

大切なことではないかと思ったのでした。

そこに意識があれば修正できることも多々あるようにも思えました。

いかがでしょうか?

読んでくださりありがとうございました。